2020-8-16 岩菅山
コロナ禍の自粛ムードでなかなか行楽気分とはいきませんが、
平地のあまりの暑さにヘキエキ。
こうなると高地に逃れるしかありません。
ということで、長野宅の地元、志賀高原の名峰岩菅山に行ってきました。
ところで夏になると無性に沢に行きたくなります。
今回は、雑魚川や魚野川の沢登りの詰めで至る岩菅山の登山道の様子と、
尾根上からの状態を確認することも目的のひとつ。
カヤの平経由で奥志賀を抜け一ノ瀬の登山口に向かいました。
先行車は1台。
200名山とはいえ100名山とは比べ物にならないほど静かな状況です。
しばらくは樹林帯の中を進みます。
朝の空気と相まってひんやり。
気持ちのいい登高が続きます。
用水路沿いにしばらく進むと綺麗な沢を渡ります。
イワナが数匹戯れていました。
人を恐れる気配がありません。
志賀は雑魚川を主線に多くの沢が注いでいますが、
これらの沢はほぼ全てが種沢で禁漁。
人は危害を加えないことが代々遺伝子に組み込まれてるんですかね。
ひっきりなしに通る人を恐れません。
そこからはシラビソやコメツガなどの雰囲気ある針葉樹の森を登っていきます。
シラビソは着雪に耐えるため下向きに枝を延ばします。
中間地点を過ぎる頃から岩菅山がチラチラと見え始めます。
立派な山容です。
樹林帯を抜けるとノッキリと呼ばれる稜線に到着。
高天原からの登山道と合流するところでベンチが置かれています。
ノッキリは標高2070mでここが森林限界。
岩菅山を正面に笹原の中を進みます。
右下には名渓魚野川の切れ込みが森の中を縫っています。
森に隠れて水の流れは見えず、森の豊かさを物語っていました。
沢登りの渓としても魅力的で、
秋山郷切明から2泊3日の沢旅にいつか挑戦してみたいでね。
しかし最後の詰めでこのネマガリ笹のヤブコギが待ってるのが改めて確認できました。
岩菅山の詰めはガレ場の直登。
まだ午前中の曇りで真夏の太陽の直射は避けられましたが、結構な登りです。
30分ほどの直登で登頂。
ここまで数名の登山者と合流。
そこそこ登られてる印象です。
避難小屋があるということで早速確認。
(沢登りのビバーク地にしたいと密かに企んでます)
しっかりとした小屋で薪ストーブあり綺麗な状態でした。
快適に過ごせそうです。
ちなみに外にはトイレもありました。
沢を詰めて下山の気力がない場合は全然使えますね。
三角点はツリガネニンジンに囲まれて幸せそう。
ここから志賀高原の最高峰裏岩菅山まで足を延ばしました。
気持ちのいい稜線歩きが続きます。
右の眼下にはガスに包まれた魚野川の谷が深い森の中に刻まれています。
花もそこかしこに咲いています。
ツリガネニンジン、ウスユキソウ、ウメバチソウなど。
ハイマツの稜線を進むと小高い丘になっている裏岩菅山です。
360度ぐるりと広がる絶景の頂です。
ゲレンデに蝕まれた焼額山と奥志賀高原、稜線の先にそびえる烏帽子岳、
雲に隠れた佐武流山と白砂山方面。
外川沢の詰めで至る稜線の様子もはっきり確認できました。
帰路、雲が晴れて炎天下の稜線歩きになりました。
標高2000mを超えるところでこの暑さ。
下界の地獄は推して知るべし。
ところで裏岩菅山側からの岩菅山も見事な山容でした。
奥には横手山もどっしりと構えていました。
軽い熱中症気味で頭痛が・・・。
森林限界のノッキリから先は木陰で涼しくなります。
頭を冷やしたいので急いで沢まで下って水浴び。
生き返りました。
イワナたちはあいかわらず元気に遊んでいました。
往路は気づきませんでしたが、用水路の脇にヤマオダマキが妖艶に咲いていました。
おわり
2020-2-2 鍋倉山 山スキー
前日の野沢に続いてきょうは鍋倉山。
降雪後の晴れとあって多くのスキーヤーが集結していました。
(神○川ナンバーの見覚えあるクルマもありました)
好天のもと、さっそく出発。
いつもの細尾根は取り付きが厳しそう。
今日は沢ルートをただることに。
沢ルートはブナ林の絶景が続きます。
しばしご堪能ください。
美味しそうな斜面を横目にしばらく登ると黒倉山とのコルに出ます。
山頂にはたくさんのスキーヤーが。
われわれは総勢10名で記念撮影。
さあ、楽しい下りの始まり〜。
