猿倉~白馬大雪渓~鑓ヶ岳~鑓温泉~猿倉の山行は雨の予報が出ていたため、2日間の計画を1日で行くことになった。今年は雪解けが早くどこも雪が無くなっていると聞いていたが大雪渓はしっかり雪があるので安心する。岩室を過ぎ2500m付近から杓子岳方向に向かいカール状の地形の急斜面をアイゼンを利かせて登り稜線上に出ると雪が無く、夏道状態。登山靴で夏山風に歩いているひと、板を背負い兼用靴で歩いているひとと季節感がなんか変な感じ。稜線上はが強く,板が風を受けて歩きずらかったが白馬、杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山を眺めながらの稜線歩きは素晴らしくも有り、辛いものでもあった。
白馬の雪形が迎えてくれました。 |
大雪渓 |
最後の急斜面を登り稜線へ |
白馬を後にして夏道歩き |
鑓ヶ岳山頂付近は雪が繋がって無く天狗山荘側に150m程下って斜面に入る。頂上直下の急斜面に入れなかったのは残念だがこの鞍部からも斜度があって面白かった。スピードを抑えたショートターンで下って行く。嫌なことに隠れ小石があり、スキーを回した後に石を見つけると弧のサイズを変えたり、跨いだりと忙しい。それでも石を踏んでガリガリとあ~悲しい。鑓温泉までの標高差700mの滑りは十分満足のいく1本であった。
ちょこっと食べて準備準備 |
広くて斜度があって楽しい |
ロケーションは最高 |
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猿倉5:30~白馬尻7:00~稜線10:15~鑓ヶ岳12:15~2750mの鞍部12:40~鑓温泉13:15~小日向のコル~15:25猿倉
登って下って、標高差1660m、10時間 いい山旅でした。
滝子山は山梨百名山のひとつで1610mの山である。中央線の初狩駅側の藤沢登山口から登り笹子駅側の道証地蔵登山口に降りる周遊コースを歩いてきた。気楽な低山ハイクと思って計画したが行動時間6h30S、17kmとしっかり歩いた山行になった。この数年5月はスキーにばかりでこの時期に歩くのは久しぶりでカラリとした空気と新緑の緑の良さを再認識した。登山道は急登は無く、歩きやすい。尾根の上がって目の高さに見える樹々の新緑を楽しんで登っているうちに山頂に着く。山頂は広くはないが北側は大菩薩方面、南側は富士山と眺めが良い。下る笹子側の登山等は歩き易く、沢沿いの道を下る。その昔.この沢でイワナを釣ったのを思い出し、沢の落ち込みばかり見て歩いてしまう。残念ながら魚影を見ることはなかったが竿を振りたい気分になった。2時間程で山道は終わり林道に出ると山行は終わる。ここから笹子駅までのアスファルトが一番辛かったなあ。
富士山よく見えたよ |
見上げると新緑、新緑 |
nisshy報告の合間にちょっと報告。春スキーの時、雪が黒くなっていることはよくあります。今回の鳥海山は黒い雪を滑るとスキーに黒い油膜状のものが付き滑らなくなってしまい、地元の人も経験が無いようでPM2.5ではないかと言っていました。黄沙と共に飛んで来のか?緩斜面では全く滑らず疲れるばかり。困ったもんでした。布等で拭いても落ず、戻ってから中性洗剤で落とす事が出来ました。
ソールが真黒
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擦ると黒い膜が剥がれる。 |
鍋倉山と新緑
4月下旬の北信州は桜が咲き、新緑が芽生え、春満開。ブナの新緑に期待して鍋倉山に行ってきた。田茂木池(700m)の周りは新緑が始まっていたが山の方はちょっと早かったがツリーホールが目立ち出す斜面は春らしくて、真冬にはない味わいである。道が除雪されているので下から登る必要はなく山頂までは1時間程で登れてしまう。登り返しをして斜面を楽しみ、山頂へは2回登ってしまった。この時期は滑りより、季節の変化を楽しみに山に行くのがいい。
春の陽射しで気持ち良く滑れます。
連続写真?
