2020-8-16 岩菅山

By , 2020年8月17日 5:22 PM

コロナ禍の自粛ムードでなかなか行楽気分とはいきませんが、
平地のあまりの暑さにヘキエキ。
こうなると高地に逃れるしかありません。
ということで、長野宅の地元、志賀高原の名峰岩菅山に行ってきました。

ところで夏になると無性に沢に行きたくなります。
今回は、雑魚川や魚野川の沢登りの詰めで至る岩菅山の登山道の様子と、
尾根上からの状態を確認することも目的のひとつ。

カヤの平経由で奥志賀を抜け一ノ瀬の登山口に向かいました。
先行車は1台。
200名山とはいえ100名山とは比べ物にならないほど静かな状況です。

しばらくは樹林帯の中を進みます。
朝の空気と相まってひんやり。
気持ちのいい登高が続きます。

用水路沿いにしばらく進むと綺麗な沢を渡ります。
イワナが数匹戯れていました。
人を恐れる気配がありません。
志賀は雑魚川を主線に多くの沢が注いでいますが、
これらの沢はほぼ全てが種沢で禁漁。
人は危害を加えないことが代々遺伝子に組み込まれてるんですかね。
ひっきりなしに通る人を恐れません。

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そこからはシラビソやコメツガなどの雰囲気ある針葉樹の森を登っていきます。
シラビソは着雪に耐えるため下向きに枝を延ばします。
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中間地点を過ぎる頃から岩菅山がチラチラと見え始めます。
立派な山容です。
樹林帯を抜けるとノッキリと呼ばれる稜線に到着。
高天原からの登山道と合流するところでベンチが置かれています。
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ノッキリは標高2070mでここが森林限界。
岩菅山を正面に笹原の中を進みます。
右下には名渓魚野川の切れ込みが森の中を縫っています。
森に隠れて水の流れは見えず、森の豊かさを物語っていました。
沢登りの渓としても魅力的で、
秋山郷切明から2泊3日の沢旅にいつか挑戦してみたいでね。
しかし最後の詰めでこのネマガリ笹のヤブコギが待ってるのが改めて確認できました。
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岩菅山の詰めはガレ場の直登。
まだ午前中の曇りで真夏の太陽の直射は避けられましたが、結構な登りです。
30分ほどの直登で登頂。
ここまで数名の登山者と合流。
そこそこ登られてる印象です。
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避難小屋があるということで早速確認。
(沢登りのビバーク地にしたいと密かに企んでます)
しっかりとした小屋で薪ストーブあり綺麗な状態でした。
快適に過ごせそうです。
ちなみに外にはトイレもありました。
沢を詰めて下山の気力がない場合は全然使えますね。
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三角点はツリガネニンジンに囲まれて幸せそう。
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ここから志賀高原の最高峰裏岩菅山まで足を延ばしました。
気持ちのいい稜線歩きが続きます。
右の眼下にはガスに包まれた魚野川の谷が深い森の中に刻まれています。
花もそこかしこに咲いています。
ツリガネニンジン、ウスユキソウ、ウメバチソウなど。
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ハイマツの稜線を進むと小高い丘になっている裏岩菅山です。
360度ぐるりと広がる絶景の頂です。
ゲレンデに蝕まれた焼額山と奥志賀高原、稜線の先にそびえる烏帽子岳、
雲に隠れた佐武流山と白砂山方面。
外川沢の詰めで至る稜線の様子もはっきり確認できました。



 

 
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帰路、雲が晴れて炎天下の稜線歩きになりました。
標高2000mを超えるところでこの暑さ。
下界の地獄は推して知るべし。
ところで裏岩菅山側からの岩菅山も見事な山容でした。
奥には横手山もどっしりと構えていました。





 

 
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軽い熱中症気味で頭痛が・・・。
森林限界のノッキリから先は木陰で涼しくなります。
頭を冷やしたいので急いで沢まで下って水浴び。
生き返りました。
イワナたちはあいかわらず元気に遊んでいました。

往路は気づきませんでしたが、用水路の脇にヤマオダマキが妖艶に咲いていました。
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おわり

2020-3-22 袴岳

By , 2020年3月28日 11:16 PM

信越国境の袴岳にスキートレッキングに行ってきました。

袴岳は斑尾山の隣にあって、信越トレイルのセクション1の途中にあります。

美しいブナ林に包まれた穏やかな山です。

この日は雨予報でしたが、森の撮影にはgood。

ガスに包まれたブナの森は、狙い通り幻想の世界へ導いてくれました。

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2020-2-19 鍋倉山 山スキー

By , 2020年2月20日 8:48 AM

今シーズン最期のパウダーかな?