登ってきた北斜面をいくしかないでしょう。
動画でご覧ください♪
途中のブナ斜面で滑走撮影。
さらに美味しい斜面は続きます。
まだまだ続きます。
いや〜なべくら・・・外しません。
2020-2-1 野沢温泉スキー場〜青木山
北信州も降っては解け、降っては解けの繰り返しでなかなか雪がつきません。
昨日からまとまった雪が降ったので期待して向かった野沢温泉スキー場。
毛無山の裏は結構なラッセルで期待が膨らみます。
結果は・・・ ↓ 動画 ↓
諦めがつかないツワモノ女子の賛成大多数でコルへ登り返しました。
おじさま達はコルでギブアップ。
女子達はノートラック斜面を見つけて登って行きました。
2020-1-19 鍋倉山・山スキー
記録的暖冬で下界は積雪ゼロ。
でも山にはそれなりに降ってます。
鍋倉山頂で積雪約3m。
ガッツリパウダーいただきました。
2019-2-24 越後の山 その2 東谷山
越後の山第2弾は東谷山。
日白山のとなりにたたずみ、藪山で無雪期は山登りの対象にならないが、アプローチが比較的容易で北西斜面のパウダースノーが楽しめるということで、最近は多くの山スキーヤーが訪れる中越定番の山になっている。今回パウダー狙いで行ってみたのだが・・・。
前日、こちらも中越の山スキーの定番・阿寺山に行ってみたが、このところの降雨が凍り斜面は固く、その上に少しの新雪が 載っただけの斜面はでこぼこ。おまけにガスに覆われとても滑りを楽しむ状況ではなかった。うってかわってこの日、雲ひとつない青空と澄んだ空気、そしてさんさんと輝く太陽。眺望は最高、でも帰りは雪が 腐ってるだろうなー。
下山先になる貝掛温泉バス停広場に車をデポして路線バスで二居へ。バスには登山客が10数人乗りこんでいた。運賃はスキー持ち込み料含めて300 円。集落の入り口からシールを付けて二居峠を目指した。春のような陽気でスタート時点からハードシェルを脱いだ。峠の林道入り口でバスが一緒だった登山者のパーティが出発準備をしてい た。
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トレッカーの一行がおりてきた。
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今シーズンは早く終わる感が濃厚だ。
2019-2-23 越後の山 その1 阿寺山
2月の厳冬期にパウダー狙いで越後を訪れた 。
2連戦となった第1弾は定番の阿寺山。あすは東谷山だ。
今回のメンバーのうち、ふたりは昨年も訪れたとのことだが、滑り出しのルートミス で尾根脇の急斜面をひたすらトラバースとなって消化不良だった様子。今回そのリベンジにジョインさせていただいた。
この日はあいにくの天気ですっきりしない。スタート地点の広堀橋からみる阿寺山は雲の中だった。先行車は1 台。準備中にぞくぞくと3台ほど集まってきた。みな首都圏ナンバー。雪の壁を登って出発。
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ジャバミ沢の左岸尾根となる北西斜面を中心に滑降。滑り出しは急斜面だ。北斜面ほど新雪の厚さはないが滑るたびに表層が少し流れた。アイスバーンのような氷の斜面にうっすらと柔らかい雪がのっている状態だ。ターンするたびにごくごく小規模の雪崩が発生。本格的な雪崩を誘発する恐れがある。あまりストレスをかけてはいけない。下の先行者に重ならないようにルートを選び、連続ターンは避けた。そして斜滑降で斜面を大きく横切るように降りた。しばらく降りると斜度が緩い尾根に逃がれてひと安心だ。ジャバミ沢をのぞくとデブリが見える。明らかになだれた後だった。沢は危険なので尾根伝いにルートをとった。斜面は固くでこぼこしていて雪も悪い。アイスバーンを滑っているのと変わらずターンの難易度は高かった。しばらく下降してから谷が狭まるところで沢に入った。沢は随所でなだれていて、そこは最下部の雪崩デブリの 先端だった。よほど条件が良いとき以外、やはり沢底の滑降は避けるべきだ。
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