そろそろ雪景色が恋しい時期に、みなそわそわ。
春のM家的ロングなスキーツアー動画アップします。
初日は日が暮れるかと思いました。
以上
<5月4日:第3日目・・・ちょいと山スキー&海鮮丼と山菜採り>
3日目。
きょうはスキーとボードで別行動。 ボード隊は七高山目指して登れるところまで登るらしい。 スキー隊はガイド本に載っていた黒森ルートをたどる計画。 午後から雨らしく、午前中には切り上げそれぞれ下界に下って温泉につかり、海鮮丼ツアーやら山菜採りとやらにしけこむことにした。
この朝、あいかわらず美しいご来光で目覚めた。 スキー組のPさささんと小生で今日のルートの終点にクルマをデポりにいった。 早朝の朝陽をあびるブナの新緑が美しい。林道をしばらく進むとたくさんのクルマが道ばたに。 ほとんどが他県ナンバー。ガイド本の影響かな?
おそらくルートの終点だろうこの辺の雪の状態は極めてよくない。昨日のストップ雪?PM2.5?のことを考えると、くだりとはいえ苦行になること間違いなし。 計画はあえなく断念。 夏道がある猿倉ルートに変更。避難小屋まで登って猿倉口まで滑ることにした。
ヒュッテからは一足先にボード隊が出発。トビリーダーとチク氏はボード隊に合流。スキー隊もあとを追った。
登高開始。しかーし、きょうも暑い。汗が噴き出てくる。 避難小屋への最後の急登は避けて左側から巻いた。ヤブを越えて尾根に出ると赤布が見えてきた。猿倉ルートだ。沢筋を登ると避難小屋に出た。
出発! |
ハイクアップ |
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少し休んで滑走開始。 楽しいのは最初だけ。くだるにつれてスキーが滑らなくなってきた。 昨日と同じ。 鳥海山をバックに滑降シーンを収めようとカメラを構えたが、スキーがまったく走らずみな苦笑い。 あまりの滑らなさにスキーをみるとソールが真っ黒。スクレーパーをあてるとベトベトしたオイルのようなものが削れてくる。その先で休んでいたパトロールの人たちもこの現象に首をかしげてた。
去年まではなかったそうだ。
滑らねー |
すべりまへーん |
滑んなーい |
ちはるさん、沢に滑り込む |
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ところでこの現象。犯人はどうやらブナの冬芽のようだ。ブナは、冬の間に葉を保護していた冬芽の殻を破って芽吹く。そして用なしの殻は雪の上におちる。例の油のようなモノの正体はこの殻に含まれているヤニのようなのだ。今年は冬芽の当たり年とのこと。たしかにきのう七高山から滑ったときも、標高が高い森林限界のところは軽快に滑れ、標高が低くなる、つまりブナが現われてくるにつれて滑らなくなってきたことともピタリと符合する。この現象、PM2.5でないことを祈るばかりだ。
ブナのヤニ |
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ところでブナの新緑は美しい。残雪の山肌と抜けるような青空に新緑がよく映える。滑らない 板で四苦八苦しながら猿倉口駐車場までおりてきた。
新緑のブナ |
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山菜採りと温泉の準備のため一旦ヒュッテに戻った。まもなくボード隊も帰ってきた。登高家のチク氏がひとりダッシュで七高山まで登ったらしい。ボード隊は海鮮丼を食するためトビリーダーのクルマで海辺に向かって出発。間際にかれらから、
「コシアブラのお浸しが食べたーい!」
「今夜は山菜のてんぷらがいい!」
などと好き勝手な妄想が。
われわれはプレッシャーを胸に今夜のおかず「コシアブラ」を確保するため山を下った。途中の雪が消えたあたりの森を探索した。コシアブラは標高の見定めが肝心だ。狙いは大当たり!で旬まっさかりのコシアブラがここかしこに群生してた。つけてきたnisshyさまとちはるさんが合流。2人ともコシアブラ採りは初めて。最初は戸惑ってたものの、目がなれてくると自力で探せるまでになってた。どうやら「コシアブラ目」になったようだ。こうなると面白いようにコシアブラが目に飛び込んでくる。そしてこの境地に達すると、クルマで移動中も車中から無意識にコシアブラを探す自分がいることに気づく。こうして「コシアブラ病」患者となっていくのだ。ご愁傷様~。
コシアブラ |
コシアブラに収穫 |
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収穫に満足しながら温泉へ。向かった「鳥海荘」は立派な施設で温泉もリーズナブル。さっぱりして祓川ヒュッテに戻った。途中で雨が降り始めた。雨でモヤがかかる残雪のブナ林は見事だった。思わず車を止めシャッターを切った。
その晩はシェルパすずき君のメインディッシュとコシアブラづくしで舌づつみを打った。
こうして怒涛の3夜目も大いに盛り上がった、のでした。
夕餉 |
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4日目は帰京するのみ、ですが、、、
nisshyさま、怒涛の3連泊、主任(トリ)を飾ってくださいませ!!
