沢は焚火だ。ということで日帰り可能な大黒茂谷を1泊2日の行程で遡行して来た。メンバーは3人のMさん、Iさん、Sの5名。ここは初級の沢で悪場所は無くナメ床もあり、晴れていれば明るく綺麗な沢を歩けたと思う。ナメは綺麗だが滑り易いのも事実で滑り落ち、もとの場所に戻ってしまう人もいました。ラインの取り方、フリクションの使い方の経験を積みましょう。天気が崩れる予報が出ているのでエスケープを考え、沢が作業道と交差する近くを天場とした。(標高1460m、稜線まで400m差)目的の焚火は前日の雨で薪は湿っていたが何とか火を付け、焚火で串焼き、焼き芋を楽しんだが雨の降り出しが早く17:30頃には焚火を放棄し寝に入ってしまった。長い夜だったね。
翌日、雨は止んでおらず、沢を詰めずに作業道を使って下山する。2時間程で下山して温泉に行き、さっぱりして帰路に着いた。
1日目:8:20三条新橋発~10:00大黒茂谷入溪~13:30天場 2日目:天場発7:40~三条新橋9:40
大黒茂谷に入渓
ナメ床を過ぎた辺り
階段状の滝の上でピース
天場。雨が当たるので薪を被せての焚火となりました。
L・I企画の2泊3日の沢登りをMさん、Iさん、Hさん、私と5人で行って来ました。葛根田川は登攀は少なく、水量が少なかったのでのんびりと遡行でき1日目は目的の焚火宴会を満喫し終了。シュラフの必要の暖かい晩が開け晴天の2日目、暑さの中の藪こぎ、日向の稜線歩きでちょっとバテ気味。三ツ岩山荘は水場が枯れている情報もあって、2日目は予定を変更し大深山山荘泊まり。3日目は霧まじりの天気で展望も期待できず、下山後の温泉だけがその日の楽しみ。L・Iさんは下山ピッチを上げ、あっという間に下山し温泉に突入し、山行は無事終了。
9/15 滝ノ上温泉6:40発~滝ノ又沢出会い10:30(1:30程休憩とイワナ釣り)~天場13:00 (滝ノ又沢出会いから740m上流)
9/16 天場7:30発~(10m滝の登り)8:15~9:30~八瀬森山荘~10:45~大深山山荘15:50
9/17 大深山山荘発4:50~三ツ石山7:10~三ツ石山荘~滝ノ上温泉9:07
のんびりと遡行しましょう
楽に登ぼれる滝ばかりでした。
釣果は4匹
大深山への分岐、この頃バテ気味。(後ろは岩木山)
三ツ岩山は霧の中
2012-08-26(日)日帰り沢登りを会の山行で行いました。
渋沢駅8:00集合、楽をしてタクシーで二俣手前のゲートまで(¥2330)
9:00遡行開始、大倉尾根に12:30つめました。天気続きで、水量が少なく
難しくなく、全員無事で下山。大倉バス停前の大倉屋で乾杯。15:38のバスで渋沢駅へ。
(生中¥450、冷ややっこ¥100、枝豆¥200がおすすめです、お母さんが今年亡くなり、
美味しい漬物は出なくなったけど、家族が店を続けてます)
2012-6-24(日)会の沢トレで水根沢へ。
水根沢は初めての入渓、水量が多めで水も冷たく、体が冷えて、震えが出た。
12m大滝??(よくわかりません)で懸垂下降のときも寒くてしょうがなかった
その後で、さほど難しくないへつりで、スタンス、ホールドの悪いとこで、足が
滑って顔を岩にぶつけて、目の上に切り傷をつけて、出血した。
後ろについていた若手リーダーM田さんが、すぐ消毒と絆創膏を貼ってくれ、
血はすぐ止まり、大したことなく済みました。M田さんありがとうございました
寒さで疲労も出て、体が固くなり、思考力が低下していたのでしょう。
再発防止として、沢用の濡れない寒さ対策ウエアが必要と思いました。
L:kuni mio
ビバークサイト
沢下部
紅葉真っ盛りの銀山平を期待して、新潟県湯之谷村の大湯温泉から銀山平につながる歴史の道を初日に歩き、二日目は銀が発見される前に銀を探しにたどった道は山をはさんで道行沢と骨投沢であっただろうという推察が、「岳人」に紹介したあったので、銀のように渋いこのルートをトレースした。
