14.07.06 奥多摩 倉沢谷本谷 沢訓練

By , 2014年7月6日 1:38 PM

残置シュリンゲがない

残置シュリンゲがない



山域山名:奥多摩 日原川倉沢谷本谷(下流部)

山行日時:2014年7月7日(日) 9:30奥多摩駅集合 10:00入渓 14:00終了

メンバー:lork itb tdc

またしても倉沢谷本谷です。

この週末は、谷川の東黒沢へ行く予定でした。明るい沢で焚き火を囲み、タープとツェルトのつもりが天候などの理由で中止に。 そこで、「近場のプール」気分で行ける倉沢谷本谷へ先々週に続き入ることに。

一休み



集合場所の奥多摩駅に現れたtdcさんは、今日が沢デビューとなる。足下に目をやると、新品の沢靴スタイル。今年のサワートレッカー(モンベル)はカラフルなので、自宅から履いてきても周囲の誰も不思議に思わなかったはず。

バスを降りて身支度後、先ずは林道から入渓地点までの斜面を利用して「懸垂下降」の訓練。ハーネスにシュリンゲを固定し、先にセルフビレー用ビナ、中間にデッセンダーデバイスをセットする通称ペツル方式。バックアップのセットも。沢用の30mロープで3ピッチの訓練となった。

不思議なロープ

不思議なロープ


この沢は大きな滝は無いかわり、背の立たない淵が幾つかある。通常なら先頭が泳いで取り付き後続をロープで引き上げる。しかし今日はデビュー訓練なので、泳ぎ無しにして巻くところは巻くことにした。ただし、いやらしいヘツリは何時も通りにこなしてもらう。残念ながら、期待?していた”ツルッ!ドボン!”は1回も無く、初心者にしてはなかなかの出来である。

大きな淵の前で休憩。この淵は左から泳いで取り付き、残置シュリンゲを掴んで落ち口へ乗越すのだが、そのシュリンゲが無くなっていた。その代わりでもないが、正体不明のロープが淵の上を横切っていて、右上の木から左下の岩に打たれたRCCボルト2本に張られている。その上流にも1本ロープが張られていた。 この沢は左上に林道が並行しているのでエスケープや、途中で遡行を打ち切ることが簡単である。今回は、帰りのバスに合わせて14時過ぎに終了。 奥多摩駅に着いて少し歩き「もえぎの湯」で汗を流し、立川で途中下車して反省会ということで1日を無事に終えました。

14.06.21 泳ぐには未だ早かった倉沢谷本谷

By , 2014年6月21日 8:55 PM

6月21日(金) 梅雨の晴れ間をついて倉沢谷本谷へ行ってきました。恥ずかしながらリーダーの私が沢靴を忘れてとんぼ返り、1時間遅刻の体たらくでした。
2時間ちょっとの遡行となりましたが、「えっ、こんなに深かったっけ!」と思い、巻きまくりました。6月の沢は泳ぐには早すぎます。
これで3回目になる倉沢谷本谷ですが、以前の会で新人教育目的できたときは巻きを許さず、泳いでは取り付いてロープを出しては引きずり上げていました。
今回はかなり日和りましたが、微妙なヘツリもあり登攀の滝は無いものの実践クライミングの沢でした。
ご同行のskyさん・itbさん・sgyさん・onhさん、お疲れ様でした。

14.01.26 クラスト+シュカブラ&モナカの前武尊山

By , 2014年1月26日 10:10 PM

平均年齢還暦ジャストの3名で前武尊山に行ってきました。JAF会員証によりN女史は800円割引、私とN中さんはシニア+500円割引で1日券ゲット。JAF会員証1枚で5名まで利用可。使えないスキー場もありますが今回は大助かりです。

