0220-23北海道ツアー 2日目(2/21)

By , 2015年2月23日 2:10 PM

2日目。

白樺荘の展望台からは朝陽を浴びる旭岳のくっきりとした全容が眺められた。今日も晴れそうだ。これからあの山頂を目指す。


白樺荘から旭岳

白樺荘から旭岳

朝食後、旭岳スキー場に向かった。そこはうわさ通り外人だらけ。ここ数年で一気に増えたらしい。ロープウェイで登山口へ。眼前には抜けるような青空のもと、旭岳がどっしりと構えていた。地獄谷からは噴煙が立ち登り、それを取り囲むように尾根が続いていた。これから約3時間のハイクアップだ。南側の尾根に取り付いた。登高する一行と旭岳がなかなかの絵になった。百名山だけあって一般登山者も多かった。南側には十勝連峰が峰々をつないでいた。そのはるか向こうには芦別岳と夕張岳が見えていた。大きく切れ込んだクワウンナイ川の源頭にはトムラウシ山が鎮座し、西のはるかかなたには羊蹄山や暑寒別岳がその白い山頂を浮かべていた。360度絶景の大パノラマが展開していた。

旭岳をバックに

旭岳をバックに


地獄谷を抱く旭岳

地獄谷を抱く旭岳


旭岳を目指す

旭岳を目指す


絶景!十勝連峰

絶景!十勝連峰


ハイカー

ハイカー


あれが旭岳

あれが旭岳


トムラウシ山

トムラウシ山


トムラウシと十勝平野の雲海

トムラウシと十勝平野の雲海


阿寒岳

阿寒岳


ツボ足登高

ツボ足登高

 

7合ぐらい登ったところからツボ足となり、山頂に近づくにつれて風が出てきた。山カゲから東の方が覗いてきた。その先には阿寒岳が見えていた。そうしていよいよ旭岳山頂(2291m)に着いた。厳冬期に北海道の最高地点に到達できたのは運がいい。山頂からも絶景がぐるりと繰り広げられていた。

もうすぐ山頂

もうすぐ山頂


祝!旭岳登頂

祝!旭岳登頂

 

しばらく大パノラマを堪能して滑走開始。山頂付近はカリカリのアイスバーンだった。北西斜面を慎重にトラバースしながら滑走斜面を探した。偵察に行ったガイドさんが戻ってきた。やはり南斜面は雪が着いていないよう。北東斜面を滑り、途中からトラバースしながら南斜面に回り込むことにした。波状にカリカリとなった斜面をおそるおそる滑った。足への負担も相当だった。

北斜面を滑る

北斜面を滑る


カリカリ斜面

カリカリ斜面


ガリガリ

ガリガリ


アイスバーン

アイスバーン

 

ここでお約束、またしても若がやってくれた。なかなかおりてこないと思ったら無線でビンディング破損の連絡が。このアイスバーンで若の巨体を支えきれずフロント部分が真っ二つに割れてしまったようだ。板を背負って歩いておりてきた。「下山家」(GEZANKA)の誕生である。下山家とは山を下ることを専門とする者のことをいう。「下山家、出発します」と言っておりていく姿にはさすが専門家といった風格が漂っていた。下山家を横目にわれわれはパウダーになってきた斜面を堪能した。滑るたびにそのうしろを下山家が悠然と歩いてくる、こんな光景が何度か続いた。相変わらずの眺望と圧倒的スケールの雪原を満喫しながらゴンドラ降り場に戻ってきた。

下山家が行く

下山家が行く


大雪原を行く下山家

大雪原を行く下山家


堂々たる下山家

堂々たる下山家


雄気堂々

雄気堂々


大雪原のトラバース

大雪原のトラバース


絶景十勝

絶景十勝

 

ゴンドラで下りる下山家と別れ、われわれはスキー場を滑りおりた。どの斜面にも隙間なくシュプールが描かれていた。外国人の仕業だそうだ。「パウダーを求めるこの執着心には感服します」とはガイドさん。見渡す限りのパウダー斜面すべてにシュプールがついていた。 こうして2日目が終了した。

この日は絶好の厳冬期登山となった。 一行は白銀荘に向かった。道中に見た夕陽に映える十勝連峰は圧巻だった。オプタテシケ山のハート形の火山壁もはっきり見えた。山々は真っ白な雪に覆われていた。

十勝連峰

十勝連峰



 

白銀荘は噂通りの施設で、町営とは思えないほどきれいだった。温泉が格別だったのはいうまでもない。

白銀荘

白銀荘

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