0220-23北海道ツアー 3日目(2/22)
3日目は富良野岳を目指した。白銀荘からは三段山が有名だが、人が多そうなので、ガイドさんも未知の富良野岳の尾根に行ってみることになった。DIさんが体調不良で白銀荘待機に。スキー流し事件を受け、精神的ダメージが疲労につながったのかもしれない。
下山家の若はゲレンデ用ビンディング付き板をレンタルし初のスノーシュー登高。沢を渡り富良野岳ジャイアント尾根取り付き点に向かった。しばらくトラバース気味に登っていった。氷柱の滝を見ながら沢を巻くとジャイアント尾根に取りついた。キックターンを繰り返しながら標高を上げていった。スノーシューの若が悲鳴をあげていた。スキーでのシール登高と比較にならないほどつらいとのこと。ボーダーのYFさんとYSさんはいつものことで難なく登っていった。下山家の若にとって登りはただでさえ苦痛な上に、慣れないスノーシューの彼は、全身から湯気を立てながら登っていた。
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左前方には主峰の十勝岳が天に向かって悠然とそびえていた。そこをバックに外人のパーティーが登ってきた。これが悔しいほど絵になるのだった。森林限界を過ぎたころから横なぐりの強風が吹きつけてきた。立っているのもままならないほどだった。ここでシールを外して隣の尾根まで硬い斜面をトラバースした。
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尾根の手前に沢がありノートラックでいい斜面が続いていた。これはいくしかない、ということでこの沢を滑ることに。ガイドさんが様子見を兼ねて滑降。無線でOKサインが出た。ここはじっくりカメラを構え、みんなに被写体になってもらった。雪も良く軽快に滑る様子を収めることができた。みな一様に満足した様子だった。ここから登り返して尾根のオープンバーンを滑り、途中から先ほどの沢を滑降した。斜度もあって満足の滑りとなった。その後はひたすらトラバースして入山地点に戻った。
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この日をもって部長と拙者KKは帰京のため旭川空港に向かった。
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以下、4日目の様子はCTさんからの報告。
これまでの晴天とは打って変わりこの日は荒れ予想。新雪を期待して上忠別岳に向かった。しかし降雪はなく、まるで3月のようなバカ雪。とても滑るどころではなく雪原トレッキングとなった。クマゲラが作った樹穴を見ながらのどかな時間を過ごし、その後は旭川の松尾ジンギスカンでランチを堪能して帰京したとのことでした。
今回のツアー、激パウには当たらなかったが、絶好の晴天が続く記憶に残る山行となった。それにしても今回もいろいろやらかしたものである。来年の珍道中を思いながらペンを置くこととしたい。