●山域山名:鳥海山
●山行日程:
the day 1…2015年5月2日:寒河江SA集合→祓川ヒュッテ着(泊)、
the day 2… 2015年5月3日:祓川ヒュッテ→鳥海山→千蛇谷→中島台 祓川ヒュッテ着(泊)
the day 3… 2015年5月4日:祓川ヒュッテ→鳥海山ピストン 山菜狩りOR海の幸コース 祓川ヒュッテ着(泊)
●メンバー:トビ(L)、に(SL)、Pささ(ルート)、杉ちゃん(食当)、シェルパS(食当)、片P(食当)、ちはるちゃん(会計)、チク氏(コーヒー)、おかん(気象)
<5月2日:第1日目・・・みんな一緒に>
★ 先ずは買い物だよね~(3連泊だしね~)
寒河江SAのETC出口から一般道に降りて鳥海に爆走中、
トビ(L)から食当に任命された、杉ちゃん、シェルパS、片Pが、それぞれカート1台分(上下)の食材を買い込む!買い込む!
(マジですか~)
参考:こんなカート3台分、さらにビール2箱(500ml×24、350ml×24)、赤ワイン4㍑、白ワイン4㍑、日本酒1升、竹鶴控えめビン1本:新庄あたりのヨークベニマルにて
★おなかすいたよね~(蕎麦屋にGO!)
ちはるちゃんの検索の腕前は確かだ!
http://210.150.11.191/shikinogakko/
★3日泊お世話になる祓川ヒュッテのお台所事情チェック!
調理道具よし!
調理台よし!
お茶碗よし!
★一先ず、作ってみる?
トビ(L)の指示があるはずもなく
おかんが切る
片P実力を発揮
★よくできました ・・・これだけ食べれば明日は素晴らしい登り&滑りができるハズ!
キュウリのナムルもありました
5月2日の夕食…手巻き寿司、トン汁
めし旨し!海鮮旨し!海苔旨し!
the day 2 片P編 につづく・・・
鍋倉山と新緑
4月下旬の北信州は桜が咲き、新緑が芽生え、春満開。ブナの新緑に期待して鍋倉山に行ってきた。田茂木池(700m)の周りは新緑が始まっていたが山の方はちょっと早かったがツリーホールが目立ち出す斜面は春らしくて、真冬にはない味わいである。道が除雪されているので下から登る必要はなく山頂までは1時間程で登れてしまう。登り返しをして斜面を楽しみ、山頂へは2回登ってしまった。この時期は滑りより、季節の変化を楽しみに山に行くのがいい。
春の陽射しで気持ち良く滑れます。
連続写真?
今年は雪が多いのか除雪が笹ヶ峰キャンプ場まで進んで無く、600m程手前で終わり、道には駐車の列が出来ていた。数年前と比べてひとも増えている感じである。山が流行っているのだなあ。雪が多いおかげで富士見平まで黒沢を使って登ることができ,高谷池ヒュッテには昼頃につく。小屋の周りは軽く遊べる斜面が近くにあり、午後はさくら谷方面、黒沢池方面に滑りに行く者と自由時間を楽しんだ。
翌日、朝は快晴で在ったが、9時頃には曇り始め、火打山に着た時は小雨が降り出した。予報より崩れが早まっているようだ。惣兵エ落谷へ滑り込むのを止めて、早めに下山出来るさくら谷ルートに変更する固めの火打山斜面を降り天狗の庭に行き、さくら谷源頭部に滑り込んだ。雨が降り出しているのでさくら谷はサクサクと30分程で滑り降り、谷から上がった。ここから林道までは平ら森で滑って行けるライン取りがポイントである。以前は早めに南方面に降りてしまい林道への降口に迷ってしまったが今回はルートファインディグが決まり、30分程で林道に出ることが出来た。ここから1時間程歩くて車に着いた。
