Category: 山スキー

東北のイワナ釣りと山登り

By , 2019年8月29日 7:46 PM

岩手県までイワナ釣りに出かけたが一見さんそうそういい思いは出来ないようだ。短い時間で楽しませてくれたが釣果は平均サイズ15センチ程でサイズを期待してきたのでちょっと残念。花巻の渡り温泉近くの川、早池峰山のふもとの殻、和賀岳の源流部と釣りをしたがどこも考えていた川に感じと違っていたり、先にキャンプ地に入られていたりと現地に行ってみなければわからないのは仕方がない。都会の一見さんは回数を重ねないといい釣りに巡り会えないのである。

和賀川

和賀川



 

 

 

何匹か釣る中でよいサイズも出た

何匹か釣る中でよいサイズも出た



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早池峰山

登った日が山の日だったせいか登山口で早池峰山の環境保護活動に協力を依頼するテントが立っていて携帯トイレの携帯を奨励し、販売をしていた。山では登山道の途中、山頂の避難小屋は携帯トイレを使用できるよう整備されていた。登山中の用足しは考えなければいけない問題と認識させられた登山になった。

固有種のハヤチネウスユキソウ

固有種のハヤチネウスユキソウ



 

 

 

山頂小屋

山頂小屋



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和賀岳

角館の東側、秋田県と岩手県の県境にある1439mの山が和賀岳だ。前日は東側の高下登山口から入って和賀川の源流部で釣りしていた。こちら側からも山頂に行けるが西側の薬師岳登山口からの往復をして来た。まずは薬師岳まで登り稜線にでると遠くに和賀岳が見える。地図では1:50で着く行程だが見た目ではもっと掛かる距離に見える。稜線のみちは草原(風衝草原というらしい)で花々がきれいだ。アップダウンは少なくサクサクと進め、山頂に着くと花々が満開で360度の展望が待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

7月の釣りはサイズが出ました。

By , 2019年7月30日 7:26 PM

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7月は渓流釣りの場所を開拓しようと考えて、場所を捜していた。情報源は漁協の放流河川情報、釣り新聞、雑誌等のため特別な所ではなく誰もが知っているところになる。行く時期、タイミングで釣果に当たり、外れがあるが釣れることを期待して釣りに出かけるのである。

3つの川に行ったがいい時期でひとが目立ち、時間をおいてから人が釣り上った後を釣るなどしたが釣れないことは無く、しかもいいサイズの岩魚を釣ることができ、新規開拓はまずまずだった。

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大次郎山?スキーハイキング

By , 2019年5月13日 9:49 PM

大次郎山は野沢温泉スキー場の東の栄村にある1662mの山でスキー場のBCツアーで紹介されていたことで名前を知っていた。ツアーコースは知らないが自分なりにルートを考えていた。
スキー場から入って大次郎山に行き東側に下って北野川の林道に降りて北野天満温泉学問の湯に滑り込むことが出来そうで下山したら温泉の面白いツアーが出来ると思った。もう一つはスキー場に戻る周回ルートで滑る要素が少ないが昔ながらのスキーを使っての山歩きでブナ林を楽しむ感じのルートだ。
ひとりで行くので周回ルートにしたがCさんが近くに来ていることが分かりふたりで行くことになった。スキー場はゴンドラを使って上のゲレンデを滑る春スキー営業になっている。ゴンドラは16:00まででこれに乗れないと温泉街まで歩くとになるがルートは10kmで4時間ぐらいで戻れる予定だ。
大次郎山は志賀高原への県道が近くを通っているが登山道は無く雪があるから行ける場所である。ブナ林を登ったり、下ったりしながら着いた大次郎山はどこがピークか分からない平らなところで、大次郎山に来たーという達成感は感じられなかったがここまでのブナ林はいいものでブナ林をうろうろ出来て気持ちはよかった。大次郎山の周回ルートは滑るところを多く取ったつもりでいたが尾根伝いでいくため、シールでの行動が中心であったが自分でルートを考え、山中で判断したことで満足のいく山スキーとなった。(2019.5.3)

大次郎山はピークが分からない。

大次郎山はピークが分からない。



大次郎山からは苗場山、かくら峰がよく見えました

大次郎山からは苗場山、かくら峰がよく見えました



 

 

 

 

