15-01-11 地図読み山スキー「クラシックルート 七ケ巻」
コンパスナビゲーションで行く「クラシックルート 七ケ巻」
野沢温泉2日目、B班報告は毎年恒例の「コンパスナビゲーションで行くクラシックルート七ケ巻」の巻!です。パーティーはリーダーS木さん、M岡さん、F田の3名。
前日、宿にて同定表を作成。明日はM岡さんとF田で地図読みと先導。リーダーはお目付け役だ。
当日は雪も止み薄日射す絶好のツアー日和である。灯篭木峠でシール装着、高度計とコンパスをセットして出発準備をしていると透かさずリーダーからチェックが入る。「遅~いッ!」。
ラッセルしながら30分ほどでなだらかな水尾山。ツボ足だとひざ上まで潜るがCTの結果から問題なしと判断するも滑走を前にしてガスってきた。不明瞭な二つの尾根を乗り換えなければならないため慎重にコンパス・地形図と地形を睨めっこし目標物を見定める。リーダーからは停止位置などについて注意があり一人ずつ滑走。複雑な地形を標高差で100mほど滑走し再びシール装着。どうにか計画通り林道に出てホッとする。次の目標は林道横断点だが、この先林道は左手尾根に乗るかクロスするはず、そこから入ればよい!と判断。はたして林道と尾根が同じ高さになる平場が現れた。ここから樹林帯に入り同定した滑走スタート900m地点で小休止とし腹ごしらえ。
その後は樹間が狭く快適とは言えないがノートラックの新雪ツリーランを堪能。しかし油断は禁物だ。この先迷い込んではいけない尾根があったはずだ!3人の高度計は15mの表示差がある。そのため慎重に地形を観察するも地形図では明確な二つの尾根がよくわからない。谷を埋めている雪が地形の凹凸を消している。その雪面のうねりと樹木の先端の高さなどを観察しているうちにようやく尾根と谷が見えてきた。よし、方向は決まった!平行移動しないように進行方向の細い尾根を外さずに行く。ここまでリーダーは時々GPSを確認してニヤニヤしている。何も言わないところをみると大きな間違いはないのだろう。
徐々に雪が重くなり樹間が狭く灌木類も増えてコース取りに苦労しながらも旧七ケ巻スキー場に降り立った。七ケ巻集落に続く林道の除雪終了点で板を外しバス停へ急ぐも夕方までバスはない。タクシーで宿に帰ってから鍋倉班メンバーともども松葉の湯にて疲れを癒す。
2013年1月の投稿にもあるように地図読み山スキー訓練にはうってつけのコースでした。
いや~すごく勉強になりました。リーダーS木さん、M岡さんありがとうございました。
灯篭木峠9:15~水尾山10:15~標高900m(昼食)11:50~旧スキー場13:15~13:40七ケ巻バス停
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