nisshyさまに壁パス的リレーを命じられて超動揺!!
ご指名とあらば僭越ながら2日目と3日目をを担当させていただきます。
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<5月3日:第2日目・・・みんな一緒に 祓川ヒュッテ~七高山~千蛇谷(予定)>
ところで今年の気候はおかしいぞ。買い出しをした新庄では灼熱の太陽が降り注いでまるで真夏。山小屋での海鮮手巻きずしもこの時期の鳥海では楽勝、とたかをくくってたけど、とんでもなかった。この暑さじゃ刺身がもたねーよー。痛まないように氷で包んで慎重に小屋に運んだ。その甲斐あって昨夜の食当もなんとか無事に終えることができたとさ。
さーてこの暑さ。鳥海に向かう山道に入ったときからやな感じ。祓川駐車場に着いたら不安に。
「雪がない」のだ。
鳥海山もやたらと黒い部分が目立ってた。いつもと比べてぜんぜん雪がない。ヒュッテの管理人さんに聞いてみた。
「中島台は厳しいと思うよ、というよりお勧めしないね」←暗に止めとけと・・・。
先行者の情報だと雪が少なすぎて、標高900m付近から超ヤブとのこと。中島台の等高線が広くなるところは単なる修行の場だってさ。”トビ”リーダーから「計画変更」のお告げが。
「あしたは七高山に登って、状況を見て千蛇谷を滑って登り返しまーす」
ということで2日目のはじまりはじまりー。
ヒュッテの部屋から美しい日の出を堪能、昨夜のトン汁の残り汁でうどんを食べて出発。
ご来光 |
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それにしてもこの暑さは異常だよ。ハードシェルどころかミッドウェアもいらないね。多くのスキーヤーが超薄着。大汗かいておよそ1時間で七ツ釜滝避難小屋に。ここで行程の1/3。これからが核心部。クラックを横目に急坂を巻きながら登った。
快晴の鳥海山 |
出発 |
ハイクアップ |
直登できるか? |
避難小屋のあたり |
ハイクアップ |
山頂が迫ってきたぞ。最後の急坂を休み休み登って約3時間半で七高山についた。山頂にはすぐ隣に新山が対峙、その左奥には千蛇谷の谷筋がおいしそうにのびてた。
もうひと踏ん張り |
Pさささん |
ちはるさん |
人力で運んだらしい |
三角点 |
七高山から千蛇谷 |
ここで3手に分かれた。ここから滑り返す者、カラ身で新山を目指す者、千蛇谷を滑って登り返す者。もちろん小生は千蛇谷隊に参加。うわさに聞く千蛇谷はぜひとも見ておきたかったからね。
スキーを背負って千蛇谷源頭を目指した。外輪山を少し進んで岩の崖を下った。雪は皆無。ザックのスキーが岩に引っかかった。雪が残って凍ってたらこれ以上難儀しただろうなー。
千蛇谷源頭へ |
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崖をおりたところで別の一隊は新山へ。われわれは先に見えるノドのところまで慎重にトラバース。いよいよ滑走!ほどよいザラメ斜面を軽快にターン。滑るほど谷はどんどんどんどん広がった。2つ目のカーブを越えた途端、絶景が飛び込んできた。そこには広々としたカール状の斜面が日本海に向けて延々と。それはまるで我が国とは思えない圧倒的な光景。なるほどこの千蛇谷、多くのスキーヤーを魅了するわけだね。なっとく。
調子こいて滑りすぎると登りかえしがつらい、といってたのもつかの間、「あそこまでね」と約束した岩場をnisshyさまが爆速で滑り過ぎてった。アドレナリン全開だったのね。
七高山への登りとあいかわらずの暑さで登りかえしがつらい。あえぎながら源頭部まで帰ってきた。
登り返し
せっかくなので、鳥海山最高地点の新山を目指すことに。そのころから日が陰って冷たい風が肌をかすめた。思わずシェルを羽織った。荷物をデポしてカラ身で登った。 最後は岩登りをしながら15分ほどで新山に到着。狭い山頂で集合写真をパチリ。祝!100名山登頂ー。
