10.11.06 奥多摩 サルギ尾根 御岳山

By , 2010年11月6日 9:50 PM

10-11-06 奥多摩 サルギ尾根~御岳山~大塚山~伝三郎尾根~古里駅

三尾彰(単独)

サルギ尾根は古い昭文社エアリアルマップには記載されていない、近頃は点線になっている、とにかく初めてのルートなので前もってGPSにルートをアップロードして準備をしておいた。

(情報)利用者の多い山域なので大きな東屋がいくつかあり利用価値がある。大塚山の山頂から丹三郎尾根に下る尾根は見晴らし良くビバークに最適である。

JR武蔵五日市駅8:30―9:30-バスー上養沢神社10:15――高岩山11:45――上高岩山(展望台・東屋)12:30――大塚山13:30――丹三郎尾根――古里駅15:10

神社裏には立派な標識が

11月6日武蔵五日市駅に着いてバス停に並ぶ、長蛇で案内がなく不安になる。西東京バス担当者が現れるが案内は徹底されていない。せめて拡声器ぐらいもってほしい。半分は三頭山に向かうバスに乗った、養沢方面は小型バスが最後に出た。最終のバス停には私と2人連れの2組だけであった。さて神社でお参りを済ませてからサルギ尾根の道の入り口はと神社の裏手をみるとなんと、道標が高岩山と出ているし階段まである、楽ではあるが拍子抜けする。やはり藪山は日光草根無山から念仏小屋までお預けか。奥多摩で適当な藪山を想像していたのが間違いだった。しかし、金毘羅尾根や馬頭刈尾根は人が多いが誰もいなかった。最初から道はよく踏まれているので安心だ、最初は急登で苦しいが視界が出てくると、日の出山や御岳山が見えてくる。紅葉は盛りつもりだったがそれほどではなかった。

上高岩山の東屋展望台から高岩山を望む


サルギ尾根は上高岩山が東屋の展望台になっていていった。ここからエアリアマップの実線になる。芥峠(あくたとうげ)からは、道はでこぼこもなく山道ではなくなる。一気に人が増える、山スカ女子もいました。水場で水を飲んでいると、この水は飲めるのか聞いてくるので、はいと答えた、ヤッホーと叫んでいた。今時めずらしい忘れられてしまった素朴さに感激する。本当に楽しそうである。視界は新宿まで見える無風快晴の好天。
大塚山に向かうと人は少なく静けさを取り戻す、山頂から丹三郎尾根に向かう直下に大きな東屋があった、無駄な物を作っていると思ったが、周辺を囲い床を作り断熱材で補強したら避難小屋になる。また、山頂付近の尾根はビバークしたら気持ちいいなと思わせる所だった、ケーブルから近い、高低差がないから訓練や宴会山行には適地だ。

バス終点上養沢

丹三郎尾根を下り始めると、一人2時になるのに登ってくる人がいるので声をかけると、明日、香港に帰る女性で今日は新宿に帰らなくてはならないという、簡単な概念図を持っている、ライトをもっていないのでこれからのルートとケーブルで降りるようにアドバイスする。
かなり尾根をくだり、里が見えてきたときにまたしても、外人が丸腰で登ってきたが無視して下る。登山口のトイレで女性登山者が「暗くなると危ないから途中で帰るよう」に言ったと話し合っていたので安心した。私も韓国で夕方のフライトで帰国するのに、その日にネットの情報で山に登っているのと同じかと思った。

古里駅の前にあるセブンイレブン隣の食堂に入りビールと餃子を食べたが地雷でした。

by mio

10.10.22-23 谷川岳は色とりどりでした

By , 2010年10月23日 9:35 PM

上越 谷川岳 天神尾根ロープウエー~ピストン トホホ山行

日程:10月22日 井の頭10:00–土合14:00—ロープウエ14:00--15:40ーー熊穴沢非難小屋16:30

10月23日 熊穴沢非難小屋7:00--山頂8:30--ロープウエー10:00--井の頭13:00

紅葉の谷川に行って来ましたが計画が失敗でした。金曜日の夜に出ればよいものを新橋で飲んで22日土曜日に出発した。

谷川山頂 オキノミミからトマノミミを眺める


ところが関越が渋滞してロープウエーに14時着、ロープウエーは1,5時間待ちで大混雑していて既に負けていた。天神からの登りはくだりのラッシュで前に進めない、4時を過ぎているのに続々下りてくる、最初は吾作新道を下る予定であったが山頂小屋が満員なので熊穴沢非難小屋で泊まることにした。5時半を過ぎると暗くなり、誰一人いない静寂が支配する。周辺で遭難死した亡霊が活動する時間である。ラジオを忘れたので寂しい限りであったが無線で数局と交信をする。一人鍋でビール→焼酎といつものパターンで食事が続く。夜は満月で星は見えなかったのが残念だったが明るい夜になった。

