2015年11月7日-8日 三ツ峠秋合宿

By , 2015年11月8日 10:28 AM

11月7日~8日の週末に、外部講師によるレスキュー訓練を兼ねた秋合宿が三ツ峠で行われた。総勢15名が集い、クライミング練習、前夜祭、2日目はレスキュー訓練と内容の濃い企画となった。

■11月7日(土)
三ツ峠入口から約1時間半で今夜お世話になる四季楽園へ。荷物をデポして早速屏風岩へ向かった。
リーダーNさんのリードで3本のトップロープがかけられクライミング練習。みんなギャーギャーいいながらも楽しんだ様子。
その晩は懇親会。酒がはいってもロープワークの話で盛り上がった。みんな真面目だな~。C君のイタリア土産(仕事で行ったとのこと)、生ハムとチーズは絶品でした。


リードするNさん

リードするNさん、ビレイするSさん


まずはMさんが挑戦

まずはMさんが挑戦


苦戦するC嬢

苦戦するC嬢


泣こうが叫ぼうが下降許可は出ない

泣こうが叫ぼうが下降許可は出ない

■11月8日(日)
あいにくの雨。ガイド協会の講師陣も到着し小屋前に集合した。雨脚はそれほどでもなく外の屏風岩で3班に分かれて訓練することになった。 講師陣が手際よくあっという間に張ったロープにセルフビレイをとって登っていった。何はともあれまずはセルフビレイ。

以下わが班の講習をおさらい。
最初の訓練は懸垂下降。エイト環を使うが、レスキューでの懸垂下降はバックアップが必須。下降途中で作業したり救助したりするため両手をフリーにする必要があるからだ。スリングで伸ばしその下にマッシャーを作ってビレイループと連結する(文章での結び方の説明は困難につき文献等を参照されたし。以下同様)。荷重をかけると自然にロックし結び目を握ると解除することができる。下降途中に万歳してもしっかりロックされていた。下降中の視線は肩越し。
次はカラビナを使ったバックアップ。これは荷重の有無にかかわらず制動が強力で、常に両手を離しても問題ない。緊急時に作業を長時間行い腕部が疲労している場合に有効とのこと。ビレイループとエイト環の小さい方の穴にそれぞれカラビナをかけ、ロープをビレイループ側から折り返してエイト環側のカラビナに通す。すると強い制動がかかりさきほどのマッシャーより強力にロックがかかった。左手で下にロープを手繰れば解除されスムーズに下りることができた。
続いて懸垂下降の仮固定。まずは確保者によるトップ支点への仮固定である。支点にかけたカラビナにロープを半マストで結び、ミュールノットとオーバーハンドループで固定する。解除するときは決してロープから手を離してはいけない。次に下降者の仮固定。ビレイループに下方のロープを輪にして通して半回転ひねり、その輪に同様にロープを輪にして通し、仕上げにオーバーハンドループで固定して完成である。これで万歳しても大丈夫だ。 やはり実地訓練は理解しやすい。

あいにくの天気の中

あいにくの天気の中


懸垂下降の訓練

懸垂下降の訓練


途中支点通過中

途中支点通過中


マッシャーによる

マッシャーによるバックアップ


リーダーのNさん 下降中

リーダーのNさん 下降中


カラビナによるバックアップ

カラビナによるバックアップ


両手を話して制動確認

両手を離して制動確認


C嬢降りる

C嬢降りる

 

午後は富士見山荘の室内練習場で引き上げ訓練。講師がプーリーとタイブロックを用いて1/3システムを組んだがさすがに詳細は覚えていない。引き上げにはかなりの力が必要で相当難儀した。ただしロープを通したカラビナを負傷者側におろしてビレイループに通してもらって、負傷者側にもロープを引いてもらうとかなり楽に引き上げることができた。
あっという間に時間切れで今一つキャッチアップできなかったため、改めて繰り返しの訓練の必要性を痛感した。

引き揚げ訓練 重かった~

引き揚げ訓練 重かった~


ウルスカ姉妹による負傷者下降訓練

ウルスカ姉妹による負傷者下降訓練

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