リフト終点から1時間程度の登行で標高2000mを超え、パウダーも狙えることで山スキー入門コースとして人気の山だが、雨の予報もあってか数組しかいない。案の定、雪は重く所々トレースの無い斜面をリーダーのN女史が引っ張り40分余りで強風、地吹雪の山頂。日本武尊オグナ像の台座と道標が埋まる程の積雪量だが過去数回来ているというN中さん、N女史はこんなに少ないのは初めて、とのこと。

北斜面パウダーを期待して荒砥沢を滑り登り返す案も出たが当初予定の十二沢を2回やることとし、早速3人並んでCTをすることに。N女史とN中さんの結果はCTN。私Fの結果はCTE4(PC)down15!この違いは何だ?ほぼ同じ場所でなぜこうも結果が異なるのか?個人差によるのか?力の入れ過ぎか?改めて例会で確認しよう。 by fukuden

クラスト、シュカブラ、モナカの混在で苦労しながらも我々3人で独占状態の十二沢はあっという間に楽しく終了。このあと強風でリフトも止まりゲレンデ練習でもしようかと下っていくと、唯一動いている最下部リフトはバブル期を思わせる長蛇の列。一回並んで終了とした。高速もガラガラで夕方には帰宅という楽しい中にもちょっと物足りない山スキーではありました。 by fukuden

13.02.23-24 猛吹猛吹雪の上越日白山敗退と雪洞山行

By , 2013年2月23日 7:07 PM

三尾、笹木、野中、鈴木 2月2日東京を2台の車で早朝出発した、 12時関越の混雑で11時30分に田代スキー場に到着、 2日分の駐車代金を支払い車を停める。 先行パーテイが入っていたので、トレースを使わせていただく、 二居峠でトレースは風で消えていた。稜線は吹雪いていた。 高圧線鉄塔が稜線の上にある、 その上に稜が続いている。想像以上に厳しそう。 今世紀最大の寒波も来ているので、雪庇の切れているところでザックデポ してさっそく雪洞を掘り始まる、13時15分、2時間で完成した。 9時には就寝して7時目ざめ。朝食後に出てみると吹雪いている。 あっさりと山頂はあきらめて下りにかかる、 雪庇に注意して峠までくだる。峠からはところどころ良い斜面が出てきた。 昨日のトレースが消えかけているが、ところどころ拾って国道の見える所に着いた。 手ごろな雪洞のできる場所だった。寒波の影響で関越高速が通行止めになり、久しぶりに17号線で帰った。 by mio

photo by t.sasaki

雪洞を掘る場所のチェックに行く

始めは小さく、中は広く掘ります

1.5Hで完成

雪洞宴会は楽しいよ

吹雪の撤退。降りるよー

深雪のなか下山しました。


13.02.22-24 7人の粉中毒患者(パウダージャンキー)in北海道

By , 2013年2月22日 6:58 PM

札幌に帰郷したKYさんの手配で、札幌周辺のパウダーを満喫してきました。

初日(22日)

前日一足先に札幌入りした私は、手稲区の宿泊先から兼用靴のままバスを乗り継いでテイネハイランドスキー場へ。ゲレンデトップでコーヒーを啜りながら後続を待つが、来たのは6人中3人のみで、残りは温泉へ行ったとのこと。リフトを使って北壁コース脇のパウダーを、楽しんだ。

夜はススキ野でKYさんも合流して懇親会。北海道の冬の味覚を堪能し、足下が覚束ない人も。

2日目(23日)

この日から2日間はアルパインガイド「ノマド」のガイドスキー。宿泊先から兼用靴で10分歩いた所にあるPAで、KYさんとともにピックアップしてもらい他のメンバーと合流。札幌国際スキー場に向かうが、車内で一人がシールを忘れたと悲痛な告白。お一人様のゲレンデスキーが確定する。