 

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2020-2-2 鍋倉山 山スキー

By , 2020年2月4日 12:48 AM

前日の野沢に続いてきょうは鍋倉山。
降雪後の晴れとあって多くのスキーヤーが集結していました。
(神○川ナンバーの見覚えあるクルマもありました)

好天のもと、さっそく出発。

いつもの細尾根は取り付きが厳しそう。
今日は沢ルートをただることに。

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先行パーティが尾根に取り付いていました。

沢ルートはブナ林の絶景が続きます。
しばしご堪能ください。
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美味しそうな斜面を横目にしばらく登ると黒倉山とのコルに出ます。
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青空ものぞき絶景が広がります。

 

山頂にはたくさんのスキーヤーが。
われわれは総勢10名で記念撮影。
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さあ、楽しい下りの始まり〜。
登ってきた北斜面をいくしかないでしょう。
動画でご覧ください♪



 

途中のブナ斜面で滑走撮影。
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いや〜楽しすぎます。

 

さらに美味しい斜面は続きます。
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逆光で写真的には絶好のシチュエーション。

 

まだまだ続きます。
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いや〜なべくら・・・外しません。

2020-2-1 野沢温泉スキー場〜青木山

By , 2020年2月3日 3:00 PM

北信州も降っては解け、降っては解けの繰り返しでなかなか雪がつきません。
昨日からまとまった雪が降ったので期待して向かった野沢温泉スキー場。

毛無山の裏は結構なラッセルで期待が膨らみます。

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冬化粧のブナ。美しいです。

 
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青木のコル。ヤブが目立ちます。

 
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期待を胸に青木山へ。

結果は・・・ ↓    動画 ↓



 

諦めがつかないツワモノ女子の賛成大多数でコルへ登り返しました。
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おじさま達はコルでギブアップ。

女子達はノートラック斜面を見つけて登って行きました。
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みんなパウダー満喫♪♪

 
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コルから沢を滑降。楽しい〜〜〜。

2020-1-26 鍋倉山・山スキー

By , 2020年1月27日 10:45 AM

春を迎える3月のような陽気の中、鍋倉山に行ってきました。

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往路、ブナの巨木・森太郎を眺めながら。

 
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山頂間近の森はブナの美林。

 
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このツリーランは中毒になります。

 

春の陽気でしたが、山頂直下はサラサラのパウダーに覆われていました。
ここはいつ来てもハズレません。
ブナの美林のツリーランを堪能しました。



 

2020-1-19 鍋倉山・山スキー

By , 2020年1月20日 11:51 AM

記録的暖冬で下界は積雪ゼロ。

でも山にはそれなりに降ってます。

鍋倉山頂で積雪約3m。

ガッツリパウダーいただきました。

2019-2-24 越後の山 その2 東谷山

By , 2019年3月7日 10:34 PM

越後の山第2弾は東谷山。
日白山のとなりにたたずみ、藪山で無雪期は山登りの対象にならないが、アプローチが比較的容易で北西斜面のパウダースノーが楽しめるということで、最近は多くの山スキーヤーが訪れる中越定番の山になっている。今回パウダー狙いで行ってみたのだが・・・。

前日、こちらも中越の山スキーの定番・阿寺山に行ってみたが、このところの降雨が凍り斜面は固く、その上に少しの新雪が 載っただけの斜面はでこぼこ。おまけにガスに覆われとても滑りを楽しむ状況ではなかった。うってかわってこの日、雲ひとつない青空と澄んだ空気、そしてさんさんと輝く太陽。眺望は最高、でも帰りは雪が 腐ってるだろうなー。

下山先になる貝掛温泉バス停広場に車をデポして路線バスで二居へ。バスには登山客が10数人乗りこんでいた。運賃はスキー持ち込み料含めて300 円。集落の入り口からシールを付けて二居峠を目指した。春のような陽気でスタート時点からハードシェルを脱いだ。峠の林道入り口でバスが一緒だった登山者のパーティが出発準備をしてい た。

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九十九折りの林道を登った。事前情報だと二居峠で尾根にとりつくのに難儀するとのことだったがまったくなんの問題もなく峠に到着。(事前情報はおそらくここのことではないと思う)登山パーティもぞくぞく到着し一息ついていた。峠にある 東屋も完全に出ていて雪の少なさを物語っていた。下界には乾いたアスファルトの国道17号線が見えていた。
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二居峠


