台風の影響が少ない地域に行こうと前に調べた駒ヶ根の黒川に行ってみた。駐車場所に着くと4台の車が止まっていて先行者がいることが分かる。下見で来ているからまぁしょうがないとして、釣り人が入っていないところから始める。2時間ほど釣り歩くが魚が出ず、心が折れてくる。そのうち釣り人と別れたところまで来るとこの先に進む気が無くなってしまった。駒ヶ根まで来てこの結果である。釣りは都合良くいかないものだ。
夕方、様子の分かっている川に立ち寄るが渇水して水が少ない。結局ここも釣果なし、駒ヶ根釣行の成果はソースかつ丼を食べたことぐらい。
ふらりと入った食堂のかつ丼。明日は釣るぞ
翌日は通い慣れた山梨の川に立ち寄り3時間ほどで7匹と楽しませてもらった。シースン後半になると魚が大きくなっているのがわかる。最近は釣人が減っている感じがする。やっぱり、釣人が少ないと魚が残り大きくなれるのかな。
渓流水族館
アマゴ 15センチ |
アマゴ 18センチ |
アマゴ 21センチ |
イワナ 18センチ |
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初日:8月6日
岩魚のいる川に行くのは一苦労である。この日はAM2:00に寒河江SAに着いて仮眠し、6:00に起きて月山の姥沢に行き、月山リフトに乗り、1520mまで上がる。1984mの月山まで登り、東側の肘折温泉ルートを980mまで下り釣り場になる立谷川に13:00頃に着いた。登ったり、下ったりと5時間ほど歩いたあとだがまだ仕事が残っている。ツエルトを張りテント場の設営し,薪集めといろいろ忙しい。これらを片付けてやっと一息である。
さて、目的の釣りは夕方小1時間ほどで7匹と魚影の濃さに感激。毛鉤を打つところ必ず魚が出て竿を竿をしならせる。20センチクラスが釣りごたえがあっていい。釣り上げた岩魚のうち2匹は夕食の一品とした。おかげで岩魚の塩焼き、ミズと高野豆腐の煮物、ごはんと品数のそろった夕食となった。
清川橋が釣りのスタート地点 |
岩魚釣りの始まり |
夕食の準備 |
ミズと高野豆腐の煮物を作ってみました |
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2日目:8月7日
今日の行程は標高980mテント場から1350m清川行人小屋までの沢登りだ。雪渓の雪解け水が各支流から流れ込んでいるのか水量は多く、落ち込みには白波を立て流れているが注意すれば遡行には問題ないだろう。昨日、探ったポイントは狙わずに新しいポイントに毛鉤を打っていくと早々に2匹掛けキープする。下処理をして、塩,コショウ、ローズマリー、ニンニク、オリーブオイルを合わせたものに漬けてザックにしまう。今晩のおかずは手に入れたのであとはキャッチ&リリースで釣りを楽しむ。巨岩帯などで落差が大きい流れのあとでも魚がいて、どうやって巨岩を超えるのか不思議に思う。それにしても魚が多い。なかなか釣りをやめられない。1300mまで上がり詰めのルートを捜す。地図で傾斜の緩いところを捜して進むが最後は根曲がり竹の藪の中を15分ほど進み、清川行人小屋に13:00に到着して月山釣り山行は終了となった。その晩はひとりだけの小屋でウイスキーを飲みつつ山行を振り返る。明日は月山に登り、姥沢に戻るだけだ。
朝の沢 |
支流からは勢いよく水が流れ込んでいた |
岸に上がり詰めに入る |
清川行人小屋 |
岩魚のホイル焼きと鶏肉と高野豆腐の煮物 |
まだ花のきれいなところがありました。 |
初級の沢で紹介されている丹沢の勘七の沢にはF1~F5までの滝があり、これらは落ちたら大変なケガをするだろうなと思わせる滝であるが残置ハーケン、分かり易いホールドがあるので初級の沢なのだろう。それでも登って行く中でドタバタで緊張したのがF4の10mの滝だった。