ゲレンデトップでゴンドラを降り、ガイドの宮下「隊長」に連れて行かれたのはダケカンバがまばらに生えた斜面。「広っ!!長っ!!深っ!!」の斜面を前にして、喚声が上がる。長いので1枚を何回かに分けて下る。どこもゲキパフのここは、宮下「隊長」が命名した「朝里GTR」なのだ。シールを貼って登り返しては、違う斜面を3本でこの日は終了したが、もうお腹一杯。

3日目(24日)

この日もPAでピックアップしてもらい、キロロへ向かう。札幌市内は猛吹雪だったが、幸いキロロのリフトは運行していた。前夜からの積雪が50cmを越えているので、5時間券を購入しリフトを使ってのゲレパウとなる。ゲレパウと言ってもコース脇をチョロチョロ滑るのとは桁が違う。40°の斜面に飛び込んだときは、文字通りドロップポイントだった。シールを使ったのは1回だけで、6本をこなすが一度として同じ斜面を下らなかった。宮下隊長には脱帽です。

終了後、ホテル「ピアノ」で温泉に入り、全行程を終了しました。

後日、隊長のブログに私たちのことが書かれているのを発見。私たちの中毒症状をキキキキキ(ちびまるこちゃんに出てくる野口さん風に)と喜んでいます。

ヤングからYouTubeのパウダー画像が届きました。

タケシさんからも動画が来ました。


北海道Kiroro BCの動画です。

12.10.20-21 紅葉と温泉の奥鬼怒

By , 2012年10月20日 9:25 PM

日光沢温泉 鬼怒沼湿原

2012年10月20日(土)前夜発~21日(日)

同行2人:ローク、サンタde岩魚(練馬山の会)

奥鬼怒四湯と言われる奥鬼怒温泉郷。最奥の日光沢温泉は、昔ながらの山小屋の風情が嬉しい宿で、今回のお目当て。しかし、通常の東武電車で行くルートだと電車・バス・徒歩を合わせて6~7時間かかる遠い所だ。車でも、女夫淵温泉からは歩きとなる。

山越えで行くルートは三つある。奥日光から金精峠・温泉ヶ岳を経て行くルート。丸沼温泉からの最短ルート。そして今回の大清水から物見山(毘沙門山) と鬼怒沼湿原を経て行くコースである。このいずれも、登山口へのアプローチは、車以外では時間と費用がかかりすぎる。また、車の場合は同じ登山口に帰ってこなければならない。

鬼怒沼湿原を訪れる登山者のほとんどは、日光沢温泉からピストンで行っているようであるが、往復3~4時間コースで登り初めは結構な急登である。ピストンではなく、行程の中に鬼怒沼湿原を入れた唯一のコースを今回はとった。それを可能にしたのは、尾瀬直通の深夜バスを利用して大清水へ行き、早朝から歩き始めることができたからである。

[行程]

10/19 22:00尾瀬直通バスで新宿を出発

10/20 03:35大清水着 05:00林道を歩き出す 06:10湯沢の丸木橋を渡り尾根に取り付く 09:20物見山頂上 09:45鬼怒沼湿原 11:40オロオソロシの滝展望台 12:00丸沼分岐 12:30日光沢温泉

バスを降りた大清水は未だ真っ暗闇だった。ヘッドランプを点けてまずは腹ごしらえ。サンタさん持参の朝食は吉祥寺にある有名店のとんこつラーメンなのだが、茹でなければならない生ラーメンなのだ。何とか調理して腹に収め、ドリップコーヒーを味わってから、暗い林道をヘッドランプ頼りに歩き出す。

湯沢を渡る丸木橋


林道が終わった先、湯沢を丸木橋で渡り尾根道に取り付く。2,113mの物見山頂上まで約760mの登りが始まる。急登が続くが道は良く整備されている。「ハイキングだと騙された」という愚痴を聞き流し、シャリバテ休憩などを入れ、遙かに燧ヶ岳を見ながら、ようやく物見山頂上へ。木が多くて見通しは効かない。