天神尾根 天狗の溜り場岩に集う登山者


23日日曜日、あまりの静けさに起きたら6時30分であった、寝坊した、7時30分出発この時点で土樽駅に下山はあきらめた。何度もあるいている道だがオーバーユースで荒れていて歩きにくい。天狗の溜り場、天神ざんげを通過していつもの道標、そして小屋に向うと窓全てから寝具がぶら下がって干されている、昨晩は廊下まで人があふれていた。小屋前に机があってアンケート調査をしていた。約束の山頂は静かだった。西黒を下ろうとしたが入口で中級以上の通過という看板があり、ビビッて天神に向う。
しばらくすると多くの登山者が登ってきた、タイツにスカート、短パンなどカラフルで非常におしゃれな女性登山者が増えてうれしかった、是非雪山にも来てほしい。天神スキー場は雪の前の草刈の真っ最中で草の香りが匂っていた。軟弱者はまたくだりのロープウエーに乗って土合に下り、久しぶりに門平さんに挨拶をしてから、風呂にも入りず混雑の土合水上を後にして家路を急いだ。
混雑はひどいものがあったが、混雑は一部なので工夫をすれば、紅葉と美女を見物できる。本日ニュースで天神平スキー場の雪景色を報道していた、暗くなって木枯らしが吹いている冬はそこまで来ている。

by mio

 

10.10.16-17日光根名草山

By , 2010年10月17日 9:09 PM

2010年10月16日から17日

日光 丸沼から根無山経由念仏平小屋宿泊し金精峠下山し車回収でモンキーバイクで丸沼まで向かう。

メンバー:L灰谷、矢嶋、三尾

日程:16日:丸沼7:30分ーー念仏小屋16:20  17日:念仏小屋6:00--金精峠トンネル8:30

15日金曜日、週末のにぎわっている東京駅八重洲を8時に出発し、関越高速沼田ICから白沢村の道の駅にある六角堂に宿泊する。備品全てそろっている別荘であった。
ここでリーダーの誕生日祝いを盛大に行った。翌日、駐車場に泊まっている車が多いのに気がついた。道の駅に新しい利用法だ。

16日モンキーバイクを下山予定の金精峠トンネル日光側にデポして丸沼に向かう。

丸沼から湯沢峠、峠から近道で稜線を藪こぎすることも考えたが、朝 露でぬれているし密藪なので来年下り坂の逆コースでチャレンジすることになり、通常の登山道コースになった。日光沢温泉までは展望台から滝の見学ポイント もありました。キノコが豊作だったが、食べることの出来るキノコをの知識がないので残念だった。

まったく人には合わなかった。温泉に近くなってくると人も でてきた。一度沢に下りてから根無山までの標高差は大きく、つらい登りが続いたが、灰谷リーダのザックには秘密兵器がたくさん詰まっていて重かったので、私にとっては理想的な速度で登ることができて助かった。矢嶋さんとの山行は久しぶりであった、男二人ならば無口であったが彼女のおかげで会話が弾 みつらいのぼりも楽しく歩くことが出来た。

念仏小屋は新しくなって快適であった。水場もあるがトイレはない。到着後10分後に11名のガイジン集団が到着していっせいににぎやかになった。めげずに、赤提灯といわれながら正統な酒盛りを行う。翌日、矢嶋さんに二人はけしからぬセクハラ発言をしたので、強制終了させたが、寝た瞬間にイビキをかいていていたという、小屋の外に逃げ出した人もいるはずと脅迫されてしまった。写真を見ると確かに顔は真っ赤であった。