今年は雪が多いのか除雪が笹ヶ峰キャンプ場まで進んで無く、600m程手前で終わり、道には駐車の列が出来ていた。数年前と比べてひとも増えている感じである。山が流行っているのだなあ。雪が多いおかげで富士見平まで黒沢を使って登ることができ,高谷池ヒュッテには昼頃につく。小屋の周りは軽く遊べる斜面が近くにあり、午後はさくら谷方面、黒沢池方面に滑りに行く者と自由時間を楽しんだ。
翌日、朝は快晴で在ったが、9時頃には曇り始め、火打山に着た時は小雨が降り出した。予報より崩れが早まっているようだ。惣兵エ落谷へ滑り込むのを止めて、早めに下山出来るさくら谷ルートに変更する固めの火打山斜面を降り天狗の庭に行き、さくら谷源頭部に滑り込んだ。雨が降り出しているのでさくら谷はサクサクと30分程で滑り降り、谷から上がった。ここから林道までは平ら森で滑って行けるライン取りがポイントである。以前は早めに南方面に降りてしまい林道への降口に迷ってしまったが今回はルートファインディグが決まり、30分程で林道に出ることが出来た。ここから1時間程歩くて車に着いた。
火打山山行を募集したとき10名となり、どのようにまとめて行こうかと考えていたが皆さんの協力のおかげで無事に終えることができました。小屋での食事は自炊にしてメニューはおでん。全員で分担し食材を持っていき、大根、卵は指示通り出汁で煮てきて頂き、ごぼう揚げを担当したひとは1枚280円の高級品を持って来てくれ、皆の協力で美味しいおでんになったことも含めて皆さん、ありがとうございました。
黒沢の登り |
- 火打山
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高谷池ヒュッテを出発。 |
さくら谷の上部 |
野沢温泉スキークラブ主催の奥志賀~野沢温泉スキーツアーに参加してきた。毎年4/10に行われ、30年近く続いているそうだ。参加者80人。アルペン、テレマーク、クロカン、BCクロカン、ステップソール、スプリットボードと使う道具はなんでもありで参加者の道具に興味深々である。ツアーは班ごとに行動しリーダーが案内し、コースにも古い標識、事前に付けた赤ふが有り、迷うことはない、地図いらずのお任せツアーであった。私はルートを予想して用意して行き、地図読みを楽しんでいた。ルートは小ピークを超える登りがいくつも有り滑るより歩くところが多い。龍王からの下り、高標山からカヤの平はだらんとした地形で位置確認が難しいところがあった。ツアーの終わりは野沢温泉スキー場トップである毛無山へ斜面を登ってゴールである。登り切ると主催者がビールを用意してあり到着してからのビールは最高のプハーであった。
8:00奥志賀ゴンドラ~9:15竜王~10:30高標山~11:40カヤの平~15:50毛無山 行程約22km
滑るところは少なかったが山スキーを満喫できるいいルートであった。今度は自分でこのルートに来てみたいものです。その時は中で一泊かな。
三田原山の計画を出していたが、この週は前半がプラス気温でその後降雪している。雪の安定は怪しいだろうと考えていた。三田原山の南斜面を滑るルートは雪の状態が良くなく、楽しく滑ることが出来ないと判断して樹林帯の黒姫山東尾根なら雪がよかろうと計画の変更をする。前回は1月で東尾根のパウダーを満喫したがこの時期はどんな雪が待っているか愉しみである。メンバーはそこそこのテレマーカーの私、TYG8期のMS、その友人MY、ウルスカ入会希望者のYCの4名のテレマーカーだ。
登り始めは日差しがあり気持ちの良いハイクアップであったが稜線に着く頃にはガスが出て視界が悪くなってしまった。20m程視界であるが晴れそうもないので12:30滑り始める。湿り気があるがいい感じの深雪を滑る。つい調子に乗って滑ってしまうとガスのため斜面の変化に気づかず思わね転倒をしてしまう。ガスは里まで晴れることはなく、無線と声出しでメンバーの位置を確認しながら降りていく。高度を下げるごとに変化する雪質は面白い。春はいろいろな雪質が滑れて自分の持っている技を試せるのが私は好きである。クラストの板状の雪を飛ばしながら滑る者、大きめのターンでこなす者、ゴロゴロする者といろいろな意味で今回の東尾根は楽しかった。
見通しが悪いでしょ
満足の一日でした
MYさんはどんな雪もバリバリ滑ってました
乙妻山の山行は途中に天場を作ってから乙妻山北東斜面を滑り、天場で一日の行程を振り返り酒を飲むというもの。ところが天候が良いのは今日一日のみで明日は悪くなる予報なので速攻日帰りの計画に変更した。出発地点である大橋で山スキー学校の知り合いふたりと会う。彼等も乙妻山に行く計画で5:30に出て行った。我々は6:10発となる。林道から佐渡山コルを通り沢沿いを進み乙妻山北東斜面に向かうルートだ。先に行った彼らのトレースを使わせてもらったら佐渡山の山頂を目指していることに気づき、乙妻沢までトラバースし沢に降りてルート修正をする。ミスコースであったがシールで歩くより歩くより楽に沢に行くことが出来てラッキーだった。後に二人組に聞くと佐渡山から滑り降りる計画をしていた。私達は思い込みでコースミスをしてしまった。地図をチェックないといけないなぁ。