下り始めると、右前方に鬼怒沼湿原が見える。池塘の点在する高層湿原で、標高2,000mを越える山上に広がっている。ようやく操作要領が飲み込めてきたカメラでパチパチしながら木道を行くと、甲高い鹿の鳴き声。秋は鹿の恋の季節なのだ。

湿原を過ぎるとダラダラ下りが続くが、その後は一気に高度を下げる急斜面となる。植生が変わり、オロオソロシの滝展望台あたりから紅葉が目につく。丸沼分岐の吊り橋あたりも紅葉が美しい。

正午過ぎに、ワンちゃんの出迎えを受けて日光沢温泉に到着。受付を済ませてから表で本日2回目のラーメンで昼飯。ローク持参の高菜とんこつラーメンは、キチンとしたカップ麺だ。

食後のコーヒーも済ませ、温泉へ。男女別の内湯と露天風呂が二つあって、内湯と露天風呂の片方は白濁したお湯だ。もう一つの露天風呂は透明なお湯。紅葉を間近に見ながら入る温泉は格別だ。

夕食に出てきた岩魚の塩焼き。岩魚大明神のサンタさんが、すばらしい焼き加減だとしきりに感心。地酒の濁り酒も美味しかった。そんなこんなで、霞の中に記憶が消え失せて1日を終えた。

翌日は、遊歩道を1時間半かけて女夫淵温泉まで歩き、バスと東武特急を乗り継いで帰ってきた。

しもばしら 物見山山頂直下で

物見山山頂の表示

鬼怒沼湿原

日光沢の紅葉 宿の窓から

12.08.29 感動しました塩見岳

By , 2012年8月29日 8:22 PM

日時:8月29日(水)~30日(木)

天気:1日目 晴れのち曇り 2日目 晴れのち曇り

コースタイム:

1日目 6:40鳥倉林道駐車場-7:12豊口登山口-8:00 3/10標識-9:00塩川小屋分岐-9:24三伏峠小屋9:35-9:45三伏山-10:00旧三伏小屋分岐-10:30本谷山10:40-11:30ゴーロ11:40-12:15塩見小屋12:35-13:35塩見岳西峰-13:40東峰14:00-14:50塩見小屋

2日目 4:10塩見小屋-5:15塩見岳西峰・東峰5:45-6:35塩見小屋7:10-7:18御右衛門山分岐-7:28ゴーロ-8:00立ち枯れ-8:20本谷山8:30-8:40三伏小屋分岐-9:07三伏山-9:20お花畑-9:25水場-9:33お花畑-9:43三伏峠小屋-9:55塩川小屋分岐-10:10水場-10:30豊口山間のコル-11:18登山口-11:50駐
車場

ずーと行ってみたかった塩見岳、ちょっと遅めの夏休みが取れたので思い切っていってきました。やっぱり、アプローチが大変でした。鳥倉林道の入口、まったくわかりませんでした。朝、散歩している村人に尋ねやっとたどり着きました。平日にもかかわらず駐車場は、ほぼいっぱいっ
て感じです。塩見って人気あるんだな。

今回は、塩見小屋泊まり、小屋泊ってすごーく久しぶりなので、ちょっと不安が…  塩見小屋は小さな小さな山小屋です。要予約なので、必ず予約するようにしましょう。そうしないと、別棟の三角テント?みたいなところに押し込められるみたいですよ。この日は、6名の団体さんが予
約なしみたいで、そっちのテント?に。ただ平日なので、その団体さんの専用になったみたいだ。そっちのほうがラッキーだったかな。

塩見小屋に泊まると、頂上で朝日を見ることができます。頂上からの富士山、最高です。本当に感動ものです。360度の景色、仙丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳、農鳥岳、悪沢岳、荒川岳、中央アルプス、遠くに北アルプス。そんな光景です。ん、赤石、聖、光は、どうしたかって…、雲のなか
でした。残念!