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眼下には国道17号

尾根にとりついた。さっそく名物の雪庇がお出迎えだ。積雪が少ないせいかそれほど発達していないよう。右側に は太陽に照らされた三国山脈が煌煌と輝いていた。とりわけ平標山と仙ノ倉山は圧倒的な存在感。奥には谷川連峰ものぞいていた。左側はコナラの樹林帯。雪庇を踏みぬかないよう林の中を進んだ。急坂を登ると送電線の鉄塔についた。
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雪庇


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平標山が覗く

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鉄塔

その後も細尾根は続いた。本来ならこの厳冬時期、尾根はカリカリで雪庇も発達しているはず。何箇所か厳しい登りがあったが条件によってはシール登高は難儀するだろう。この日はスキーアイゼンでクリアできたが、スキーを脱がなければならない状況が多いと思われる。

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絶好の天気


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絶景の三国山脈

東谷山手前のピークが見通せるところまで登ってきた。尾根が続いた。抜けるような青空に白い稜線が続いていた。寒さのかけらもなく、まるで2月とは思えない陽気。これは完全に春スキーだ。
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細尾根を抜けるとブナとダケカンバの緩やかな斜面に。急坂がおわってひと安心。
トレッカーの一行がおりてきた。
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ブナとダケカンバの美林帯

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美しい森の中を登っていった。そこへスキーヤーが滑り降りてきた。そのあとを大型犬が追ってきた。ふもとの駐車場で会った方だ。ふもとでは「 早く行こう」とせき立てていた犬。いっしょに頂上まで登ってきたようだ。これぞ 究極の散歩、犬もさぞかし楽しいだろう。

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犬が・・・。

頂上に近づくにつれ山容はなだらかになった。見えた滑り降りる谷を左に一つのピークを越えたその先に人だかりが。あそこが東谷山頂上だ。右手には三国山脈の相変わらずの絶景。何度も立ち止まりその光景をカメラに収めた。これほどの絶景は二度と拝めないだろうと思われるほどの眺めだった。
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見事な快晴


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あの人だかりが東谷山の山頂

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山頂からは一足先にスキーヤーが降りていった。

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下山のスキーヤー

そして山頂へ。山頂からは360度の大パノラマ。東から時計回りに、越後三山、その手間に昨日登った阿寺山、そしてくっきりと米子沢を従えた巻機山、一ノ倉岳、谷川岳と続く谷川連峰、登高を見守ってくれた仙ノ倉岳、平標山、さらに背後には苗場山、神楽ヶ峰。とにかく圧巻の展望だった。できることならテント泊しながら夕景を狙いたい。

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越後山脈


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三国山脈から谷川連峰


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苗場山も見える

隣の日白山に続く尾根には登山者が数名見えていた。

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日白山への稜線 奥には万太郎山 谷川岳ものぞく

しばし絶景を堪能し滑降をスタート。降りる谷を間違えてあわてて隣の尾根にトラバース。無事ルートに戻った。滑った斜面が春のような日差しを浴びた西斜面ということでさすがに雪は腐っていた重たい雪で脚が疲れる。ただいい 感じの斜面でパウダーだとかなり面白そう。急斜面を滑った後は地形図を見ながら尾根筋をたどった。途中、沢を2か所トラバースして杉の植林地を抜けると国道が見えてきた。そうしてドンピシャで国道をくぐるトンネルのところ につい た。無事終了。

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きれいな疎林帯を滑る

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沢の下部は腐り雪


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国道に出た

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デポ地点へ国道沿いを滑る

今回2月のパウダーを狙って来たが、一足先の春スキーとなった。仲間からケータイに続々下山連絡が入ってきたが 共通語は「春スキー。」

今シーズンは早く終わる感が濃厚だ。

2019-2-23 越後の山 その1 阿寺山

By , 2019年3月7日 10:24 PM

2月の厳冬期にパウダー狙いで越後を訪れた 。
2連戦となった第1弾は定番の阿寺山。あすは東谷山だ。

今回のメンバーのうち、ふたりは昨年も訪れたとのことだが、滑り出しのルートミス で尾根脇の急斜面をひたすらトラバースとなって消化不良だった様子。今回そのリベンジにジョインさせていただいた。

この日はあいにくの天気ですっきりしない。スタート地点の広堀橋からみる阿寺山は雲の中だった。先行車は1 台。準備中にぞくぞくと3台ほど集まってきた。みな首都圏ナンバー。雪の壁を登って出発。

