GW鳥海山(祓川ヒュッテ怒涛の3連泊)…the day 2
nisshyさまに壁パス的リレーを命じられて超動揺!!
ご指名とあらば僭越ながら2日目と3日目をを担当させていただきます。
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<5月3日:第2日目・・・みんな一緒に 祓川ヒュッテ~七高山~千蛇谷(予定)>
ところで今年の気候はおかしいぞ。買い出しをした新庄では灼熱の太陽が降り注いでまるで真夏。山小屋での海鮮手巻きずしもこの時期の鳥海では楽勝、とたかをくくってたけど、とんでもなかった。この暑さじゃ刺身がもたねーよー。痛まないように氷で包んで慎重に小屋に運んだ。その甲斐あって昨夜の食当もなんとか無事に終えることができたとさ。
さーてこの暑さ。鳥海に向かう山道に入ったときからやな感じ。祓川駐車場に着いたら不安に。
「雪がない」のだ。
鳥海山もやたらと黒い部分が目立ってた。いつもと比べてぜんぜん雪がない。ヒュッテの管理人さんに聞いてみた。
「中島台は厳しいと思うよ、というよりお勧めしないね」←暗に止めとけと・・・。
先行者の情報だと雪が少なすぎて、標高900m付近から超ヤブとのこと。中島台の等高線が広くなるところは単なる修行の場だってさ。”トビ”リーダーから「計画変更」のお告げが。
「あしたは七高山に登って、状況を見て千蛇谷を滑って登り返しまーす」
ということで2日目のはじまりはじまりー。
ヒュッテの部屋から美しい日の出を堪能、昨夜のトン汁の残り汁でうどんを食べて出発。
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それにしてもこの暑さは異常だよ。ハードシェルどころかミッドウェアもいらないね。多くのスキーヤーが超薄着。大汗かいておよそ1時間で七ツ釜滝避難小屋に。ここで行程の1/3。これからが核心部。クラックを横目に急坂を巻きながら登った。
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山頂が迫ってきたぞ。最後の急坂を休み休み登って約3時間半で七高山についた。山頂にはすぐ隣に新山が対峙、その左奥には千蛇谷の谷筋がおいしそうにのびてた。
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ここで3手に分かれた。ここから滑り返す者、カラ身で新山を目指す者、千蛇谷を滑って登り返す者。もちろん小生は千蛇谷隊に参加。うわさに聞く千蛇谷はぜひとも見ておきたかったからね。
スキーを背負って千蛇谷源頭を目指した。外輪山を少し進んで岩の崖を下った。雪は皆無。ザックのスキーが岩に引っかかった。雪が残って凍ってたらこれ以上難儀しただろうなー。
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崖をおりたところで別の一隊は新山へ。われわれは先に見えるノドのところまで慎重にトラバース。いよいよ滑走!ほどよいザラメ斜面を軽快にターン。滑るほど谷はどんどんどんどん広がった。2つ目のカーブを越えた途端、絶景が飛び込んできた。そこには広々としたカール状の斜面が日本海に向けて延々と。それはまるで我が国とは思えない圧倒的な光景。なるほどこの千蛇谷、多くのスキーヤーを魅了するわけだね。なっとく。
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調子こいて滑りすぎると登りかえしがつらい、といってたのもつかの間、「あそこまでね」と約束した岩場をnisshyさまが爆速で滑り過ぎてった。アドレナリン全開だったのね。
七高山への登りとあいかわらずの暑さで登りかえしがつらい。あえぎながら源頭部まで帰ってきた。
せっかくなので、鳥海山最高地点の新山を目指すことに。そのころから日が陰って冷たい風が肌をかすめた。思わずシェルを羽織った。荷物をデポしてカラ身で登った。 最後は岩登りをしながら15分ほどで新山に到着。狭い山頂で集合写真をパチリ。祝!100名山登頂ー。
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再び七高山に戻った。無線で“トビ”リーダーに、ビール6本しっかり冷やしといてねとお願いしてドロップイン。山頂からいい感じのザラメが続いた。クラックに注意しながらどんどん滑っていった。なんかスキーが滑らないぞ?ワックスが合わないから?この原因は既出のsasakiさんの報告を参照されたし。
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ということで、3日目もこうご期待。