新山登頂 |
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再び七高山に戻った。無線で“トビ”リーダーに、ビール6本しっかり冷やしといてねとお願いしてドロップイン。山頂からいい感じのザラメが続いた。クラックに注意しながらどんどん滑っていった。なんかスキーが滑らないぞ?ワックスが合わないから?この原因は既出のsasakiさんの報告を参照されたし。
ドロップイン ”に”さま |
ドロップイン Pさささん |
ドロップイン チク氏 |
だいぶおりてきた |
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ということで、3日目もこうご期待。
かぐら田代駐車場からハイクアップ、駐車場までバスで戻りました。
旅気分満点の山スキーです。
3日目は富良野岳を目指した。白銀荘からは三段山が有名だが、人が多そうなので、ガイドさんも未知の富良野岳の尾根に行ってみることになった。DIさんが体調不良で白銀荘待機に。スキー流し事件を受け、精神的ダメージが疲労につながったのかもしれない。
下山家の若はゲレンデ用ビンディング付き板をレンタルし初のスノーシュー登高。沢を渡り富良野岳ジャイアント尾根取り付き点に向かった。しばらくトラバース気味に登っていった。氷柱の滝を見ながら沢を巻くとジャイアント尾根に取りついた。キックターンを繰り返しながら標高を上げていった。スノーシューの若が悲鳴をあげていた。スキーでのシール登高と比較にならないほどつらいとのこと。ボーダーのYFさんとYSさんはいつものことで難なく登っていった。下山家の若にとって登りはただでさえ苦痛な上に、慣れないスノーシューの彼は、全身から湯気を立てながら登っていた。
沢の渡渉 |
ハイクアップ |
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左前方には主峰の十勝岳が天に向かって悠然とそびえていた。そこをバックに外人のパーティーが登ってきた。これが悔しいほど絵になるのだった。森林限界を過ぎたころから横なぐりの強風が吹きつけてきた。立っているのもままならないほどだった。ここでシールを外して隣の尾根まで硬い斜面をトラバースした。
尾根の手前に沢がありノートラックでいい斜面が続いていた。これはいくしかない、ということでこの沢を滑ることに。ガイドさんが様子見を兼ねて滑降。無線でOKサインが出た。ここはじっくりカメラを構え、みんなに被写体になってもらった。雪も良く軽快に滑る様子を収めることができた。みな一様に満足した様子だった。ここから登り返して尾根のオープンバーンを滑り、途中から先ほどの沢を滑降した。斜度もあって満足の滑りとなった。その後はひたすらトラバースして入山地点に戻った。
TMさん |
HIさん |
YSさん |
YFさん |
CTさん |
YSさん |
HIさん |
CTさん |
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この日をもって部長と拙者KKは帰京のため旭川空港に向かった。
帰京 |
以下、4日目の様子はCTさんからの報告。
これまでの晴天とは打って変わりこの日は荒れ予想。新雪を期待して上忠別岳に向かった。しかし降雪はなく、まるで3月のようなバカ雪。とても滑るどころではなく雪原トレッキングとなった。クマゲラが作った樹穴を見ながらのどかな時間を過ごし、その後は旭川の松尾ジンギスカンでランチを堪能して帰京したとのことでした。
今回のツアー、激パウには当たらなかったが、絶好の晴天が続く記憶に残る山行となった。それにしても今回もいろいろやらかしたものである。来年の珍道中を思いながらペンを置くこととしたい。