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土が見えているところも多く4月のような雰囲気。林道を進むと尾根の取り付き点だ。先行の2名は沢沿いのほうへ進んで登っていた。滑降する 沢の状況を見ながらの登高なのだろう。われわれと後続のパーティはまっすぐ 尾根に取り付いた。
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正面の尾根を登る

いきなり急坂が続いた。きれいなブナの森を登った。ブナの根開けも見られ、すでに春の様相。カモシカがこちらに歩いてきた。沢沿いを進むパーティから逃げてきたのだろう。われわれに気付くと90度転回して斜面を上がっていった。ブナの森はカモシカの天国だ。ブナがあるということは雪が多いということ。雪が多いと食の競合者シカが近寄れないためだ。ブナの森ではよく遭遇する。
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その後もひたすら続く急斜面。メンバーのひとりスプリットボードのボーダーが苦戦。超太板のようになるため急斜面は難しいのだろう。そのころ後続の パーティが追いつく。話すと、リーダーは昨年も一緒になった方だと判明。ガイド本にここ阿寺山について執筆されている方とのこと。今年も一緒になったようだ。やはりきょうの雪はよろしくないとのこと。
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急登は続く

標高1000m付近まで登ってきた。傾斜が切れて小休止。別パーティの方と本日の滑走ルートジャバミ沢の情報交換。沢沿いにかなり下まで行ける、適当なところで左にトラバースして尾根の取り付き点に出たほうがよい、などなどアドバイスをいただいた。
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そこからきれいな樹林帯に入り、またまた急斜面。結構きついです、この山。
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一帯はガスに覆われ視界はなし。幻想的な霧のブナ林に見守られながら登った。

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幻想のブナ林

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ノウサギの足跡

そしてようやく標高1250mの平坦地に着いた。この先は視界も悪くモチベーションが上がらない。

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1250m付近

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もう少し登って滑走することにした。急斜面を100mほど登った。ちょうど夏道が通っているところで登高終了。
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1350mの夏道附近


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視界がひらけた

北斜面で明らかに雪質がよくなったが新雪の下は雨で固まった固い斜面だ。ビットチェック。30 センチほどの深さにシャーベット状の層があったが崩れることはなかった。不安定ではないが念には念を入れる必要がある。

ジャバミ沢の左岸尾根となる北西斜面を中心に滑降。滑り出しは急斜面だ。北斜面ほど新雪の厚さはないが滑るたびに表層が少し流れた。アイスバーンのような氷の斜面にうっすらと柔らかい雪がのっている状態だ。ターンするたびにごくごく小規模の雪崩が発生。本格的な雪崩を誘発する恐れがある。あまりストレスをかけてはいけない。下の先行者に重ならないようにルートを選び、連続ターンは避けた。そして斜滑降で斜面を大きく横切るように降りた。しばらく降りると斜度が緩い尾根に逃がれてひと安心だ。ジャバミ沢をのぞくとデブリが見える。明らかになだれた後だった。沢は危険なので尾根伝いにルートをとった。斜面は固くでこぼこしていて雪も悪い。アイスバーンを滑っているのと変わらずターンの難易度は高かった。しばらく下降してから谷が狭まるところで沢に入った。沢は随所でなだれていて、そこは最下部の雪崩デブリの 先端だった。よほど条件が良いとき以外、やはり沢底の滑降は避けるべきだ。

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ジャバミ沢滑降

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雪崩の跡

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流れがのぞく広堀川出合で河岸に登り河原を進んだ。左岸から用水路が流れ込んでいるところで終了。シールで少し登り入山地点に戻った。

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広堀川出合

今回、雪が悪く滑走自体は楽しめなかったが、登坂、雪崩の回避、悪雪の処理 などさまざまな要素が体験できた勉強になる山行だった。

おつかれさまでした。

おつかれさまでした。

夜は湯沢の一二三で魚介類に舌鼓を打った。美味いです。
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カジカ酒

カジカ酒

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2019-2-3 のんびりと鍋倉山

By , 2019年2月22日 12:38 AM

今年の奥信濃は積雪十分。
山スキー日和となった週末、関田山脈の主峰・鍋倉山に行ってきた。
今回のメインは写真。のんびり山歩き&山スキーを楽しんできた。

 

名物の濃霧に包まれた飯山盆地を抜け、一路温井集落へ。
除雪終了地点の道沿いには先客がズラリ。ほとんどが出発ずみで、準備しているのは2パーティほど。
すっきり晴れ渡った青空のもとビーコンのスイッチをいれ出発。

