ピーカン!無風!ザラメ!春スキーのコンディション最高!いい条件で金山沢を滑ってきた。ドロップポイントの船越ノ頭から斜面を見るとなかなかの急斜面にビビるが雪の状態を確認するといい感じに緩んでいるので全く問題ない。斜面に入りターンをするとフィルムクラストがカラカラと音を立てて落ちてくる。気にせず滑る。標高が下がると多少雪は重たくなったが急斜を味わい2300mの台地で区切る。振り返ると広い斜面だなあと滑った斜面に満足するのであった。2300m台地から金山沢に入る。雪は重たいが板が止められるような状態でないので結構快適に滑る。下に降りるにしたがって小さいクラック、デブリがあったが滑りに問題なく白馬沢出会いに着いた。船越ノ頭からの標高差1100mを滑り終えた。(2018年3月31日 YS,HM、MM)
奥志賀~野沢温泉までのスキーツアーコースは行程が20kmあり入山地と下山地が離れていて、車利用での車の回収方法、公共交通機関の利用などを考えると土日の休日では時間的にやや厳しく、実行の機会を考えていた。今年はメンバーが集まり、会員の方の御実家が入山地、下山地の送迎をしてくださるという幸運に恵まれた。メンバーには歩き始めの時間、行程の長さから山中1泊の計画を伝えたが話し合った結果、1日で野沢まで行き、タイムアウトの場合はビバークする計画となった。
ちょっと不安な計画であったが当日は快晴で風が無く見通しの効く好条件。メンバーはルートをしっかり把握してくれていたのでルートミスをすることもなくサクサクと行動できたおかげで日没30分前に野沢温泉スキー場の毛無山に到着。ルート途中の高標山付近から小さく見えた毛無山の電波塔の下に着いたときの充実感。志賀高原焼額山を9:00に出て17:30に毛無山に到着で8時間30の行動はヘッドライト行動になるギリギリの時間で何とかこなすことが出来き、大成功。志賀~野沢ルートはブナ、ダケカンバの森の中を歩く、気持ちの良いルートだったがで平坦な広い尾根は特徴が無く視界が効かないときはルートミスをしそうな場所であった。奥志賀のゴンドラを使うため一番早くても9:00発で野沢温泉スキー場の営業時間内に到着するにはかなり頑張らないとならないので、やはり山中1泊が無難な計画と思う。次回はブナ林の中で天泊してワインでも飲みたいですね。(2018年3月24日)
焼額山 出発にワクワク |
こんな所を滑りました |
こんな所を歩きます |
10㎞地点のカヤノ平 |
16:30あと少し |
ゴールの毛無山で夕日を見てよかった。 |
|
|
友人が企画してくれた東北パウダートリップ4日間は安比高原のふもと、八幡平市安代をベースにいろいろな山を滑る計画だ。安代は秋田、岩手、青森どこに行くにも2時間くらいで行けてしまうので天候をみて条件のよさそうなところに変更できるのがいい。下倉スキー場のBC、ステップソールで行った田代岳、南風が入って荒れ模様だった青森スプリングスキー場のBC、安比高原スキー場からの西森山BCといっぱい滑ってまいりました。(2018.2.8-11)
下倉スキー場BC
下倉スキー場ではインホメーションで入山者名簿記入すると入山カードをもらい、戻って来た時にカードを戻して下山確認をするシステムを取っている。リフトトップから山に入ってメローな斜面を下り林道をを使ってスキー場に戻ることが出来るお手軽BC。
田代岳
大館の町を見守る白ひげ大神が宿る田代岳はステップソール板でのBC。使った板はボレーの110mmのステップソールで1170mの田代岳までシールを使わず登り、パウダーを滑り、登り返しては滑り、移動して滑りとシールを貼らない、スムーズな行動を体験することが出来た。前日降った雪は脛ぐらいの積雪であったが全く問題なくステップが効き、パウダーだったのでステップの抵抗も感じずに滑ることができたので山スキーには最適と思ってしまった。是非、1本欲しい板となった。
このウロコがよく効いてくれました。 |
田代岳 オープンバーンが気持ちよかった |
山長は白ひげ大神様がおられます |
滑りはこんなとこ |
岩木山
岩木山のツアーに参加したが気温が上がり山は荒れる予報でツアーは半日に短縮。青森スプリングスキー場(旧鰺ヶ沢スキー)のトップからBCに入りスキー場に戻るちょこっとした山遊びだった。ドロップポイントに着けばシールがあおられるほどの風の強さで速く降りて風を避けたいけどほかの人の準備が終わるまでじっと我慢。滑る斜面は良かったが雪はしっとり感であったがまあ、楽しめたかな。