2日目。
白樺荘の展望台からは朝陽を浴びる旭岳のくっきりとした全容が眺められた。今日も晴れそうだ。これからあの山頂を目指す。
白樺荘から旭岳 |
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朝食後、旭岳スキー場に向かった。そこはうわさ通り外人だらけ。ここ数年で一気に増えたらしい。ロープウェイで登山口へ。眼前には抜けるような青空のもと、旭岳がどっしりと構えていた。地獄谷からは噴煙が立ち登り、それを取り囲むように尾根が続いていた。これから約3時間のハイクアップだ。南側の尾根に取り付いた。登高する一行と旭岳がなかなかの絵になった。百名山だけあって一般登山者も多かった。南側には十勝連峰が峰々をつないでいた。そのはるか向こうには芦別岳と夕張岳が見えていた。大きく切れ込んだクワウンナイ川の源頭にはトムラウシ山が鎮座し、西のはるかかなたには羊蹄山や暑寒別岳がその白い山頂を浮かべていた。360度絶景の大パノラマが展開していた。
旭岳をバックに |
地獄谷を抱く旭岳 |
旭岳を目指す |
絶景!十勝連峰 |
ハイカー |
あれが旭岳 |
トムラウシ山 |
トムラウシと十勝平野の雲海 |
阿寒岳 |
ツボ足登高 |
7合ぐらい登ったところからツボ足となり、山頂に近づくにつれて風が出てきた。山カゲから東の方が覗いてきた。その先には阿寒岳が見えていた。そうしていよいよ旭岳山頂(2291m)に着いた。厳冬期に北海道の最高地点に到達できたのは運がいい。山頂からも絶景がぐるりと繰り広げられていた。
もうすぐ山頂 |
祝!旭岳登頂 |
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しばらく大パノラマを堪能して滑走開始。山頂付近はカリカリのアイスバーンだった。北西斜面を慎重にトラバースしながら滑走斜面を探した。偵察に行ったガイドさんが戻ってきた。やはり南斜面は雪が着いていないよう。北東斜面を滑り、途中からトラバースしながら南斜面に回り込むことにした。波状にカリカリとなった斜面をおそるおそる滑った。足への負担も相当だった。
北斜面を滑る |
カリカリ斜面 |
ガリガリ |
アイスバーン |
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ここでお約束、またしても若がやってくれた。なかなかおりてこないと思ったら無線でビンディング破損の連絡が。このアイスバーンで若の巨体を支えきれずフロント部分が真っ二つに割れてしまったようだ。板を背負って歩いておりてきた。「下山家」(GEZANKA)の誕生である。下山家とは山を下ることを専門とする者のことをいう。「下山家、出発します」と言っておりていく姿にはさすが専門家といった風格が漂っていた。下山家を横目にわれわれはパウダーになってきた斜面を堪能した。滑るたびにそのうしろを下山家が悠然と歩いてくる、こんな光景が何度か続いた。相変わらずの眺望と圧倒的スケールの雪原を満喫しながらゴンドラ降り場に戻ってきた。
下山家が行く |
大雪原を行く下山家 |
堂々たる下山家 |
雄気堂々 |
大雪原のトラバース |
絶景十勝 |
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ゴンドラで下りる下山家と別れ、われわれはスキー場を滑りおりた。どの斜面にも隙間なくシュプールが描かれていた。外国人の仕業だそうだ。「パウダーを求めるこの執着心には感服します」とはガイドさん。見渡す限りのパウダー斜面すべてにシュプールがついていた。 こうして2日目が終了した。
この日は絶好の厳冬期登山となった。 一行は白銀荘に向かった。道中に見た夕陽に映える十勝連峰は圧巻だった。オプタテシケ山のハート形の火山壁もはっきり見えた。山々は真っ白な雪に覆われていた。