壊れた橋
道標
大湯温泉の先から越後駒に登る登山口に登山届箱がある、ほとんどの登山者は駒に登り銀の道に行く人は皆無。入口に地元の教育委員会が整備した道標がある、石見銀山とならんで大量の銀を運んだにぎわいを感じながら静かなブナ林を歩く。峠を越えて銀山平を見ながら途中で枝折峠の車道と並ぶ、やがて銀山平に降りた。禁漁区で魚をとるな、山菜は取るなという厳しい看板が目立つ、湯之谷村は豪雪地帯で温泉は豊富だが岩魚や山菜は大事な収入源なのだからと納得して林道を骨投沢に向かう。集中豪雨の影響で林道の橋は落ちていた。平坦な沢は蛇行しながら静かに流れている。2時に行動終了してビバーク。たき火は少ない木であったがゆっくり朝まで使った。
銀の道の入口(渋い)
ささやかな焚き火
2日目、霧がかかっていたが、遡行開始してゴルジュに入ると登攀不可能なF1:10mが出てきた右岸から巻きに入る、越後特有の豪雪に磨かれた草付きトラバースでパス。F2:8mも登れない、少し下流の右岸ゴルジュから巻く、懸垂しようとしたときに、上にまた登攀出来ない滝が見えたので、2ツ滝をまとめて巻いて懸垂で沢床に降りた。やがて「岳人」に載っていた滝が現れた。情報のない沢は面白い。源頭部は急な花崗岩のルンゼになり、フリクションを効かせて登る、稜線近くはブッシュで苦労する、道に飛び出し、これから予定している尾根のとろろで、藪を見て道行沢に降りる気力を無くした。
F2
F4
リーダーのkuniさんにお願いして道を下ることにした。今回キノコが生えていなかったので残念でした。ブナの道を再び大湯に下った、少し紅葉も赤くなっていた。下山後、このまま家に帰りたくない二人は、温泉を楽しみ、大きな公園の芝生の十三夜の月を見ながらそれぞれの酒瓶を抱えてゆっくり休んだ。 by mio
歴史の道
ブナ根張
ブナ巨木
沢登り初体験メンバーがいたため、初心者でも遡行可能な奥秩父の名渓・竜喰谷に行ってきた。 by kuniko
9月上旬の台風12号の爪痕か、前週に行った滝川槙ノ沢八百谷は水量がとても多く、かなり苦労した。1週間経って少しは水量が減ったかなと思いきや、竜喰谷も水量が多く、少々難易度アップ。一ノ瀬川との出合いの、通常へつって入渓する場所はすごい流れで通過できず、出合いから少し下流を徒渉して竜喰谷に取り付いた。
滝は概ね登れるのが竜喰谷の魅力だが、今回は水量の多さでちょっと躊躇した。それでもまともに巻いたのは12m下駄小屋ノ滝くらいで、ほとんどはシャワークライム状態で登った。
核心の10m曲滝もM橋氏のリードで右壁を登攀。壁は少々逆層気味で斜度もあるので嫌らしかったが、私とH嬢はタイブロックで、沢デビューのM本氏はラストで引き上げてもらいながら、各自岩登りを満喫。上部半分は全身に飛沫を浴びながら登った。M尾氏だけは高巻いたが、悪場でロープを使ったようだ。
核心の曲滝。手前左側から巻けるが、右壁を登った
曲滝をリードするM橋氏
その後はナメの連続、スダレ状の滝と気持ちのいい渓相が続く。あまり深い釜の滝は無いので、水量が多くても恐怖心無く取り付いて登れるのが面白い。、天気も良いので全身に水しぶきを浴びながら快適に登った。
ゆっくり遡行して3時間半ほどで大常木林道が横断する終了点に到着。あとは林道から将監小屋へ続く登山道に出で三ノ瀬へ下り、駐車場には14時過ぎに到いた。
前週の滝川右岸の作業道がすごい悪道だったので、大常木林道の作業道もどんなものか・・・と少々心配したが、まるで高速道路のように良い道だった。そんな下山の楽さも竜喰谷が初心者向きと言われる所以だろう。
沢内ではナラタケ、シイタケ、ヌメリツバタケ、作業道脇ではハナイグチと、今秋初のキノコ収穫も楽しめた。
2段スダレ状滝をシャワークライムで登る