温泉岳、白根山を正面に見ながら金精峠に向かう。峠にはお堂の中に金精様が鎮座している。ていねいに拝んでから急坂を国道のトンネルまで下りる。リーダーはここから丸沼までモンキーバイクで車の回収に向かった。ありがたかった。
待っている一時間の間に矢嶋さんから、肩こりについてマッサージを受け て同時に説教も受ける。酒を飲みすぎないことと肩がこるとは肩がこる行動・考え方をしているからだと、三角巾講習会のように明快に言われてしまったので、 実は本日で3日間も禁酒している。よき友を持つことは人生に宝である。湯の湖で温泉に入り、一路渋滞もなしに東京駅に向かった。
今年の紅葉は不作である。

by mio

10.09.18-20 恋ノ岐川

By , 2010年9月20日 9:05 PM

9月3連休、メンバー5人でゆったり2泊3日で恋ノ岐川を遡行してきました。

時間に余裕があったので竿を出したり(収穫は少々?)、ソーメンを作ったり。

キノコの出は猛暑のせいかイマイチでしたがキクラゲが沢山採れました。

2泊とも沢内泊まりで大焚火も満喫。私のリハビリ沢にお付き合いいただき、メンバーの皆様ありがとうこざいました。

by kuniko

10.09.10-12 岩トレの基本を学ぶ@三ツ峠

By , 2010年9月10日 9:01 PM

金曜夜発と土曜の朝集合組に分かれて参加しました。

9時に屏風岩集合とのことで7時過ぎに登山口から登り始めます。

割れたコンクリと四駆の轍をとぼとぼ歩いて1時間半で毛無山頂上へ到着、金曜夜組の20年物のモンベルファミリーテントを発見し、荷物をデポ。雨降りそうになくよかったねぇと皆で神に感謝し、屏風岩へ移動。

一般ルート中央、右にT講師がリードでトップロープを用意いただき、皆で順番に登りの練習です。ビレイはなかなかメンバーの信頼関係が試されるところです。みな誰に命を預けたものか真剣そのもので、日頃の隠された人間関係が噴出します。 確かに命にはかえられませんからねぇ。T講師に次々と都岳連ルート、リーダーピッチとトップロープをはってもらい練習しました。

途中、ロープの扱い方や、岩場でのマナーなど教えて頂きながら、お昼休憩をはさみ午後は懸垂下降と終了点の設置の仕方を学びました。

三ツ峠山荘のテラスでビールを片手にロープワークやシュリンゲの自作、リードのときのカラビナの通し方など教えてもらいました。

夕食はカレー、翌朝はラーメンを食べて、屏風岩に移動。

自己脱出をプルージックとシュリンゲを使用し尺取り虫のように全員でひょこひょこ登り写真撮影、つぎにリードの練習とリードのビレイを練習し下山となりました。

T講師、Y講師、山行部長には大変お世話になりました。

ありがとうございました。

by kamome

10.08.12-15 朝日連峰縦走

By , 2010年8月12日 8:53 PM

以前から行きたかった朝日連峰にいける機会がめぐってきた。急遽とれた2日間のお盆休暇、これに週末をあわせて4日間。予備日を一日いれて、縦走するに十分かと思えた。一人でも行こうと思っていたが、声をかけたら、Aさんが同行してくれることになった。

8月12日(木)「七曲りで濡れネズミ」

11日夜新宿発、鶴岡行きの夜行バスにのる。渋滞の影響で、1時間30分遅れ鶴岡着。1本目のバスに乗り遅れ、8:38発の2本目のバスにのり、大鳥登山口を目指す。バスを乗り換えて、泡滝ダムに10:50に着く。乗客は我々2人だけ。台風が東北を目指しているというが、今日は稜線は歩かないし、昼過ぎに宿にもぐりこめばなんとかなるだろう。覚悟を固めて、大鳥小屋目指して歩き始める。大鳥川はうつくしく、いくつもの滝が流れこんでいて、秘境といえるにふさわしい様相。心もうきうきしてくる。途中、沢から何度も美しい水がとれ、喉を潤し、最後は唯一の急な登りといえる、「七曲り」で振り出した雨と、自らの汗でびちょびちょになりながら、2時すぎ、ようやく小屋についた。少し神経質だけど、親切な管理人さんが迎えてくれた。お客は我々2人と四国からのちょっと木奇妙な女子大生5人組みだけだった。台風は進路をやや北にとり、夕方5時ごろ秋田に上陸したそうだ。夕方6時ごろには風も収まったが、雨は一晩中に降り続き、屋根の下にいるありがたさをひしひしと感じた。100人収容可能な清潔な小屋の2階を二人締めし、濡れ物をほしまくった、贅沢な夜だった。