田茂木池の横をショートカットすると旧都立大小屋だ。そこからは私有地になるため急斜面を登って県道に出る。


鍋倉山を正面に

鍋倉山を正面に


旧都立大小屋横の崖を登る

旧都立大小屋横の崖を登る

小屋の先は大きくカーブしているが、そのまま沢筋をトラバースした。
スノーシューの単独女性が降りてきた。山頂に行ってきたとのこと。
鍋倉のブナの山はスノーシューもいい。スキーは山登りもできてくだりも楽しめる、やっぱりスキーはもっといい。

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小屋の先のトラバース

山頂に続く森太郎覗き尾根とよばれる尾根にとりついた。途中の森太郎も楽しみだ。
細尾根をつめるとブナ林の中斜面になった。
単独のスキーヤーが滑ってきた。
一旦止まると、
「キツーーーー!」
奇声をあげている。
「重たいですかあ?」
「どうにもならん、ストップ雪」
そういえば自分、登りで大汗かいてハードシェルを脱いでいた。この陽気で雪が相当腐っているようだ。
「山頂直下はいい雪だったよ。楽しみにして登って」
そう言って
「キツーーーー!」
と叫びながら降りていった。

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下の方はバカ雪

尾根の登りは続いた。
この尾根の右側には随所にオープンバーンがある。
4人のパーティが楽しそうに滑っていった。
帰りの楽しみだ。
向こうには関田山脈が青空のもと続いていた。

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滑降


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滑降


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青空に続く関田山脈

 

立派なブナが目立ってきた。巨木の谷を左に尾根を登った。

大きなブナ

大きなブナ


冬の陽を浴びるブナ

冬の陽を浴びるブナ

向こう側の斜面の下の方にひときわ大きなブナが見えた。森太郎だ。
去年残雪期に見にきたが、今回は幹の大部分が雪に埋もれていて巨木感は乏しかったが、その存在感はやはり鍋倉の主である。
残念ながら枝の広がりは少なく、そろそろ天寿を迎えるのかもしれない。
ここまで数百年、鍋倉を見守り、開発から守ってくれた神の木。
いつまでも生きていてほしいものだ。

森太郎

森太郎 やはりひときわ目立つ


巨木の谷

巨木の谷


影を伸ばす森太郎

影を伸ばす森太郎

森太郎を見届けさらに登っていくと、緩やかな美林帯に出る。
見事なブナが一定間隔に立っている美しいところだ。
ここのツリーランは鍋倉の代名詞だ。
先行者を被写体に構図を試行錯誤した。

美林を行く

ブナの美林を行く

振り向くと絶景の山々が。

越後山脈がくっきり

越後山脈がくっきり


越後三山をバックにブナ林を登るスキーヤー

越後三山をバックにブナ林を登るスキーヤー

そして鍋倉山頂。
頂きでは数目に先客達が休憩していた。
ドローンを飛ばしている人も。
そして正面には、妙高、火打を従えた頸城山塊がドーンと鎮座。
振り返ると野沢の毛無山、苗場山、越後三山。
高社山と飯山盆地の白い田園。
黒倉山の先には日本海までもが見渡せた。360度なかなかの絶景だ。

鍋倉山山頂

鍋倉山山頂

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絶景の頸城山塊

絶景の頸城山塊 左から黒姫、高妻、妙高、火打


信越トレイルもすっきり見える

信越トレイル


高社山と飯山盆地

高社山と飯山盆地


日本海も見える

日本海も見える


たまには記念撮影

たまには記念撮影

しばしの休憩後、滑走開始。
登ってきた斜面は結構なシュプールが入っていたため、右のノートラック斜面をトラバース気味に左へ回り込んだ。
巨木の谷の上部を横断して登ってきた尾根へ。
森太郎の懐まで行くことも考えたが、曇り空になってきたため青空バックの森太郎はあきらめた。
巨木の谷の反対側のオープンバーンを物色することに。
ノートラック斜面を見定めてドロップイン。
シャーベット状だったが適度に楽しい。小回りターンを刻んだ。
斜面がなくなるころ横にトラバース。
さらに隣のオープンバーンが出てくる。高速大回りターンで一気に駆け抜けた。
爽快!のひとこと。

鍋倉山の魅力は、穏やかな山容となんといってもブナの森の美しさだろう。
今回も鍋倉の優しい懐に包まれながら贅沢な時間を過ごすことができた。