11.09.18 奥秩父 竜喰谷
沢登り初体験メンバーがいたため、初心者でも遡行可能な奥秩父の名渓・竜喰谷に行ってきた。 by kuniko
9月上旬の台風12号の爪痕か、前週に行った滝川槙ノ沢八百谷は水量がとても多く、かなり苦労した。1週間経って少しは水量が減ったかなと思いきや、竜喰谷も水量が多く、少々難易度アップ。一ノ瀬川との出合いの、通常へつって入渓する場所はすごい流れで通過できず、出合いから少し下流を徒渉して竜喰谷に取り付いた。
滝は概ね登れるのが竜喰谷の魅力だが、今回は水量の多さでちょっと躊躇した。それでもまともに巻いたのは12m下駄小屋ノ滝くらいで、ほとんどはシャワークライム状態で登った。
核心の10m曲滝もM橋氏のリードで右壁を登攀。壁は少々逆層気味で斜度もあるので嫌らしかったが、私とH嬢はタイブロックで、沢デビューのM本氏はラストで引き上げてもらいながら、各自岩登りを満喫。上部半分は全身に飛沫を浴びながら登った。M尾氏だけは高巻いたが、悪場でロープを使ったようだ。
その後はナメの連続、スダレ状の滝と気持ちのいい渓相が続く。あまり深い釜の滝は無いので、水量が多くても恐怖心無く取り付いて登れるのが面白い。、天気も良いので全身に水しぶきを浴びながら快適に登った。
ゆっくり遡行して3時間半ほどで大常木林道が横断する終了点に到着。あとは林道から将監小屋へ続く登山道に出で三ノ瀬へ下り、駐車場には14時過ぎに到いた。
前週の滝川右岸の作業道がすごい悪道だったので、大常木林道の作業道もどんなものか・・・と少々心配したが、まるで高速道路のように良い道だった。そんな下山の楽さも竜喰谷が初心者向きと言われる所以だろう。
沢内ではナラタケ、シイタケ、ヌメリツバタケ、作業道脇ではハナイグチと、今秋初のキノコ収穫も楽しめた。
2段スダレ状滝をシャワークライムで登る