8月13日(金)「雪渓のあるところ、ニッコウキスゲあり」

6時おき、8時発。やや出発が遅いのは、雨がいつまで残るのか判らなかったから。でも出発するころには雨もあがり、雲もすこしづつ高くなっていた。千鳥池の周辺でうろうろするうちに、結局8時半オツボj峰コース登山口より上り始めとなる。なかなかの急登。汗がぽたぽた落ちる。が、のち、枝尾根から草原にでて、気持ちのよりお花畑となった。藤色のきれいなマツムシソウが沢山さいていて(Aさんにとっては、“スズムシソウ”)、小さなチシマリンドウと秋の到来を思わせるミヤマリンドウとあわせて青系のハーモニーが美しい。そして時折ニッコウキスゲの蛍光オレンジやハクサンイチゲの白が加わる。オツボ峰の手前のコルの雪渓で水をとる。冷たくて、うまい!調子にのってまた次ぎの雪渓で水を取ろうとしたが、地形が谷状になっていないので、とれない。雪渓というだけでは駄目なんだと知る。そんなこんなで、寄り道だらけで、以東岳についたのは13:00、コースタイムを1時間遅れだが、タイミングは抜群。ちょうど空が晴れてきて、遠く朝日岳の山頂まで一望できた。青空の下、あの草原を朝日岳まで歩いていくかと思うと幸せな気分になる。そして今日の宿はその半ばにあるオレンジ色の屋根の狐穴小屋。以東岳山頂でであった単独行の男性は、100名山を目指して名古屋から来たそうだ。朝日岳が71個目で以東岳―朝日岳の往復を2泊3日でやるのだそうだ。いきいきと語るその様子に「目標があるってすごいですね」と感心するAさん。目標意識の薄いわれわれはのんびり歩き、狐穴到着が4時。散々遊んでしまった、楽しい日の締めくくりは、ビールで乾杯。宿は、例の女子大生5人のほかに、百名山君と、百戦錬磨さん、そして、狐と狸。だれかさんのいびきがことのほかひどく、夜中、百名山が、悪態をついているのが聞こえた。

8月14日(土)「仙人の稜線から下界へ」

朝起きたら、強風と雨。天気予報が大はずれ。狐の管理人さんいわく、今日は一日雨、そして雨は16日まで続くという。困ったなー、ふと出発前に調べてきたエスケープルートを思い出し、管理人に相談してみると、それがいいと、下にある宿まで紹介してくれた。美人?が二人いくかもと、電話まで入れてくれたらしい。Aさんも心なしか安堵の表情。外にでて風雨の中を歩き始めてみると、想像よりも風が強くなく、歩くうちにこれなら、朝日岳までいけるんではないかという危険な気持ちがムクムクとわいてくる。この際、ちょっと無理をしてでも完走したいなあ。Aさんの気持ちをちらっと探ってみるが、「それはないでしょう」と、きっぱり否定。雨が降っているのに、行ってもしょうがないじゃあないですか。。。ま、そうよね。今は行けても、このあと、どんなに天気が悪くなるか判らないし、そのちょっとした自信や傲慢さが事故に繋がるんだと、自分にいい聞かせる。どんなやる気も天気という自然には勝てないんだよと。。。2時間で竜門小屋に到着。コースタイムより1時間近く早い。先頭を歩いていたがAさんは小屋の前でありえない、という風にキョトンとしていた。小屋で、コーヒーご馳走になり、30分ほど休憩して、歩き始める。竜門岳ピーク手前の分岐で宿に電話をいれるが、携帯がなかなか繋がらず、雨はここぞとばかりにひどくなる。ようやく、電話が繋がり、日暮れ沢小屋まで、宿の車が向かえにきてもらう約束を取り付け、ほっとする。分岐で方向を南西にとり、しばらく細い尾根が続く。晴れていたら相当美しい所のようだが、今日はほとんど何もみえない。雨は横殴りに体に打ちつけ、登山道を水が流れ、さながら沢の源頭部を歩いているような感じだ。「こんなんなら、沢靴をもってくればよかった」、などと、心にもないことを言いながら、ヒタスラ歩く。まるで修行のような世界だが、気晴らしに今までみた花の名前あてクイズなどをAさんに課しながら、前に進む。そのうちにうっすらと浮かびあがった、ピークとその下に折り重なる沢山の稜線と雲海がみえ、まるで仙人に出会いそうな風景だった。この仙人の丘を境に、ようやく、風と雨が弱まってきた。生命の危険がなくなると、今度はただただ下りがうっとうしくなり降りてきた自分が悔やまれる。この雨の中を登ってきたいくつかのパーティーにであった。明日はもっと雨がひどくなるというのに、あえて登ってくるなんて、相当のツワモノなんだなあ、と感心。ようやく1時20分日暮れ沢の小屋に到着した。2時すぎに橋本荘のおっちゃんが、迎えにきてくれ、寒河江川のほとりにある、素敵な民宿に1泊お世話になることとなった。