十勝連峰
白銀荘は噂通りの施設で、町営とは思えないほどきれいだった。温泉が格別だったのはいうまでもない。
白銀荘 |
ウルスカ恒例になりつつある北海道ツアーに行ってきた。
すったもんだの珍道中を3回に分けてお届けしたい。
■メンバー
L:CTさん、SL:DIさん、TMさん、HIさん、YSさん、DFさん、KKの7人+ガイドさん
■日程
<1日目:2/20>
旭川空港からお迎えのガイドさんの車で黒岳スキー場へ移動し黒岳ロープウェイとリフトを乗り継いでゲレンデトップへ。黒岳の肩までハイクアップしてオープンバーンを滑降。登り返して沢を滑降。白樺荘泊。
<2日目:2/21>
白樺荘から旭岳スキー場へ。ロープウェイでスキー場トップへ。ハイクアップで旭岳登頂。北西斜面を滑降しトラバースしながらスタート地点へ。スキー場を滑降し終了。白銀荘泊。
<3日目:2/22>
白銀荘から車で富良野岳尾根の取り付き点へ。堰堤上部を渡渉しハイクアップスタート。ジャイアント尾根を登高し森林限界を過ぎたあたりから右の尾根にトラバース。途中のノートラックの沢を滑降。登り返して尾根上のオープンバーンを滑り、途中から先ほどの沢に入り込んで滑降。トラバースしてスタート地点へ。TMさんとKKは帰京のため旭川空港へ。白樺荘泊。
<4日目:2/23>
白樺荘から上忠別岳に移動。雪質が悪く滑走できず、ネイチャートレッキングとなる。早々に切り上げて、旭川でグルメ散策後帰京。
*****
突っ込みネタが尽きないのはウルスカ山行毎度のこと。今回の珍道中、誰が何をやらかすのやら・・・。
まずは1日目。
早朝の羽田空港。KK(拙者)のザックがX線検査装置を抜けたとたん、係員があわててかけ寄ってきた。「なにかノコギリ的なものが映ってますが・・・」。しまった!スノーソーを入れっぱなしだった。その一部始終を一行がニヤニヤしながら見ていた。「しめしめ、朝からいいネタいただいたぜ!!」と言わんばかりの笑み。しばらくこのネタでいじられることになるだろう。まったくの不覚だった。他にも2人が引っかかったようで、YSさんのショベルは宅急便で強制送還となった。朝からドッタバタ。今回も出だしは上々だ。
旭川空港で地元のガイドさんと待ち合わせ。今年は雪が極端に少ない上にここ最近はほとんど降っていないとのこと。激パウは期待できないかも。一方天気は最高でここ3日間は晴天が続きそうだった。2日目がもっとも安定するらしく、翌日に旭岳山頂を目指すことにし、今日は黒岳を訪れることになった。
旭川空港 |
クルマに乗り込み黒岳スキー場へ向かった。ツアー中はガイドさんが運転してくれるため楽ちん。車中では部長(TMさん)が舌好調。手荷物検査ネタで容赦なしの攻撃が続けられた。
出発準備 |
移動中 |
2時間ほどで黒岳スキー場のロープウェイ乗り場についた。黒岳スキー場は厳冬期に閉鎖し前日に再オープンしたとのこと。平日ということで駐車場はまばらだった。ロープウェイでスキー場へ。スキー場のブログに載せたいとのことで集合写真を撮られた(その夜、ちゃんと載ってました)。黒岳の雄姿を正面にリフトに乗ること15分でスキー場トップに着いた。
黒岳スキー場へ |
黒岳を正面に |
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さっそくシールを付けて登高開始。雪面が硬くクトーを着けることに。ここで若(HIさん)がやってくれた。スキーより幅の狭いクトーを持ってきたらしい。「何本もスキー持ってっから間違うんだよ」「一番大きいの持ってくりゃいいんだよ」・・・。ここぞとばかりボコボコに。やれやれ先が思いやられる。
登高開始 |
黒岳を目指す |