火打山山行を募集したとき10名となり、どのようにまとめて行こうかと考えていたが皆さんの協力のおかげで無事に終えることができました。小屋での食事は自炊にしてメニューはおでん。全員で分担し食材を持っていき、大根、卵は指示通り出汁で煮てきて頂き、ごぼう揚げを担当したひとは1枚280円の高級品を持って来てくれ、皆の協力で美味しいおでんになったことも含めて皆さん、ありがとうございました。
黒沢の登り
火打山
高谷池ヒュッテを出発。
さくら谷の上部
野沢温泉スキークラブ主催の奥志賀~野沢温泉スキーツアーに参加してきた。毎年4/10に行われ、30年近く続いているそうだ。参加者80人。アルペン、テレマーク、クロカン、BCクロカン、ステップソール、スプリットボードと使う道具はなんでもありで参加者の道具に興味深々である。ツアーは班ごとに行動しリーダーが案内し、コースにも古い標識、事前に付けた赤ふが有り、迷うことはない、地図いらずのお任せツアーであった。私はルートを予想して用意して行き、地図読みを楽しんでいた。ルートは小ピークを超える登りがいくつも有り滑るより歩くところが多い。龍王からの下り、高標山からカヤの平はだらんとした地形で位置確認が難しいところがあった。ツアーの終わりは野沢温泉スキー場トップである毛無山へ斜面を登ってゴールである。登り切ると主催者がビールを用意してあり到着してからのビールは最高のプハーであった。
8:00奥志賀ゴンドラ~9:15竜王~10:30高標山~11:40カヤの平~15:50毛無山 行程約22km
滑るところは少なかったが山スキーを満喫できるいいルートであった。今度は自分でこのルートに来てみたいものです。その時は中で一泊かな。
恒例の女子会山行。今年のメンバーは、杉並のMさん、ランドネのUちゃん、ウルスカ3名(N嬢、S嬢、T)、無所属Kちゃんの6名。Mさんの白馬熱に押され行先は白馬に。当初金山沢をメインにする予定だったが、2週前の季節外れの大雪、前日の雨などの天候から雪の状態が相当不安定なのではという話になり、それでは1日目を小日向山にし、そこから金山沢の様子をみて二日目を決めよう、ということになった。二日目は金山沢かウラヒヨ近辺を候補にした。
一日目の小日向山。妙高まで見渡せるくらいにクリアな快晴。最初の急登で思いのほか時間がかかったが、そこからはペースを上げて、八方尾根のガラガラ沢を眺めながら登る。二股の駐車場ではたくさんの車があったのに、皆金山沢狙いなのか、小日向山に登る人はいないらしい。山頂では眼前に迫る白馬の山を静かに満喫することができ、本当に良い日であった。
白馬槍と杓子岳をバックに@小日向山
結構斜度があり滑りごたえ満点な小日向山
ペンションウッディハートにて濃いような薄いような一晩を過ごし(詳細はN嬢からのコメントを待つ)、翌朝。今年の週末は、雪は今一つだが、快晴で眺望抜群の日が多かった気がするが、二日目の日曜日も例外ではなく、またも快晴。前日二股付近で出会った金山沢帰りの山スキーヤーからの聞き込みや小日向からの観察により、金山沢はそんなに面白くない、という結論になり、ルート経験者U嬢のおすすめもあって裏鵯~若栗の頭~黒川沢~白馬乗鞍スキー場というコースに決定。二日目にしては少々ハードだが、M先輩には逆らえない。
蓮華温泉の講習を終えたTYG12期生&講師陣のグループとゴンドラ乗り場で出会い、早稲田小屋から鵯まであとを付いて行く。前日の土曜日のTYG卒業山行は、蓮華温泉が水道管破損(?)とかで宿泊できなかったため日帰りで木地屋まで抜けたそうだ。
昼ごろ登頂し、そこから滑降。鵯から天狗原付近は雪崩れているところがたくさん見えたが、ウラヒヨのなだらかな斜面は雪も落ち着いていてまるで4月下旬のザラメ雪で楽しく滑れた。
どこを滑ろうかな?見える範囲でも雪崩だらけ。