帰りに三伏峠小屋の水場にちょっと寄ってみたら、「熊に注意」の看板。後で他の人の記録読んだら、人がいないのにラジオがなっていたとか。本当にでるみたいなので、注意、注意!

平日の山行にもかかわらず、結構な人に遭遇しました。休日だったら、たいへんかも。今回は、初日、二日目ともに頂上を独り占めだったけどね。

写真の容量が大きいみたいで貼り付けられませんでした。ヤマレコに記事載せているので、そっちも参考にしてください。 by masashi


http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-220598.html

 

12.07.06-10 槍沢-西鎌尾根-笠ヶ岳

By , 2012年7月6日 9:42 PM

山行期間:2012年7月6日(金)前夜発~10日(火)

縦走行程:上高地~槍沢~天狗原~南岳~(槍穂主稜線)~槍ヶ岳~(西鎌尾根)~笠ヶ岳

メンバー:Lork(単独)

年に一度くらいは、単独で縦走するのも良いものである。昨年は、種池を起点に後立山南部を烏帽子まで歩いた。未踏のルートを埋めていく作業でもある。

今年は、槍沢・天狗原・西鎌尾根・笠ヶ岳をターゲットに、年休2日を含めた5日間で歩いた。

当初はツェルト泊の予定だったが、装備にピッケル・アイゼンが加わり、直前の天気予報で雨が確実となったので小屋泊に変更した。

初日

河童橋から穂高

直通バスで朝5時半に上高地に着き6時に歩き出す。河童橋からは穂高が見えるが、ところどころガスっている。明神にさしかかる頃からポツポツと降り出し、徳沢で傘から合羽・スパッツ・ザックカバーに切り替える。横尾から槍沢への道に入るが、ここからは初めてのコースだ。登山道脇では、お猿さんがお食事中だ。

出発から5時間で槍沢ロッジに着く。まだ午前中だが、雨も激しく、この日の行動はここまでとする。幕営予定だった登山者が小屋泊に変更してやってくるのを尻目に、ビニール合羽で登っていくパーティがある。何を考えているのか、彼らの言葉が理解できないので分からない。

2日目

槍沢の晴れ間

朝から土砂降り、小屋のパソコンで気象庁のレーダー情報を見るが、この付近一帯の雨雲が動かないようだ。ほとんどが下山していくなかで一時停滞も覚悟したが、9時頃になって雨が上がったので歩き出す。薄日も差す槍沢は広くて美しい。しかし天気は永くは持たなかった。天狗原分岐に着く頃には、空は暗くなりまた降り出した。ここからは、槍沢を埋める雪渓をトラバースして右岸側の

天狗原へのトラバース箇所

天狗原へ進むので12本歯のアイゼンを付けピッケルを取り出す。久しぶりの革製重登山靴は、重たい分だけ安心を与えてくれる。トラバース後半の急傾斜部分は小屋のブログにあったとおり雪切りがされていて助かる。

天狗池・天狗原はすべて雪の下で、ガスをとおしてかすかに赤布が立てられているのが見える。赤布どおしのコースは急な雪壁なので回り込むが、次の赤布が見えずルートファインディングに時間を費やす。雨で見通しが効かないなか、濡れたフリースの手袋を絞りながら、何とか雪渓を登り切る。

たどり着いたところは、横尾尾根が槍穂稜線へ突き上げる岩尾根である。アイゼン・ピッケルから解放されたが、膝の直ぐ上の筋肉(大腿四頭筋)が「おらぁ痙るぞ!」と脅しをかけ始めたので、騙しながそっと岩場を登り稜線に出る。

出発が遅かったこともあり、当初予定の槍ヶ岳までを変更し、南岳を越えて南岳山荘へ入る。これで日程が当初の4日間から予備日を使った5日間となる。南岳山荘では、たった一人の泊まり客だった。

