0912 乾徳山~黒金山~大ダオ 破線周回ルート

By , 2015年9月12日 5:24 PM

戸隠山山行はCTさんのダブルブッキングで人数が減り中止なったので日帰りの乾徳山にHMさんと行って来た。一般的には山頂往復だが、破線ルートを含む周回縦走ルートとした。
徳和から歩き始め、20分程で登山道に入る。扇平までは一般登山道で途中に銀晶水、錦晶水と水場が2つあり一息入れるのに最適だ。歩き始めて2時間半、扇平に着く。ここはカヤトが広がり、見晴らしがよく解放感のあるところだ。これから乾徳山の岩稜帯に入る。樹林帯を登り、鎖場の岩場を進み、天狗岩のクラックルートを登ると山頂だ。今日は雲が低く、展望が無いのが残念。ここからの富士山はなかなかいいのだけれども。


錦晶水の水場

錦晶水の水場


10mの天狗岩クラックルート

10mの天狗岩クラックルート

山頂から黒金山まで行き、破線ルートに入る。広い尾根の踏み跡は薄く、倒木が多くルートをロストしやすいがコンパスで確認しながら進めば問題はない。苔むした原生林を進んでいくと笹原の大ダオの鞍部に着く。乾徳山、縦走した尾根が見えて歩いて来たことを実感できる。

コメツガ、シラビソ原生林を歩く

コメツガ、シラビソ原生林を歩く


大ダオ。左にあるのが乾徳山

大ダオ。左にあるのが乾徳山

大ダオは徳和川の源流上部に当たり、地図上では沢沿いを下るのでHMさんは楽勝と考えていたが破線ルートは一筋縄では行かなかった。
大ダオから下り始めると膝まであるクマザサと倒木で踏み跡をロストしてしまい、地形、草の生え方などで目星をつけては踏み跡に復帰する。迷いながら進んで行く。水の湧き出る源流部を過ぎ、しばらくすると水量は増え、支流からの水が入り込み沢となる。踏み跡は左岸から右岸へ右岸から左岸へと中州を横切るようにあるのだが、踏み跡はないに等しく自分の経験から判断して見つけていく。沢を渡るにも台風後で水量が多く、石飛をするにも苦労する。ここが一番の難所であった。何度かの沢渡をして左岸を歩くと堰堤に着く。堰堤を高巻きして越えると林道に出て1時間程で徳和に戻る。
9時間行程であったが初級破線ルートとして面白い山行であった。

徳和(6:10)~扇平(8:30)~乾徳山(9:30)~黒金山(11:15)~大ダオ(12:10)~東奥山窪(沢沿い)~徳和(15:00)

クマザサで足元が見えないので歩きずらい。

クマザサで足元が見えないので歩きずらい。


何度も何度も沢渡り

何度も何度も沢渡り

HMさんがサクラシメジ頂いた。食べたら苦い。平気か?

HMさんがサクラシメジ採って来た。食べたら苦い。平気か?

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