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04020 火打山 さくら谷

By , 2019年4月30日 10:20 AM

P4200022妙高の火打山にある高谷池ヒュッテの周辺は私が気に入っている山スキーエリアのひとつで4月の春スキーで何度も来ている場所である。高谷池ヒュッテまで登って周辺を滑り、翌日に火打山山頂から里の笹ヶ峰まで下るのが定番となっている。さくら谷、影火打沢、惣兵ェ落谷と滑る沢がありその年ごとに選んで滑ることができ、スキーで山頂から里まで滑る山スキーが出来るのが好きだ。
今年は予約開始日の朝に電話を入れたがすぐに予約いっぱいになり、泊まりはあきらめて日帰りとなってしまった。火打山はあきらめて高谷池ヒュッテまで行き、さくら谷を滑って楽しむ計画になった。近年、春の訪れの早く雪解けが早くなって来て沢を使ったルートの期間が短くなっている。沢が開いていると板を担いで夏道の十二曲りの急登を強いられ、さくら谷の滑りも難しくなる。今年は沢を使うことが出来たが雪が溶け、沢がどんどん開いて行くような状態であった。登りの黒沢では滝が開き、ちょっと怖いスキーでの高巻きがあり、下りのさくら谷は沢の淵が開いているところが多く、影火打沢出会いからは沢底は滑らずに側壁のトラバースで進み、東側の台地に取り付いた。
さくら谷は惣兵ェ落谷の出会いまで滑ることが出来なかったが2100mの滑り出しから1850mぐらいまでは雪に状態が良く、登り返し2度斜面を楽しみ、計画の目的の“さくら谷を楽しむ”は達成できたとしよう。
来年は火打山から滑り降りることを目標にしよう。

※高谷池ヒュッテは小屋開けの日であったが獣に小屋を荒らされ営業できず、一週間伸ばしとなったと聞き、予約しても宿泊できなかったことを知った。

黒沢の滝の高巻き

黒沢の滝の高巻き



 

 

 

 

 

 

 

 

高谷池ヒュッテで一休み

高谷池ヒュッテで一休み



 

 

 

 

 

 

 

 

さくら谷への滑り出し

さくら谷への滑り出し



 

 

 

 

 

 

 

 

さくら谷 沢の開きは目立ちました。

さくら谷 沢の開きは目立ちました。

2019-03-23  妙高山外輪山~前山滝沢尾根への山スキー

By , 2019年4月11日 11:17 PM

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三田原がある妙高山の外輪山が山スキーツアーの始まりになる。稜線からカルデラに滑り降りて東に向かって前山滝沢尾根に取り付いて、赤倉観光スキー場に滑り込む計画だ。外輪山に着くと空は曇って、少しガスがあるようだがカルデラ内を覗くとガスは無く、行く方向にある大谷ヒュッテが見え視界がいい。午後は晴れる予報であるので行動に問題はないだろう。

外輪山斜面に入って、降りることが出来る斜面を捜しながら移動する。樹林が少なくオープンバーン状の斜面を見つける。ただし、斜面は固い面の上に雪が積もっている状態でちょっと怪しい。1名ずつ滑り、対面の斜面の上がったところで集合することを伝えてから滑り出した。予想通り固い面があり、つるっとした感触でスキーがよく走る。気温が低かったおかげで雪を流すことなく滑り終えた。振り返れば、結構高い所に人がいる。高低差100m程を一息に滑り降りたようだ。順番に滑ってくるのを見ると途中、固い斜面に足を取られバランスを崩すなど難しい斜面であったようだが滑りごたえのある1本であった。降りた場所は内輪山と外輪山に囲まれたカルデラの中、スケールの大きい風景が広がっていた。しかも冬しか来られない場所だ。

 

カルデラ内に滑って行く

カルデラ内に滑って行く



我々は妙高山側の2100mの斜面に集合していた。この高さで東に進めば、光善寺池の近くの登山道がある天狗堂に着ける。斜面のうねり、立ち木をよけながら上へ下へとラインを変えながらトラバースする。硫黄臭のする南地獄谷の横を通りすぎたところでガスのなかに入ってしまう。視界の悪い中、平な尾根状の地形を見つけた。妙高山への登山道と燕温泉の登山道の合流する天狗堂だ。天狗堂から先は急な谷を下って行くように見え、ガスで見通しが悪いことも手伝って、行く方向が違うと勘違いし違う方向に進もうとしたが、よくよく確認すると谷を横切るように進むのが正解と分かったのでひとまず休憩を取る。
一息ついてからガスの中を移動を始める。樹が密になり、枝から落ちた雪が塊になったアイスブロックをよけ、急な斜面を横切りながらすすむと平らな広い場所に出た。地図、GPSでチェックすると滝沢尾根に乗ったことを確認する。周りをみると消えそうなトレースを見つけ、ひとが通ったことを教えてくれる。ここまでひとの気配を感じ無かったのでトレースを見つけたときはホッとした。

滝沢尾根の標高1750mあたりに出たようでブナ林の穏やかな斜面が広がっている。雪は10~15センチ程の新雪が積もっている。気温が低いので雪は軽くパウダー状態。ガスで見通しが悪いが行くべき方向が分かっているので楽しく滑る。標高1000mで尾根の端に着いたら滑りは終わる。沢に降りて対岸の道に登れば、スキー場はすぐそこだ。

快適に滝沢尾根を滑った

快適に滝沢尾根を滑った



 

 

巻機山は遠い

By , 2019年3月24日 4:38 PM

3月の巻機山山スキーは難しい。2勝2敗の者、1勝3敗の、0勝0敗の者と登頂できないことが多い。今年は天気が崩れる前に行動が終わると読んだのだがガスに覆われて敗退となってしまった。井戸の壁を越え樹林帯を抜けるとガスで5m先しか見えず斜度が分からないような状況を登る。前後とも白い壁で囲まれ進んでもしょうがないと1560m、ニセ巻機の取り付きで下山を決めた。