大常木林道が横断する井戸沢の終了点
三尾 ほか3名
埼玉側の出会いの丘に金曜日の夜泊まる。
何回も大雨や都合の為に延期になったきた計画だ。
水平道を使ってつり橋小屋跡まで入る。
昨年の事故の影響でよく踏まれている。
本流に降りた時は感じなかったが、
何回かの大雨で水流が多い、枝沢の所にテントを張ろうかと思ったが、
暗いのでその先にあるテント適地にテントを置く。
ブドウ沢の入口のゴルジュは通過できるところが、
まかなければならない程度の増水だったので、あっさりあきらめてテントに戻り、
早いがビバークの用意をした。たき火は朝まで燃えてとても快適なテントだった。
帰りは、又、水平道を使ってふれあいの丘に戻った。
東京は猛暑でも沢の中は寒かった。
by mio
ゴルジュ入口
奥多摩 日原川 倉沢谷本谷
2011年8月7日(日)
バス奥多摩駅発 8:35 入渓 9:15 終了 14:00 バス乗車30分前から豪雨
メンバー L:Lork Kei Rik Iku
暑い夏は沢に限る。それも登攀の沢よりも泳ぎの沢がいい。
膝を痛めて山から遠ざかっていて何故かハーネスのサイズが合わなくなり買い換えたKeiが、沢に入りたいというので倉沢谷本谷に入ることにした。
倉沢谷は川乗谷出合の上流で日原川に流れ込む。遡行ルートとしては、下流部は水量豊かな倉沢谷本谷、上流部は一杯水を源頭とする左股の塩地谷と蕎麦粒山の山頂直下へ突き上げる右股の長尾谷から成っている。昨年、長尾谷を遡行し川乗林道を下ったが、ロープもお助けヒモも必要としないところだった。後日、訓練山行で倉沢谷本谷に入ったが雨が降り出し途中で打ち切った経過がある。
先行パーティ
今回のメンバーは、私を除きNACの会員。KeiとRikは私とNACの同期入会、Ikuは1年後輩というむかしの仲間内山行である。
奥多摩駅に集合、東日原行きのバスで約20分、倉沢バス停で降りたのは2パーティ。早速その場で装備を整え右岸の林道を進み、最初の切り通し手前の急斜面を下って入渓する。このアクセスの短さもこの沢の特徴だ。
切り通し沿いに下降したパーティが先行し、大人数でロープを出している。後続の私たちはシュリンゲをお助けヒモに使ったがロープ無しで遡行した。理由は、濡らして重くなったロープを背負いたくないからである。とはいえ、終始トップでシュリンゲを使って引き上げたりした私は、後で腕の筋肉痛が出た。
右に残置シュリンゲが見える
倉沢谷本谷の特徴の第一は、上流部と比べて水量が豊富なことであり、初級の沢であるが増水時にはレベルが上がる。第二は、滝は高くてもせいぜい3~5mであり、いわゆる登攀要素は少ない沢である。第三は、深い淵を持った滝が多く、首まで浸かるか泳ぐかして滝に取り付きよじ登ることになる。第四は、難しいところには残置のシュリンゲやハーケンがあり、慣れた者であれば巻くことなく水線どおしに遡行できることである。今回は深すぎて背の立たない淵が1カ所あり、泳ぎたくないので巻いたが、それ以外は全て直登した。
林道を塞ぐ土砂崩れ
右岸の高いところに林道が並行しているのでエスケープも容易であり、同じ奥多摩の水根沢とは趣を異にするが、ともに初心者の訓練にはうってつけの沢である。
終盤、トンネル状の水路が二つ付いた堰堤をくぐると右岸に大岩があり、沢の中にコンクリートの橋脚が残っている。左岸の奥に鍾乳洞があって昔は橋があったらしい。上流に本谷に架かる橋が見え、その先には15m魚留の滝があるが、雲行きが怪しくなってきたのでここで遡行を打ち切り簡単に林道へ上がることができた。
沢装備のまま林道を下るが、途中の切り通し部分を崩れた土砂が完全に塞いでいた。一人ずつ土砂の山を越える。バス停近くまできて着替えようとしたとたん、雨が落ちだし勢いが強くなる。私はここでの着替えを諦め、バスも沢靴のままで奥多摩駅まで行くはめとなった。