ウラヒヨの広ーい斜面を気持ちよく滑る。
途中若栗の頭の手前から、先日大雪で行けなかった稗田山の大崩落が見えた。N嬢は何かひらめいたようで、来年の計画およびルート案が楽しみである。最後の黒川沢はひどく雪崩れていた。N嬢も数メートルだが足元が流れ、また途中で会った富山からの山スキーヤーからも3ターンしたところでざーっと雪崩れたと聞き、久しぶりに恐怖を感じ、足が疲れてパンパンだが頑張って逃げるように滑り降りた。
稗田山の大崩落。何かひらめいたN嬢。
黒川沢上部の雪崩。まだ新しい感じのする雪崩。
二日とも登りごたえ&滑りごたえのあるルートで、地図読みもなかなかタクティカル。天気もメンバーも最高で、とても充実した女子山であった。Mさん曰く、年々レベルアップしているとのこと。来年もさらに楽しみである。
三田原山の計画を出していたが、この週は前半がプラス気温でその後降雪している。雪の安定は怪しいだろうと考えていた。三田原山の南斜面を滑るルートは雪の状態が良くなく、楽しく滑ることが出来ないと判断して樹林帯の黒姫山東尾根なら雪がよかろうと計画の変更をする。前回は1月で東尾根のパウダーを満喫したがこの時期はどんな雪が待っているか愉しみである。メンバーはそこそこのテレマーカーの私、TYG8期のMS、その友人MY、ウルスカ入会希望者のYCの4名のテレマーカーだ。
登り始めは日差しがあり気持ちの良いハイクアップであったが稜線に着く頃にはガスが出て視界が悪くなってしまった。20m程視界であるが晴れそうもないので12:30滑り始める。湿り気があるがいい感じの深雪を滑る。つい調子に乗って滑ってしまうとガスのため斜面の変化に気づかず思わね転倒をしてしまう。ガスは里まで晴れることはなく、無線と声出しでメンバーの位置を確認しながら降りていく。高度を下げるごとに変化する雪質は面白い。春はいろいろな雪質が滑れて自分の持っている技を試せるのが私は好きである。クラストの板状の雪を飛ばしながら滑る者、大きめのターンでこなす者、ゴロゴロする者といろいろな意味で今回の東尾根は楽しかった。
見通しが悪いでしょ
満足の一日でした
MYさんはどんな雪もバリバリ滑ってました
乙妻山の山行は途中に天場を作ってから乙妻山北東斜面を滑り、天場で一日の行程を振り返り酒を飲むというもの。ところが天候が良いのは今日一日のみで明日は悪くなる予報なので速攻日帰りの計画に変更した。出発地点である大橋で山スキー学校の知り合いふたりと会う。彼等も乙妻山に行く計画で5:30に出て行った。我々は6:10発となる。林道から佐渡山コルを通り沢沿いを進み乙妻山北東斜面に向かうルートだ。先に行った彼らのトレースを使わせてもらったら佐渡山の山頂を目指していることに気づき、乙妻沢までトラバースし沢に降りてルート修正をする。ミスコースであったがシールで歩くより歩くより楽に沢に行くことが出来てラッキーだった。後に二人組に聞くと佐渡山から滑り降りる計画をしていた。私達は思い込みでコースミスをしてしまった。地図をチェックないといけないなぁ。
沢を抜け、樹林帯を抜けると乙妻山北東斜面のが見えて来る。すでに7、8人が取り付いている。私達はトレースを使わせてもらい登り始める。乙妻山の北東斜面は雪面からの照り返しもあって汗が吹き出し、全員バテ気味であったが2297mの鞍部に着いた。稜線を300m程進んで山頂行くとそこは360度の風景が広がり、自分の滑った火打山、黒姫山が見事に見えるのはうれしい。
2297mの鞍部に戻り北東斜面を滑る。少し重たいが良い雪だ。斜面は広くそれぞれが良さそうなところを滑る降りて行く。リズムに乗ってターンしているとあっという間に滑り降りてしまった。高低差750mはほんの20分だった。
