2017-03-25 野沢温泉~馬曲温泉スキーツアー

By , 2017年3月31日 5:35 PM

10年ほど前に野沢温泉スキー場から島平の馬曲温泉へのスキールートがあることを知って、温泉から温泉ってなかなか素敵ではないかと思っていた。やっと行く機会が出来て雪の落ち着く3月下旬に計画を立てた。参加者は秘湯巡り好きのNisshyさん、地図読み好きのF田さん、野沢温泉好きのS木の3人である。温泉to温泉のスキーツアーの始まりは温泉。私は野沢温泉の外湯の新田の湯で朝風呂に入ってから出かけた。

旅は新田の湯から始めた。

温泉スキーツアーは朝風呂から始める



野沢温泉スキー場のパトロールに計画書を提出し、スキー場トップの毛無山に行く。整備中のパトロールにロープをくぐるときはツボ足で入って影になったところでスキーを履くようにお願いされる。一般者が入らないための配慮である。パトロールに気を付けてと声をかけられて快く出発する。山に入ると膝上まで埋まる深雪パウダー。まずは南東の鞍部に滑りこむ。寒気が続いたので3/下旬とは思えないパウダーランで鞍部に着く。ここから1633のピークまで登り地元でアオキと呼ばれている場所に向かう。脛ぐらいのラッセルであったが20分ほどでピークに着いた。アオキに滑り込む斜面は程よい角度で楽しめそう。ピットチェックの結果、急斜面は避け、斜度の緩いルートでアオキに滑り込む。アオキは尾根に囲まれた平地で地元の人が、たけのこ狩り中によくで迷うところだと宿の方の聞いた。平らな笹藪の中では見通しがきかないから迷うのだろうなぁ。

毛無山電波塔下が滑り始める。


1633ピークまでのラッセル

1633ピークまでのラッセル


毛無山

毛無山


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雪のチェック

アオキから南西にある1532ピークが馬曲温泉へ下るスタート地点だ。地図では細尾根で小さな支尾根があることが読み取れる。支尾根に入り込まないように地形を確認しながら下っていく。想像していたより尾根幅があり滑ることに問題はないが地図から読み取れない5,6メートルの登りがあって、階段歩行で超えていく。春らしいしっとりした雪は昼近くになると滑りずらくなってきた。そんな中、F田さんが足を取られて転倒。その時に片方のストックの石突きとリングが抜けて紛失してしまう。リングがないのでストックが潜って一苦労することになった。

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アオキの斜面


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なかなかのパウダーでした


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途中の登りは階段登りで進む。後ろは毛無山


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尾根は結構広く滑りも楽しい

1100m地点を過ぎ、尾根の終わりが近づいてきた。真っすぐ行くより右側(西側)に下る斜面が面白そうとNisshyさんの遊び心が訴えてきたので地図を確認する。下ると広い平地状の地形に出て沢を渡る予定のところに行くので問題はない。まずNisshyさんが斜面に入りターンするとスラブが発生。湿った雪が塊を作りながら落ちていく。ゆっくり落ちていったので巻き込まれることなく難なく降りる。雪は7,8mの幅で20mぐらいは落ちたかな。この次期よく起こることだから気を付けよう。
平地状地形を抜けると北入谷、本沢川、赤ダレ谷の3つが合流するあたりに着いた。沢を渡り林道に出る予定でいたが前に進めば沢、左側を登れば沢と右往左往してしまう。一度上流に登り返し、沢の埋まっているところを渡り、林道に出る。山から出てあとは林道を行くだけと楽に考えていたが雪の踏まれていない林道は板が走らず、歩きも混じり時間がかかる。スノーシューのトレースが現れたおかげでそのあとはすいすいと滑り、除雪終了点に着いた。馬曲温泉まで1.4km。トコトコあるくこと30分、望郷の湯、馬曲温泉に到着。温泉to温泉のスキーツアーは木島平が一望できる露天風呂に入って終了した。

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落とした雪の末端を進む


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雪はここまで、温泉まであと1.4km


馬曲温泉の入口は看板がうるさいかな

馬曲温泉の入口は看板がうるさいかな

 

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