F4はまず手前の2m滝を登った後に土付きの急な斜面に取り付く。F4に取り付くには凹凸がなさそうな一枚岩の斜面をトラバースするルートになっいて滑ったら3~4m下まで落ちるのでビビりが入る。トラバース後は立ち気味の岩壁を登るのだがホールドが少なそうに見え登れるのか不安になった。巻き道を捜しに急斜面を登るが見つからない。ルートには残置が数か所あるので通過できるだろうとロープを出す。私達は太さ4センチぐらいの立ち木でセルフビレイを取って斜面に立っているのでロープ出すのも一苦労。ザックから出し、落とさないように絡まったロープほどいて準備が出来た。一枚岩のトラバースラインに入ると斜度ではあるが使える凹凸あって滑ることなく通過出来た。途中、ランニングビレイを2か所取ってF4下の棚に着いたところで一息つたと思ったら、ビレイをしているMさんが絡んだロープを直すため止まれと指示があり、10分ほど足場の悪い場所で待ことになる。ロープの絡まりが直り、登り始める。思っていた以上にホールドがたくさんあり、楽に登れ気持に余裕が出てきた。5mほど上がり右のリッジに入り両側の壁を使い登っていくが最後のところはホールドが少なく慎重に登り滝の上に出た。F4を見たときは岩のホールドが無い様に見えて、ビビりが入ったが上がったときは思わずガッツポーズしてしまった。
その後、小雨が降り出したので後のF5,12mの滝は巻いて、大倉尾根に詰めあがり勘七の沢の遡行は終わった。初級でも滝登りはドキドキするなあ。
山行計画を見たらあれ?モロクボ沢が私の担当になってる。予定したつもりはないのだが、Kさんが参加希望をしているので2人で行って来た。Kさんとの沢は初めてなので技量は分からないが初級のモロクボ沢なら大丈夫であろう。初見であったモロクボ沢は難しいところは無く、30m大滝を巻くのが悪いだけであとはロープいらずの沢であった。源流釣りで沢慣れしているKさんにはパンチに欠ける沢だったかもしれない。今度は登坂要素のある沢だね。
西丹沢自然教室(8:15)~入渓点(9:10)~畦ヶ丸(12:00)~西丹沢自然教室(14:15)
30m大滝 |
釜のある滝が多かった。 |
泳ぐKさん |
コケ生した沢の源頭部 |
詰めの斜面 |
畦ヶ丸山頂がモロクボ沢の終点 |
秋田のこの川は1998年に訪れたときは型の良いヤマメが思うように釣れた。その時の釣果を期待して車を走らせる。釣り場までは人がほどんど入らないような軌道あとの道を2時間ほど歩いて着く。金曜の夜に自宅を出てテント場になる場所に昼過ぎに着いた。あ~遠いこと。一休みし、寝床、たき火の支度を済ませてから夕食のおかずを釣りに出る。竿を出してすぐに18センチクラスが釣れる、始めの1匹はこれからの釣果を祈りリリースする。続いて2匹目は小さくてリリースしたがその後は魚の反応は悪く、まったく釣れない。一度テント場に戻り夕食の支度をするが食材は米とカレーぐらいで貧弱だなあ。計画ではイワナを2~3匹食べる予定でいたのに困ったものである。暗くなるまで時間があったので再度、おかずゲットに出ると早々に当たりがあり、かかると同時によし食えるサイズとわかる引き挙げると25センチ程のイワナ。やっと夕食に一品加えることが出来た。やったね。献立はたき火炊きごはん、カレー、来る途中で採った山菜のミズで作ったおかか和え、岩魚の塩焼きと満足、満足。
翌日は昼まで釣る予定であったが8時ごろから雨が降り出した。2時間ほどで15センチサイズが3匹か、物足りないが撤収を決めて釣行は終わりとなった。
水量の少なかった今回は魚がどこかに散ってしまったのかポイント絞りが難しかった。魚のサイズが小さく、釣り人がたくさん入るようになったのかもしれないがテンカラの腕を上げて釣れるようになろう。昔はよかったなあ。
高さ10mの怖い橋を渡らないと釣り場に着かない。 |
歩く幅はベニヤ板の幅のみ |
26センチ。おいしく頂きました。 |