沢を抜け、樹林帯を抜けると乙妻山北東斜面のが見えて来る。すでに7、8人が取り付いている。私達はトレースを使わせてもらい登り始める。乙妻山の北東斜面は雪面からの照り返しもあって汗が吹き出し、全員バテ気味であったが2297mの鞍部に着いた。稜線を300m程進んで山頂行くとそこは360度の風景が広がり、自分の滑った火打山、黒姫山が見事に見えるのはうれしい。
2297mの鞍部に戻り北東斜面を滑る。少し重たいが良い雪だ。斜面は広くそれぞれが良さそうなところを滑る降りて行く。リズムに乗ってターンしているとあっという間に滑り降りてしまった。高低差750mはほんの20分だった。
沢まで戻りここから佐渡山のコルまでは登りである。斜度は無いのだが行程の後半疲れが出て足が重い。ヘロヘロになりながら佐渡山のコルに着いた。ここにはウルスカ別パーティーが佐渡山遊びでテントを張っていてバテている私達は水を分けてもらい、行動食を食べてやっとひと息入れることが出来た。私達にとっての峠の茶屋に感謝。ここからは下るだけと安心したのもつかの間、待っていたのはクラスト斜面でバリバリ表面を割りながらのターンに苦労しながら降り林道に着いた。。林道に出れば車まではあっと言う間だ。
6:10大橋~7:55佐渡山稜線1707m~8:30沢~9:20乙妻山北東斜面下~12:10乙妻山山頂着 12:30発~12:50斜面下~14:20~佐渡山コル~15:15大橋
乙妻山北東斜面
どこを滑ったろ
縦横無人に滑りました
●天気は最高!さあ出発。
今日は乗鞍スカイラインの高山側にある猫岳(2581m)の山スキーだ。山頂を目指し往路を戻る登山的なルートで山スキーらしい山行を楽しめそうだ。出発点の久出牧場近くのチェーンスペースに着くとTYG6期のMSさんと偶然?会う。それでは同行しましょうとなり、YS、TM、AM、TS、MSの5人のパーティーとなった。風無し、雲ひとつ無い天気で絶好の登山日和。8:00スタートのタイムアウト13:00と決めて標高差1230mを登り始める。すでに先行者のトレースがあるのでペースを稼げる、楽チン登りで進んで行く。2300m付近で槍ヶ岳、笠ヶ岳、双六の北アルプス山々の風景に満足したころで・・・・
天気がいいと足も軽い。
猫岳をバックに登るぞ
真ん中が笠ヶ岳かあ
●まさかの (;_;)
11時頃からTSさんのペースが落ち始め、足の調子が悪いと12:30(2300m)でギブアップ宣言。ここで待っていると言うがはぐれる原因になるため考え直してもらい、タイムアップの13時まで頑張ってもらい2400mで終了となった。あと150mで猫岳手前の大崩山のピークを踏めれば良かったのだが敗退となった。
敗退場所は密な樹林帯
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四苦八苦からニコニコパウダーへ
敗退場所からは樹間の狭い凸凹の尾根ラインを四苦八苦しながら滑って行く。乗鞍スカイラインに出てスカイラインを横切るラインを取るとそこはパウダー斜面の連続で途端に楽しくなる。14時をすぎても1300m以上の北斜面は雪をいい状態で残してくれた。これが登り始めの久出牧場まで続いていて楽しく下山できました。
●新しい雪遊び道具
「雪板」を御存知ですか?自作のスノーボードと言いましょうか。ビンディングは無く、サーフィンのように板に乗って滑るもので私は初めて見ました。雑誌で知ったのですが日本発のものだそうです。久出牧場の最後の斜面で遭遇して、拝見させてもらいました。合版を接着剤で張り合わせ、トップ部分をせり上げてありました。斜面に板を水平に刺して乗ったらトップを落として一気に滑り降りる見事なライディングを見せてくれました。自作で遊べるのがいいですね。
これが雪板
8:30野沢温泉スキー場長坂ゴンドラ駅に3人のテレマーカーYS,TM、YC、アルペンスキーのAMが集まった。スキー場トップの毛無山の東斜面と1633ピークのある尾根周辺でパウダー狙いである。パトロールに計画書を提出しゴンドラ、リフトを乗り継いで山頂に行く。 山頂のやまびこゲレンデは気温マイナス8℃、快晴でいいコンディションだ。ファーストトラックを求めてスキーヤー、ボーダーが先を急いでいる。私達は目立たぬようにロープを潜り山に入った。さっそく東斜面に滑り込むとサラサラの軽い雪でターンごとに雪が舞う。いいっすね!マイナス8℃最高。下の林道に降りて至福の一本を滑り終えた。林道をを登り返しゲレンデに戻りリフトで毛無山に戻る。この1サイクル約50分ぐらいのお手軽なルートでパウダーを楽しんだ。 次は尾根を下り東のコルまで行き、100m程登り返して東の1633mに向かう。ピークに着き、周りを見るとどこも素晴らしいブナ林帯の斜面が広がっている。ゲレンデから1時間足らずで遊びべるいい所を見つけたなぁ。どこもいい斜面なので迷ってしまうが北斜面を滑り、林道に降りてまた登り返すことにする。北斜面は12時ごろであっても雪がいい状態の保たれ、またまたパウダーランを楽しませてくれたのでした。 4月に待ったらピクニック気分でザラメの斜面を楽しみに来よう。
これから行く1633ピークを見る
この深雪です
1663mの北斜面
スキー場ではルールを守りましょう