8月15日(日) 降り続く雨と「修行」と「煩悩」と

夜から、朝まで雨が降り続き、宿の前を流れる寒河江川が氾濫スレスレまできていて朝6時、焦って起きた。後で聞くところによると、こんなんまだまだ序の口で、このあたりは、めったに水害はないそうだが、下がこれでは山の上は相当ひどそうだ。朝日岳で出会ったいろいろな人々のことが心配になった。あの学生グループは狐穴小屋で停滞を決め込んでいたが、大丈夫だろうか、百名山君は無事往復できたのか?竜門小屋でであった沢グループは? 沢という沢があふれ、登山道が通行不能になっているのではないか。。。結論からいうと、我々は昨日下っておいてよかった。 帰りは、月山湖から高速バスで山形駅へ、そして、Aさんと別れ、山寺に寄り道した。山寺は参道が山道になっており800段の階段をのぼる「修行」で「煩悩」を忘れられるとのことだったが、、我々がただってきた雨の中の下山のほうが、数倍「修行」ぽく、「煩悩」を忘れるに適しているといえた。それでも明日からの東京の職場での「苦行」を思うと、お参りをしないわけにはいかなかった。

今回行けながった、竜門から大朝日、古寺鉱泉、またリベンジしたい。

by kamome

10.06.07 クリーンハイクof労山渋谷区連盟

By , 2010年6月7日 8:45 PM

2010-6-7クリーンハイク 奥多摩本仁田山

参加者:三尾、矢嶋、原田、橋本

ウルスカディは渋谷区連盟に加盟しているので、連盟と合同でクリーンハイクに行った

当日は奥多摩駅で各地区連盟の顔見知りがたくさん降りてきた。

さっそく中央区連盟の記念写真を撮っていると矢嶋さんが乱入してきて隅っこに写っている。

ここから本隊は昔道を歩くことになったが我々は本仁田山に上ってきた。

橋本さんは山岳マラソンに出ている健脚なので走るように歩く昇。

本来はゴミを拾いながらゆっくり上るはずなのだが。

山頂の記念写真を撮り満足してくだりに銀座山の会とすれ違った。

役場にゴミを下して河原でコマクサ山の会とささやかな宴会を張る。

炭焼 き大変おいしかったです。

矢嶋さんご馳走様でした。夏には多摩川で泳ぐ訓練をしましょう。

かけて登った降りたので翌日から足が痛かった、筋肉痛でした。

by mio

10.02.11-14 森吉山パウダー

By , 2010年2月14日 8:07 PM

森吉山 山スキー

三尾彰

パウダー天国森吉山

森吉山の樹氷

森吉山の樹氷

2010年2月11日(木曜日)~14日(日曜日)

森吉山は森吉スキー場が廃止になってしまい、隣の阿仁スキー場は西武が撤退して「NPO法人冒険の鍵クーン」が運営をしている。

しかし営業期間の途中であまりにも赤字が膨れてしまい春スキー営業は中止になっている。

そんなこともあり今年も開催されるか不安である。

スキーの性能が良くなり昔の山スキーはザラメ雪になってからやるものだと言われてきたが、今は新雪パウダー狙いが流行になってきている。

しかし、新雪の時期は昼間の時間が短く雪崩の危険があり天候は悪くて当たり前の難しさはあるが貴重な新雪をいかに喰えるかが山スキーヤーの憧れになってきている。

しかし、毎年新たに発行されるガイドブックに載った新たなルート多くの人が入る。たとえば八甲田山山域は毎日多くの山スキーヤーがガイドに導かれて入るが、同じような地形で近い場所にある森吉山はまったく登山者はいない静寂な白い世界があった。しかも、雪はすばらしく1月から2月は樹氷祭りが開かれパウダー天国になる。そして、パウダー天国といっても通常は多くの人が入ればトレールだらけになってしまうものだが、広い森吉山はそんな心配は無用である。