焚火はいいのう。ご飯もおいしく炊ける。 |
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笛吹川に来るのは3回目。いつも同じ区間で釣り上がり、川の様子は分かってきた。前回まではあまり釣果は上がらず、魚が多いのか、少ないのかここは釣り場としてどうなのか考えていたが今回は9匹の釣果でいい感じであった。前半に立て続けに2匹釣った後、しばらく釣れず、あきらめて切り上げようと思ったときに峡東漁協の監視員に声を掛けられ、この上流部は熊出没地域で熊に追われた人の話や雑食性の熊は最近は鹿を襲うようになってきた話、沢は逃げ場の無い所なので声を出すなどくれぐれも注意するように念を押されてしまいイヤーな気分になってしまった。熊の話で多少ビビりながら釣り上がっていると急に魚が釣れ出すと場所に当たった。鉤を沈めて流せば、水面下でゆらゆらと魚の影が石の下から飛び出し毛鉤を咥え、水面上の毛鉤を深みから上がって咥えたりとこれこそテンカラ釣りならでは釣り味。最後の短い時間で7匹を釣れた意外な展開で竿をたたんだ。
Nさん企画の小坂志川沢登りは武蔵五日市駅から秋川に沿ってバスで笹平で下車。小坂志林道を歩き入渓する。生藤山を通る首都圏自然歩道に詰めあがり和田峠に向けてバスで高尾駅に戻る計画だ。参加者はN,M,Sの3名。nisshyさんは風邪で直前でキャンセル。せっかく行動食に完熟バナナのケーキを用意したのに残念である。小坂志川の記録をネットで探したが遡行図は見つからず沢の概要がわかる程度。Nさんからの情報もないので今回はリーダ任せにしてしまおう。沢は困難な滝もなく、平坦な沢の道を歩いている様相。歩いていると渓流魚が足元を走り、いい感じである。深めの釜でラッコごっこをしたり、ミニゴルジュの突破など気楽に遡行する。そろそろ詰め上がろうと枝沢の数を確認しながら上がって行ったが最後になってあれ、どっち?と沢の分かれ目で迷ってしまった。GPSで確認すると稜線まで70mほど下にいることが分かりコンパスで稜線の方向を確認できたので詰め上がることを検討する。回りを見回すと左の沢を詰めると尾根にうまく乗れそうなのでこのルートで登って行く。登っていると獣道があり鹿の足跡を辿って行くと登山道に出ることができた。ここから陣馬山高原下バス停まであと1時間30分の頑張りでゴールだ。小坂志川はい大きな滝は無いのが残念だが武蔵五日市側から入って反対側の高尾に抜けるルートで歩いたのはよかった。やはり入山と下山で場所が違うと山旅をしたなーと充実感があっていいものだ。
のどかな沢歩きが続きます |
滝は小さいものが多い |
ラッコ遊びするMさん |
ミニゴルジュ |
奥多摩駅にS,M、O(服のサイズじゃないよ)が集まり今日の沢登りが始まった。行く沢は日原川水系逆川。川苔山まで詰めあがる沢だ。私は19年前に来ており記録を調べたら16時に川苔山に着き、18時に下山、それから八王子で飲んで、カラオケをして解散したのが0時過ぎ、いやー元気でしたね。その時はリードする技術がなったが時は過ぎ、今回は私がリードするドキドキ、ワクワクの沢登りの始まりである。川乗橋バス停で下り多くのハイカーに交じり川乗林道を30分程歩くと入渓点だ。ガードレールの脇の踏み跡を下り川に下りる。岩を超え流れの中を進んで行くと沢登り気分が盛り上がりいい感じ。すぐに3m、7mの連続した滝が現れる。7mの滝の落ち口からの勢いのある水流にビビり、ルートである右壁を見極められずに巻きを選択。巻きは急斜面のトラバースがあって落ちたらアウト、ヒヤヒヤしながらクリアする。しばらく巨岩帯を進むと釜のある滝が現れる。4mの滝は腰までの深さの釜を渡り取り付くが足場が悪く、残置シュリンゲを使って、何とか超える。幾つかの滝を超えていると全身濡れて体が冷える。Mさん、Oさんは濡れることを気にせずに遡行を楽しんでいるが鶏ガラ体形の私は体の震えが止まらず、低体温症の初期状態、あ~やだやだ、寒いぜ。