西森山
安比高原スキー場から登ることが出来る西森山は手軽に行けるだけあって、かなり人が入るようで前日にトレースがリセットされてなく荒れた斜面のパウダー滑りとなってしまった。この日は西森山と安比高原スキー場のサイドカントリーを冷かしてと一日を過ごした。
尾瀬岩倉スキー場から西山(1898m)へ向かう稜線を登り旧ムジナゲレンデへ滑り込むルートがあることを知り見に行って来た。リフトップからすぐに稜線に入るのでキツイ登りの無く進んで行ける。1800m帯のため木が多少気になるがぼちぼちの樹間である。滑るだけなら西山までいかなくても手前のよさそうなところで滑って旧ゲレンデを目指すルートを取れば1日で何本かは楽しめと思う。山に入った日は南風が入って雪面はクラストであまり良い状態ではなかったがここは南斜面を滑るので前日の降雪具合をみて滑れば手軽に楽しめると思う。山が良くなくても尾瀬岩倉スキー場は広く、バリエーションがあるので一日楽しめるのでとりあえず行ってみるのがいいのかな。(2018.1.20)
昨日は、白馬コルチナスキー場のBCスキーで3時間程の山遊びを楽しんで、晩は一番の目的である生ラムジンギスカンを“深山成吉思汗”でいっぱいたべて、飲んで満足満足。
14日に予定していたの村尾根は白馬47スキー場から上がったがガスが濃く見通しが悪すぎるので入山を止めて駐車場に戻り次の行動を考える。
Mさんの提案で3時間行程の白馬コルチナ~中土駅ルートに転進先が決まった。下山場所になる発電所近くに車を置きコルチナスキー場に戻り、入山場所である板平入山口を12:00にスタートした。気温が低く、午後でも雪は軽く気持ちよく滑る。下の林道まではすぐに着いたがここから先はMさんの記憶が曖昧でドロップするところが分からない。地図で方向、地形に当たりを付けて滑り降りる。入ったところは斜度、雪質とも申し分なく今日2度目のパウダー滑りとなった。滑りを楽しんだあとはルートファインディングだ。
発電所方面にコンパスを合わせ進む。段々畑のような地形を進み、畑地形が終わると尾根の斜面に当たってしまった。尾根の反対側は沢が流れていて降りることができないので尾根の斜面に沿ってトラバースで進む。スキーは変な地形でも進めるがスノーボードのFさんはツボ足しか進めず四苦八苦している。やっと発電所方面に向かう道に出てひと安心。道をたどり発電所とつながっている送水管に着いた。この送水管に沿って下れば車を置いた車道に出るのだが送水管の両脇の斜面は木が密で斜度がある。Mさんはどっちだが覚えていないので上から見て送水管の右側を降りたら道路への落石等の防止のための5mぐらいフェンスにふさがれ降りられない。登り返して送水管に戻ると他のスノーボーダーのグループが間違えに気づいて登り返している。私達のトレースに引き込まれてしまったようで申訳ない。送水管に戻り正しいルートを見つけて道路に出ることできた。送水管について1時間も謎解きをしてしまった。初見のコルチナ~中土ルートは久々に鼻を聞かせたところでした。(2018.1.14 YS,YF,MM,CK)
滑りは楽しかったが |
里は目の前なのに迷い |
これを降りればゴールは近い |
|
1月の3連休の最終日は斑尾山に行って来た。斑尾山の東側を滑りスキー場に戻るルートあるが斑尾山は1380mと標高が低く、今年のように雪の多い年が良いと考えていた。リフト2本で山頂へ向かう稜線上に着いて登りらしい登りもなく20分程で山頂に着くのでとても簡単。あとは滑り降りるだけである。考えていた尾根上を滑るルートは狭い尾根上のやや密なツリーランでちょっと面白みに欠けてしまった。後で調べてみると上部は沢を滑り下のほうで尾根に上がるのが楽しいルートのようだった。まあ初めてのところはよくあることで、次の機会に試してみよう。
尾根歩きは20分 |
山頂の標識が足元にあるのがわかりますか |
ちょっと密なツリーラン |
|