3日目

眼下に天狗原

前日の予報では雨だったが、起きてみると日が差している。7時に出発し、また南岳を越え槍方向へ向かう。稜線からは、前日登ってきた天狗原と横尾尾根の詰めの岩尾根がはっきりと観察できた。

槍穂の主稜線は雪もなく、夏道通しで歩ける。中岳・大喰岳を経由して槍の肩に着く。折角だから、空身で槍ヶ岳に登るが、途中で不思議なもの?に遭遇した。それほど急でもない岩場で、何かがズルズルと動いている。よく見ると、後ろ向きで岩にへばりつきながら下っている山ガールだった。そのとき私の吹き出しに浮かんだイメージは、「ナメクジの後ずさり?」でした。こんな連想は、ナメクジに失礼なことと反省しています。

ハクサンイチゲ

槍からは西鎌尾根を進む初めてのコースだ。千丈沢乗越までの下りは問題なく進めたが、それ以降は、またしても残雪が登山道を塞いでいる。全てではないのだが、登山道が稜線の信州側に着いているところは、稜線と残雪でまるで二重山稜のようになっている。こうしたところは、雪稜の頂点部分を歩くのが正解なのだが、登りの山腹が雪に覆われている場合はそう簡単ではなかった。雪面の下に隠れている登山道が、どこで露出した登山道とつながっているのか見えない、分からないのである。そこで威力を発揮したのは、地形図で、自宅パソコンで印刷した9千分の1地形図と首っ引きでコースを探し、何とか事なきを得た。

この日の最後の登り、樅沢岳は登り口からかなり上まで残雪が三角形に覆って、慎重居士の私は2回目のアイゼン着用となる。頂上周辺でハクサンコザクラとクロユリに会い、下って双六小屋に入る。

この日の西鎌尾根では、誰にも会わなかった。

4日目

秩父平からの登り

この日も出発は7時。弓折岳鞍部の小池新道との分岐までは何度か歩いたことがあるが、その先から笠ヶ岳までは初めてのコースである。4日目なので少しは余裕こいて花の写真などにも気が向くようになったが、小池新道との分岐に気付かず弓折岳に到着。このコースも登山道が至るところで雪に覆われている。

コーヒータイム

特にひどかったのは秩父平からの登りで、雪面に点々と撒かれたベンガラを見て、「えー!これを登るの」と思った。ここで、アイゼン・ピッケルが3回目のお出ましとなった。終盤の急斜面にはコブ付きのトラロープが下がっていて、それを伝って雪面を登りきった。標高差120~30mくらいだが、けっこう疲れた。

抜戸岳の手前で大休止を取り、まだ山行2回目のガス・コッヘルセットでドリップコーヒーを淹れ、至福の時を味わう。この辺りからようやく笠ヶ岳の容姿を目にすることができた。

思ったより時間がかかり、14時半頃笠ヶ岳山荘に到着。小屋前に斜面も雪に覆われていたが、ここはキックステップでやり過ごした。

残すは、明日の下りだけと思うと気が楽にななり、21時頃まで飲む。

5日目

日の出時の槍ヶ岳

4時過ぎに起きてサブザックで笠ヶ岳頂上へ向かう。途中で槍の左側から陽が昇る。頂上でゆっくりと写真を撮り、コーヒーを淹れてユッタリとくつろぐ。

影笠

頂上から槍穂の稜線がシルエット状に広がり、南には乗鞍・御嶽が雲海上に浮かんでいる。西側には影笠(笠ヶ岳の影)が雲海に投影し、遠くに白山の上部が顔をのぞかせている。

小屋に戻り朝食を済ませて7時過ぎに出発。下山コースは、昨日来た道を戻って抜戸岳の手前から下る笠新道。この下山コースは2段になっていて、1段目ははカール状の中を下り杓子平までの部分、2段目は杓子平から左俣林道までの急斜面に付けられたジグザグ降りの部分である。それぞれ、約270mと約1,100mの標高差で、合わせて1,370mを下る。