冷え冷えの体で進み大ダワ沢との出会いを過ぎると7mトイ状の滝が現れる。出だしは凹凸の少ない平らな面で小さな凹みを利用してステミングで登るも足を滑らし落ちてしまった。冬に痛めた肩をひねり、アー痛い。再度トライで登り切る。Oさんはフリーで登り、Mさんは確保して登る。岩にシュリンゲを引っ掛けて確保支点とする。不安定な確保支点だが荷重方向にすっぽ抜けないことを確認したから大丈夫だろう。フォーローすることなく難なく上がった。ここまでロープを出さず来れてMさん、Oさんうまいです。このままロープを出さずに行きたいところだが10mの大滝が待っている。大滝を前にすると高さを感じる。下から見ると半分ぐらい登ったところに残置シュリンゲがあり、その上は無いようだ。ランニングビレイポイントが1か所なのがちょっといや。まぁ登れるだろうと「そんじゃ行きますか」と声をかけ登り始める。5mほど登りシュリンゲのかかっているハーケンにはカラビナが通らず、不安な残置シュリンゲでランニングビレイを取り、先に進む。上はガバホールドだらけで楽に登ることができた。大滝を登るとウスバ林道に出られる。残る2人が登り、時間を見ると13:30を過ぎていて川苔山まで詰めると17:00を過ぎると判断し遡行を終了した。逆川は釜から登る滝、10m大滝と面白要素があり、ビショビショになる沢だった。冷えてまいったが猛暑のときに来たら楽しいかもしれない。機会があれば次は川苔山まで詰めることを目標にしよう。
6月12日 NさんリーダでIさん、Mさん、Sの4名で丹沢モミソ沢に行ってきた。
丹沢の入口大倉から1時間30ほど歩いて入渓場所の新茅橋に着く。沢に下りると懸垂岩と呼ばれる岩壁があり10人ほどの団体が取り付いている。モミソ沢は懸垂岩の横に入口がある。沢に入ると両脇は岩壁のゴルジュで幅は4mぐらい。光はが差し込まないので印象は暗い。水は少なく狭いゴルジュの沢が続いている。難しいところは無く1時間ほどすすむと水が無くなりゴルジュ歩きとなってしまった。面白かったところは3段mの滝と最後の枯れ滝で残置を使ってリードできたところかな。8m枯れ滝はIさんが初リードにトライしてクリアできずに自身喪失。次に私が登ったが最後の乗り越えで余裕のあるムーブが出来なかったのが残念で使えるガバに気づかなかったのが敗因だった。ここを過ぎると平地になり大倉尾根を詰めるだけである。遡行図ではもう少し沢を登って大倉尾根の乗るのだが滝はなく、つまらないので早めに尾根に載るルートを取ったら30度ほどの斜面をひたすら登るしんどい幕切れとなった。
Iさんのトライ。結果は |
稜線への登りは辛かった。 |
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沢登りの誘いのメールを出したら逆にMさん所属の会の沢登りのお誘いを受けて参加させて頂いた。場所は西丹沢、中川川、大滝沢マスキ嵐沢、1級の沢である。全員が初見で滝の処置、ルートファインディングと皆で確認しながらの遡行はシーズン始めにはいい感じだった。会が変われば沢登りの楽しみ方も色々でこの会はシャワークライム、泳ぎは必須で水と戯れて沢を楽しむスタイルであった。私は体がすぐに冷えてしまうので濡れない主義である。今日は沢慣れしたメンバーでロープを出すことも余り無くサクサクと遡行でき、詰めは藪も無くぴょこんと稜線に出る。そこからの下山路ははっきり付いており、至れり尽くせり感があったマスキ嵐沢であった。
小田急線新松田駅(7:30)~大滝沢バス停(8:30)~マスキ嵐沢(9:30)~稜線(12:30)~西丹沢自然教室バス停14:20
丹沢の沢は案内がいい |
こんな滝や |
こんな滝がありました |
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