日程:2010年2月11日(木曜日)~14日(日曜日)

2月10日新宿を22時出発し東北道を一路北上して盛岡から玉川温泉経由で阿仁鍵ノ滝にある「ぶなホテル」に入る、雪道を佐藤さんの運転で飛ばし早朝についた。当初は角館空港から入るつもりであったが現地で車がないと何かと不便なので車で入ることにした。

2月11日 スキー場上部10:00 山頂12:00 一の越から森吉スキー場跡15:30

初めての山域で不安なので初日はNPO法人冒険の鍵クーンに所属している福士功治さんにガイドを頼んだ。

佐藤さん

地図に明日から滑るルートと考えられるルートの情報をいただく。

スキー場からロープウエーでゴンドラで山頂駅まで登る。樹氷林の稜線をシールで1308ピークまで登り一休みする。

真白な世界が広がり山頂から大きく裾野を広げる森吉の半分が見渡せる。シールをとってファーストランは稜線沿いに森吉神社まで、ここから雪庇の薄い箇所から連瀬沢源頭1,200m.まで快適な胸パフを楽しむ、思わず叫ぶ!ガイド無しであればこのルートは取らずに避難小屋経由で登山道を登ったであろう。福士ガイドさんありがとう。

1200mでシールを付けて樹氷の中山頂までのぼる、樹氷が小さくなり雪が硬くなるとやがて山頂であった。明日滑るであろうヒバクラ岳方面を偵察する。

山頂から登ってきた連瀬沢源頭を目指して1150m地点を目指して滑る斜面は日光が当たるのでチョイ深雪のフイルムクラスであった、風の無い陽だまりでゆっくり休憩を取る、ここから短い急斜面をシールを付けて稜線まで登る。

一の越を目に前に見てシラビソ林を縫いながらトラバースして1回目の滑りは松倉沢の上部の950mまで一気にツリーラン、ここから斜めに上り返して適当なこと所から2回目のツリーラン上り返して再び3回目と楽しみながら閉鎖された森吉山スキー場に出る。ここから無木立のすばらしい斜面がドカーンと広がっていた、ここで福士さんから自由に滑っていいと、おいしい指示が出たので私はいの一番に滑り込んだのだが、なんとブレーカブルクラスであった。無木立で快晴なので長い間日光に当てられて表面が固まっていた。まったくコントロールできなくファットスキーの乗っているのでジャンプターンも出来ずにノーコントロールで下った。やっぱりうまい話は注意が必要である。さすが福士ガイドは雪質を知っていたのだ。

森吉スキー場の設備は全て撤去されていた。車道を長く滑り降りてテレマーク山荘と呼ばれている施設まで滑るとピックアップの車が待機していた。今日はシール付け替えを6回もした。

福士ガイドさんありがとうございました。

樹氷 2

2月12日スキー場8:00 避難小屋9:30、山頂1452m11:00 ヒバクラ方面の1187ピーク13:00 802メートルピーク14:00~稜線をいけるころまで、林道に下りて湯ノ岱、国民宿舎近くの国道16:00まで

ぶなホテルから下山口にピックアップしてくれる仲間に送られて出発、スキー場事務所に計画書を提出して山頂駅から夏道とうりに避難小屋経由で山頂に向う、吹雪いている。前が見えないが何とか山頂到着、シールを取っていこうか戻ろうか議論をした、計画どうりにいくことになった。無線でピックアップ役の仲間に計画とうりに突入すると無線連絡をする。

山頂からの出だしはクラストしている吹雪の斜面をコンパスを目印にして慎重に下る、少し下ると白のコントラストのなかで地形が見てきて雪もパウダーになってきた、全員、雄大な風景とパウダーに歓声を上げて滑る、急傾斜は無いが感動があるところである。