かえりみる笠ヶ岳

まずはじっくりと観察して1段目の下りに取りかかる。雪に覆われていて登山道はほとんど出ていない。雪面上に赤布とベンガラはあるが今ひとつコース取りがすっきりしていな

笠新道の上部 杓子平より

いし、終点がよく分からない。とりあえず、誰も通った跡のない岩をクライムダウンしたりして下りだしたが、途中で安全のためにピッケルを取り出す。ドタ靴の威力でかかとのエッジを利用してガンガン下り、傾斜が緩くなったところでグリセードを試みる。ピッケルのシャフトの長さが足りず、快適なグリセードというわけには行かないが何とか降りきる。1段目を約40分で下り、杓子平で1本立てて降りてきた斜面を眺めるが、地形図の助け無しにはよく分からない。

オオヤマレンゲ

第2段は、ジグザグ混じりのひたすら下りコースで、標高が下がるにつれて汗が噴き出してくる。水分補給の休みを取りながら、左俣林道に12時過ぎに到着。新穂高への林道脇に咲いていたオオヤマレンゲをカメラにおさめ、5日間にわたる山行を終えた。

11.11.12-13 ヤブこぎ読図縦走 七人作り尾根

By , 2011年11月12日 8:49 PM

名前が印象的で、数年前から気になっていた「七人作り尾根」。コアなルートなのでなかなか機会に恵まれなかったが、志向派のモノ好きメンバーが集まり、やっと計画することができた。安倍奥エリア随一の激ヤブルートと言われ、詰めは日本三大崩れ「大谷崩」の縁に沿って登るスリルもあり、どれほどのものかと期待が大きかった。

スタートは新田稲荷神社の急な石段から。社殿の裏手から植林帯の急登が延々と続き、水場が無いため1人3リットル強の水を担いだ荷は重く、キツイ・・・。息を切らして登り、1時間30分ほどで朽ち果てそうな山名標が置かれた「七人作りの峰」に着く。ここまではふくらはぎが伸びに伸びた急坂だったが、ヤブは無く歩きやすかった。この後、斜度は緩やかになるものの徐々にヤブが濃くなる。とはいえ、ところどころ何となく踏み跡らしきものがある。あちこちにケモノ道が見られたが、天候もまあまあで比較的尾根は明瞭なので地図とGPSを使いながら、迷うことも無く快調に登った。

新田稲荷神社の急な階段から始まる

尾根の名の由来となっている「七人作りの峰」には山名標があった

 

また、ヤブが深いといってもだいたいがクマザサだ。東北、アルプスの山々で苦しめられるネマガりタケやシャクナゲ、ハイマツなどのヤブ漕ぎに比べれば大したことはない。沢の詰めなどでそれを体験している面々にとっては背丈ほどあるクマザサのヤブも何のことは無く、トップを交代しつつルーファイを楽しみながら進んだ。

事前にネット情報などで予想をつけていたコースタイムも、区間区間で約30分ほど早く、幕場には13時30分過ぎに順調に到着。幕場は尾根が緩やかになる1766mピークの先を狙っていたが、地形図ではわからな小さな起伏が随所にある複雑な尾根で、平坦な良い場所を探すのに少々苦労した。今日一日、登山者とは一人も出会わず、山そのものを我々が独占しているといった心地良い感覚だ。1日目の夜は、クマザサと深い森が広がる幕場で楽しく飲んで語らった。

2日目は、下山後のバス時刻が心配だったので6時に出発。幕場からは木々の間に朝焼けを背にした富士山のシルエットが美しかった。本日は、いきなりハチビツ山(25000/1地図に名称は載っていない)への急登からスタート。幕場から前方に見上げた山容は大きく、「あれを登るのかぁ~」とゲッソリしてしまった。ルートも1日目に比べるとかなり不明瞭になってきた。ただクマザサの背丈が低くなってきたのでヤブは漕ぎやすい。

ハチビツ山はほぼ急斜の直登。クマザサをつかんで四肢を使って登る。中腹くらいから「大谷崩」のガレ場が見え始め、徐々にその縁に沿って登るようになる。景色は雄大・・・というより足場が崩れないか心配で緊張した。

背丈ほどあるクマザサのヤブ尾根が続く

正面にハチビツ山の大きな山容が迫る

 

ハチビツ山から大谷嶺山頂までは大谷崩のガレ縁スレスレを登り、絶景&スリル満点!