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肩のあたりまで登ったところで山頂付近がガスに覆われてきた。できれば登頂したかったがガイドさんの判断で滑ることに。いい感じのオープンバーンをガイドさんが先行し我々も続いた。そこそこのパウダーで十分楽しめた。
さあ滑るぞー |
夢の跡 |
登り返そうとシールを着けていると。またまたやってくれました。DIさんの板が猛烈な勢いで斜面を滑りおりていった。いったいどこまで流れたのやら・・・。「状況によっては登り返しは中止します」といってガイドさんが回収しにいった。この上のおいしい沢斜面が滑れなくなるかもしれない、と思ったとたん、DIさんに向けて「今夜のビール、ごちそうになりまーす」「ガイドさんにはワイン1本だな」と猛攻撃が始まった。そこにはうなだれたDIさんが・・・。無線で「回収しました。15分ほどで上がります」との連絡が。途中の木に引っかかっていたらしい。最悪の事態は免れたようだ。ガイドさんが一本の板を背負って登ってきた。「さあ、これから板の授与式が始まります。みなさんカメラの準備はOKですか」これでもかと若がたたみかけた。
板到着! |
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登り返して沢を滑り、樹林帯を抜けて戻った。すったもんだの1日目はこれにて終了。大雪山白樺荘で温泉につかって就寝となった。
翌朝の白樺荘 |
既出(0110、11.12野沢温泉スキー)の詳細版です。
野沢温泉をベースに2泊3日の計画。初日は野沢のパウダーゲレンデで足慣らし。2日目はふた手にわかれて山に分け入った。われわれは恒例の鍋倉山を目指した。メンバーは、リーダーのM部長、不死鳥のIさん、ウルスカ四姉妹長女のNさんと次女Tさん、そして新入部員で下僕の小生K。
温井集落最奥からシールをつけて出発。去年より明らかに積雪が多く歩きやすい。先行パーティのトレースがあって楽ちん。まもなく2人のパーティに追いついた。「ためしにスノーシューでいこうとしたけど、ダメだね」相当苦戦していたようす。その先にもトレースがついていてこれが絶妙のルートであった。次女のTさんが順調に先導していった。途中の急斜面はキックターンでジグを切った。部長が苦戦。「板が長いから」ですよね、部長!部長を戸惑わせる板の方が悪い、のです、ハイ。
そこはブナの鍋倉山。登るほどに見事なブナが迎えてくれた。フェニックスIさんと次女のTさんが軽快に登っていった。これほどまで綺麗なブナの山にはなかなかお目にかかれない。山スキーヤー冥利に尽きる。
2時間半ほどで山頂に着いた。先行の3人が滑降の準備をしていた。記念撮影もほどほどに森太郎に会いに行くということで滑降開始。
次女のTさんが沢底に乗り上げて転倒。ここはスパルタの当会。助けるどころか鬼の首をとったかのごとく、もがいているようすをしっかり記録。
ところで上のお姉さんはすごかった。森太郎そっちのけでおいしそうな斜面をがんがん攻めていった。お姉さんの野生の感でたどった斜面は超面白かった。森太郎に会うことはできなかったが、それ以上に楽しい滑りを堪能した。あっという間に滑り下りトレースをたどって車に戻った。
あ~、楽しかった。
番外編
昼前に下山したので、足を延ばして「富倉そば」を食べてきました。そば屋のお母さん(82歳)が、これまた部長をもてあそぶほど老獪な方。この超キャラ、なるほどテレビの取材が殺到するのもうなずけた。ちなみにそばはたいへんおいしかったです。
鍋倉山はあそこ? |
楽しいシール登高 |
ジグザグ |
部長苦戦 |
ブナの山を登る |
ブナの山を登る |
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ブナの山を登る |
ブナの山を登る |
美しいブナ |
もうすぐ山頂 |
一応鍋倉山頂です。 |
もがく次女 |
華麗なる滑走 |
富倉そば |