1187ピークに向う地形が複雑なので少し迷う。ピークからの滑りは右側の沢に落ちないよう注意しながら802メートルピークに続く稜線を求めて滑る。ぶなの原生林で快適なパウダー斜面が長く続く、少し余裕が出てきたので写真や動画をとる。歓声が上がる。802メートル地点からそのまま沢に下りることも出来そうだが夏道の稜線をしぶとく滑る、しかし、急で斜面でブッシュがうるさいので670メートルの小鞍部で右の斜面にルートを取る、林道が1つめでてきた、西ノ又沢に出るまで下る、林道に出る安全圏まで下りてきたのでほっとする。林道は先頭のラッセルのトレールに乗って後続は滑る状態で順調にすすんできたが、車道に出ると上りも出てきてシールかそのままで行くかひたすら進む。林道に出て安全圏と思ったのが甘かった。携帯が通じ無線も取れるようになって、国道の雪壁を降りて無事、車にピックアップされた。長い距離を移動するルートであった。避難小屋冬季入口

樹氷 3

2月13日 スキー場8:00 避難小屋9:30–10:30 仮称避難小屋尾根1194、976地点経由ーー林道13:00--阿仁スキー場15:00

ゴンドラに乗るときに係の人が「是非また1月に来てください。すばらしいパウダーですよ」と声を掛けてくれるのがうれしい。避難小屋は石油ストーブがあり、登ってくる人は2リットル程度の石油をペットボトルに入れてもってくる。床には分厚い断熱材敷きとても暖かい、めざしを焼いたり少しだけビールを飲んだりと寛いでしまった。というのも今日のルートは短いし何とかなるだろうという考えがあったからだ。

仮称避難小屋尾根は福士ガイドの判断では傾斜が無くて滑らないでしょうといっていた、しかし、滑ったことは無いといっていた。

滑り出しだけは視界が無かったので尾根に乗るように慎重に滑る。やがて全方位視界のある広い尾根が続く、傾斜は少ないが力を抜いて楽しさのあまりユーミンのブリザードを口ずさむ、

1194、976を過ぎるとやがて地形がはっきりしてくる、林道地形に出会ってから急斜面沢に出てしまった、この下には林道があるはずだが見えない、どうしようかと相談していると前の斜面の上に鉄砲を持ってマタギがひょっこりと出てきた。お互いに驚いたが、マタギから「お前さんたち迷ったのか?」と聞いてきた。いいえ下の林道に向かって山頂から滑っていると説明する。すると、下りるためには前の急な斜面を登れという、登ることは出来ない急な傾斜なので、滑っていくとウサギがいた、ごめんなさい狩の邪魔をしてしまいました。やはり森吉はマタギの世界でした。しかし、スキーも無しでよくここまで入れたものだと感心してしまう。

ウサギ斜面を滑り下ると林道にひょっこりでた。ここから林道歩きをまた2時間して阿仁スキー場に出た、今日は車のお出迎えは無いので、宿まで滑り降りる。こんなアバウトさも森吉である。

2月14日 スキー場8:30 15:00までスキー場で滑る

福士ガイド

山頂駅から夏道沿いに下る、整備されたスキー場があるが左右には手付かずのパウダーが待っている。山頂駅から滑り込むクワットリフトの周囲にあるブナの中にパウダーが待っている、技量に合わせて喰い放題である。他に3名程度のボーダーがいるだけ、私たちだけのパウダー、関東近県のパウダーを滑る時は一本目のすぐ横を滑る節約パウダー喰いをしているが、ここではどこでも自由である。もちろんリフト待ちはまったく無い。そのほか山頂からゲレンデわきの夏道どうりに長いパウダーを楽しむ。機動力があるので何本も楽しめるところがゲレンデの利点だ。



昼食はNPO法人冒険の鍵クーンが食堂で豚汁サービスをしていてご馳走になる。東北のスキー場は暖かい人情がある。

3日間楽しませてくれた森吉山は八甲田に劣らない山スキーエリアであった。とっても不便で大変な場所なのでこれからも八甲田のようにはならないだろうが、パウダーの宝庫なのでいつまでも静かな山域であることを祈っている。

注意点

避難小屋に宿泊するときは2㍑程度の石油をペットボトルで持参すること。

山に入るときは阿仁スキー場事務所に登山計画書を提出すること。

参考データ

ぶなホテル〒018-4624

秋田県北秋田市阿仁鍵ノ滝206

電話 : 0186-82-2400

FAX : 0186-82-3630

福士功治 ガイド tel/fax:0186-63-2818

 

by mio