ハチビツ山から大谷嶺山頂までは大谷崩のガレ縁スレスレを登り、絶景&スリル満点!

ハチビツ山まで幕場から90分ほどを見ていたが、1時間ほどで到着できた。ここからは傾斜は緩くなるが、山頂まで左に大谷崩を見下ろしながら縁ギリギリを行くスリリングな登りとなる。あまりにギリギリ過ぎて滑落が心配な箇所は、右側の傾斜のある片斜面をクマザサを掴み、漕ぎながらトラバース気味に登った。

ハチビツ山までは読図練習のため、メンバー交代でトップを歩いたが、山頂まではリーダー権限でトップをやらせてもらい、ハチビツ山から約1時間の所要で8:30に大谷嶺山頂ゴール!幕場から山頂までは3時間ほど見ていたが、結果的に2時間ほどで突破できた。参考にしたネットの記録はほぼ単独行のタイムだった。やはり1人というのは読図ルートの場合ルーファイに慎重になり、時間がかかるのだろう。余裕のコースタイムで到達できたのは、まさにパーティシップの為せる技だと実感した。





ハチビツ山から大谷嶺山頂までは大谷崩のガレ縁スレスレを登り、絶景&スリル満点!   by kuniko

11.10.29-30 I山 キノコ採りハイキング 焚火キャンプ

By , 2011年10月29日 8:04 PM

10月最後の土日、ブナの原生林が素晴らしいと聞き、以前から気になっていた下越のI山へ。

山そのものは登山ガイドにもあまり載らないマイナーな山だが、山頂往復約6時間はまあまあの行程。

山頂は朝日連峰の展望台だ。

もちろん晩秋のブナの森といえば、ターゲットはナメコ。快晴のもと、ブナの黄葉を愛でながらキノコ採取登山を

楽しむには格好の山と予想して計画した。

目論見は見事的中! 今年は夏が暑すぎてのキノコの出方が悪いとか出る時期がズレているとか言われ、

なかなか時期と場所設定に悩んだが、ちょうど採りごろのナメコがゴロゴロ出ていて、久々の大収穫となった。

これも登山道脇

他にもムキタケ多数、ブナハリタケ、ヒラタケなどなど。山行中に食べきれず、メンバー皆のお土産にもなった。

山麓のS夜営場もおすすめ。使用許可申請が必要なものの使用は無料で、直火ok。ブナの大木群に囲まれた

野趣あふれる空間は、ほぼ我々パーティの貸切で焚火し放題、好きな場所にテント張り放題。水、ガス、電気は

無いが、近くに沢はあるし、山ヤには何の問題もない。

ちょっと遠いのが難点だが、機会があれば秋にまたゆっくり散策を楽しみたいところだ。

以下、今山行の収穫をご紹介! by kuniko

登山道に入ってほどなく道脇にナメ群生出現!ナイフで丁寧に採取

青空に紅葉が映える登山道を行く

思わず奇声をあげてしまった、本日一番のナメコ大株

食べごろの可愛いナメコちゃん

稜線から見渡す朝日連峰立ち枯れの大木にも出ていました

本日の収穫。一番多いのがナメコ大きなボウルもナメコでいっぱいにキリコ処理中

なかなか撮れないヒラタケも採れました  ブナハリタケはそろそろお終い

ブナの森に中で焚火とキノコ料理を満喫したS夜営場。心癒されるスポットです