沢まで戻りここから佐渡山のコルまでは登りである。斜度は無いのだが行程の後半疲れが出て足が重い。ヘロヘロになりながら佐渡山のコルに着いた。ここにはウルスカ別パーティーが佐渡山遊びでテントを張っていてバテている私達は水を分けてもらい、行動食を食べてやっとひと息入れることが出来た。私達にとっての峠の茶屋に感謝。ここからは下るだけと安心したのもつかの間、待っていたのはクラスト斜面でバリバリ表面を割りながらのターンに苦労しながら降り林道に着いた。。林道に出れば車まではあっと言う間だ。
6:10大橋~7:55佐渡山稜線1707m~8:30沢~9:20乙妻山北東斜面下~12:10乙妻山山頂着 12:30発~12:50斜面下~14:20~佐渡山コル~15:15大橋
乙妻山北東斜面
どこを滑ったろ
縦横無人に滑りました
かぐら田代駐車場からハイクアップ、駐車場までバスで戻りました。
旅気分満点の山スキーです。
VIDEO
3日目は富良野岳を目指した。白銀荘からは三段山が有名だが、人が多そうなので、ガイドさんも未知の富良野岳の尾根に行ってみることになった。DIさんが体調不良で白銀荘待機に。スキー流し事件を受け、精神的ダメージが疲労につながったのかもしれない。
下山家の若はゲレンデ用ビンディング付き板をレンタルし初のスノーシュー登高。沢を渡り富良野岳ジャイアント尾根取り付き点に向かった。しばらくトラバース気味に登っていった。氷柱の滝を見ながら沢を巻くとジャイアント尾根に取りついた。キックターンを繰り返しながら標高を上げていった。スノーシューの若が悲鳴をあげていた。スキーでのシール登高と比較にならないほどつらいとのこと。ボーダーのYFさんとYSさんはいつものことで難なく登っていった。下山家の若にとって登りはただでさえ苦痛な上に、慣れないスノーシューの彼は、全身から湯気を立てながら登っていた。
沢の渡渉
ハイクアップ
左前方には主峰の十勝岳が天に向かって悠然とそびえていた。そこをバックに外人のパーティーが登ってきた。これが悔しいほど絵になるのだった。森林限界を過ぎたころから横なぐりの強風が吹きつけてきた。立っているのもままならないほどだった。ここでシールを外して隣の尾根まで硬い斜面をトラバースした。
尾根の手前に沢がありノートラックでいい斜面が続いていた。これはいくしかない、ということでこの沢を滑ることに。ガイドさんが様子見を兼ねて滑降。無線でOKサインが出た。ここはじっくりカメラを構え、みんなに被写体になってもらった。雪も良く軽快に滑る様子を収めることができた。みな一様に満足した様子だった。ここから登り返して尾根のオープンバーンを滑り、途中から先ほどの沢を滑降した。斜度もあって満足の滑りとなった。その後はひたすらトラバースして入山地点に戻った。
TMさん
HIさん
YSさん
YFさん
CTさん
YSさん
HIさん
CTさん
この日をもって部長と拙者KKは帰京のため旭川空港に向かった。
帰京
以下、4日目の様子はCTさんからの報告。
これまでの晴天とは打って変わりこの日は荒れ予想。新雪を期待して上忠別岳に向かった。しかし降雪はなく、まるで3月のようなバカ雪。とても滑るどころではなく雪原トレッキングとなった。クマゲラが作った樹穴を見ながらのどかな時間を過ごし、その後は旭川の松尾ジンギスカンでランチを堪能して帰京したとのことでした。
今回のツアー、激パウには当たらなかったが、絶好の晴天が続く記憶に残る山行となった。それにしても今回もいろいろやらかしたものである。来年の珍道中を思いながらペンを置くこととしたい。