今シーズンは雪が早くから降り、1月の3連休の野沢温泉スキー場は雪がたっぷり。私達が行く野沢の裏山は膝まで埋まる雪の量でまだ人も入っていなく、どこの斜面も独占状態。天候は小雪が時折ちらつく曇り空であったので雪が1日中よい状態だった。裏山の奥に当たる青木の斜面は標高差200m程を滑る広い斜面で樹幹が適度でツリーランが楽しいが帰りの登り返しは深い雪のため1時間程のラッセルを強いられた。青木の斜面から戻ったあとも裏山のピークから滑り1日中パウダーを味わえた日であった。
各自、パウダーに消えて行きました。
栄村を持ち上げたぞー
今年は雪が早く、2018年の山スキーは楽しくなりそうだ。ウルスカでは山スキーシーズン前に雪崩レスキュー訓練を自前のカリキュラムで行っているが数年ごとに外部講師を依頼して雪崩講習を行うようにしている。今年は所属団体の勤労者山岳連盟の講師を依頼して谷川で講習を行った。
天神平スキー場で雪の弱層テスト、コンパニオンレスキュー、ビーコン捜索、宿に戻っての座学と朝から夕方までの1日かけての講習であった。クラブではビーコン捜索、掘り出し等の再確認が主な内容で訓練をしているが今回は近年の推奨されている捜索、掘り出し方法を実体験し、雪崩の知識の再確認が出来た雪崩講習であった。
うーん、やっぱり回復しなかった。今週末の天気予報は太平洋側は悪いが日本海側は曇りに予報。それを期待して火打山~妙高山の高谷池テント泊の計画を立てた。登山口である笹ヶ峰は雲が無くいい感じであったが、山は小雨が降ったり、止んだりでガスが掛かり全体が灰色かかっている。もうぱっとしないので火打山へは登らず高谷池の天場で停滞を決めた。 翌日は天気予報通りの晴れ、高谷池周辺の草紅葉の彩がきれいだ。草紅葉を楽しみながら火打山に向かう。山頂からは白馬、唐松、五竜、鹿島槍と後立連山の連なりが見え、ちょいとハイな気分を味わえた。高谷池に戻りテントを撤収していると次の天泊組がテントを設営してる。昨日は足の踏み場も無いほどテントのが張られていた。午前中に場所取りが必要なテント泊はあわただしい。高谷池をあとに黒沢池に向かう。黒沢池の木道から春に滑った三田原からの斜面、黒沢池へ滑り降りた斜面を見て思わず、にやり。山スキーをやっていると滑った斜面を無雪期に来て見るのが楽しい。高谷池周辺は積雪期はスキーで楽しめる雪景色、無雪期は夏の高原植物、秋の紅葉の彩といい景色を見せてくれる。晴れた今日は紅葉を一層引き立てとてもよかった。次は雪の残る山の斜面と新緑の風景をみに来よう。(2017年9月23,24日)
火打山
黒沢池
テント場はぎゅうぎゅうでした。
甲武信ヶ岳へは埼玉県の入川渓谷から甲武信ヶ岳に登る道に廃道となった真ノ沢林道がある。前回は千丈の滝まで行ったが沢を上がりすぎてルートを見失い敗退した。今回はその再チャレンジである。 1日目:入川渓流釣り場に車を止め、避難小屋の柳小屋まで行き午後はイワナ釣りを楽しむ。小屋の周りは釣りやすい場所のためか魚が少ない感じ。3時間で4匹、もう少し釣れるかと思っていたので残念。
柳小屋で1泊 |
こんなの釣れました |
2日目:今日は真ノ沢林道で甲武信ヶ岳に登る日だ。前回は千丈の滝で引き返したので今回は甲武信ヶ岳まで行くと気持ちを引き締める。真ノ沢林道に入ると指標の赤テープが新しくなっていることに気づく。前の朽ち果て小さくなった赤テープに比べてルートが見つけやすく歩きやすい。千丈ノ滝に着くと対岸に赤テープがあり道がすぐに分かり前回、見つからなかったのは何だったの?と思ってしまった。この先は真ノ沢に沿って尾根の斜面に入る。踏み跡は薄く倒木、生い茂った樹々で 覆われ、ひとが通らないと道はこのように自然に溶け込み、無くなって行くのだと思いながら歩いていく。2060m付近の三宝沢の源流部を通り、しばらくすると東京営林局の標識を見つけ、昔の道を歩いていることを実感する。標識を過ぎた辺りからは道が明瞭になって行き、甲武信小屋への巻き道と合流して登山道に出ると甲武信ヶ岳への登り道が見えゴールが近いことを知る。急な道を登り山頂に着くと晴れた空と山々の展望が待っていた。
真ノ沢林道 始めはこんな感じ |
千丈ノ滝からはみちがよく見えない |
崩壊しているトラバースの橋 |
標識はあるけど道はシャクナゲで覆われていた |
甲武信山頂 |
2日目は十文字小屋で宿泊 |
3日目:今日は股の沢林道を使って柳小屋を通って、入川渓谷に戻る6時間程の行程だ。股の沢林道は小屋番のかたが付けた赤テープのおかげで迷うこと無く下れ、6時間、淡々と歩いて昼に出発した入川渓谷渓流釣り場に戻った。