どこだかわかりませんね。 巻機山です

どこだかわかりませんね。
巻機山です



下りで見えるのは登りの薄いトレース跡のみ。コンパスで方向を決め、小さい弧で滑りトレース跡を外さないように下って行く。樹林帯まで下るとガスが薄くなるが雪面がクラストしてスキーコントロールが難しかったがそれなりに滑りを楽しんで里に下りた。

ガスの中トレースを頼りに滑ってます。

ガスの中トレースを頼りに滑ってます。



Fさんはクラスト滑り。 流石!

Fさんはクラスト滑り。
流石!



3月は季節の変わり目で周期的に天気が変わる。天気をうまくつかむことが巻機山計画の成功のポイントだろう。来年はどうだろうか。(2019年3月16日)

2019-2-24 越後の山 その2 東谷山

By , 2019年3月7日 10:34 PM

越後の山第2弾は東谷山。
日白山のとなりにたたずみ、藪山で無雪期は山登りの対象にならないが、アプローチが比較的容易で北西斜面のパウダースノーが楽しめるということで、最近は多くの山スキーヤーが訪れる中越定番の山になっている。今回パウダー狙いで行ってみたのだが・・・。

前日、こちらも中越の山スキーの定番・阿寺山に行ってみたが、このところの降雨が凍り斜面は固く、その上に少しの新雪が 載っただけの斜面はでこぼこ。おまけにガスに覆われとても滑りを楽しむ状況ではなかった。うってかわってこの日、雲ひとつない青空と澄んだ空気、そしてさんさんと輝く太陽。眺望は最高、でも帰りは雪が 腐ってるだろうなー。

下山先になる貝掛温泉バス停広場に車をデポして路線バスで二居へ。バスには登山客が10数人乗りこんでいた。運賃はスキー持ち込み料含めて300 円。集落の入り口からシールを付けて二居峠を目指した。春のような陽気でスタート時点からハードシェルを脱いだ。峠の林道入り口でバスが一緒だった登山者のパーティが出発準備をしてい た。

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九十九折りの林道を登った。事前情報だと二居峠で尾根にとりつくのに難儀するとのことだったがまったくなんの問題もなく峠に到着。(事前情報はおそらくここのことではないと思う)登山パーティもぞくぞく到着し一息ついていた。峠にある 東屋も完全に出ていて雪の少なさを物語っていた。下界には乾いたアスファルトの国道17号線が見えていた。
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二居峠


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眼下には国道17号

尾根にとりついた。さっそく名物の雪庇がお出迎えだ。積雪が少ないせいかそれほど発達していないよう。右側に は太陽に照らされた三国山脈が煌煌と輝いていた。とりわけ平標山と仙ノ倉山は圧倒的な存在感。奥には谷川連峰ものぞいていた。左側はコナラの樹林帯。雪庇を踏みぬかないよう林の中を進んだ。急坂を登ると送電線の鉄塔についた。
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雪庇


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平標山が覗く

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鉄塔

その後も細尾根は続いた。本来ならこの厳冬時期、尾根はカリカリで雪庇も発達しているはず。何箇所か厳しい登りがあったが条件によってはシール登高は難儀するだろう。この日はスキーアイゼンでクリアできたが、スキーを脱がなければならない状況が多いと思われる。

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絶好の天気


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絶景の三国山脈

東谷山手前のピークが見通せるところまで登ってきた。尾根が続いた。抜けるような青空に白い稜線が続いていた。寒さのかけらもなく、まるで2月とは思えない陽気。これは完全に春スキーだ。
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細尾根を抜けるとブナとダケカンバの緩やかな斜面に。急坂がおわってひと安心。
トレッカーの一行がおりてきた。
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ブナとダケカンバの美林帯

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美しい森の中を登っていった。そこへスキーヤーが滑り降りてきた。そのあとを大型犬が追ってきた。ふもとの駐車場で会った方だ。ふもとでは「 早く行こう」とせき立てていた犬。いっしょに頂上まで登ってきたようだ。これぞ 究極の散歩、犬もさぞかし楽しいだろう。

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犬が・・・。

頂上に近づくにつれ山容はなだらかになった。見えた滑り降りる谷を左に一つのピークを越えたその先に人だかりが。あそこが東谷山頂上だ。右手には三国山脈の相変わらずの絶景。何度も立ち止まりその光景をカメラに収めた。これほどの絶景は二度と拝めないだろうと思われるほどの眺めだった。
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見事な快晴


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あの人だかりが東谷山の山頂

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山頂からは一足先にスキーヤーが降りていった。

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下山のスキーヤー

そして山頂へ。山頂からは360度の大パノラマ。東から時計回りに、越後三山、その手間に昨日登った阿寺山、そしてくっきりと米子沢を従えた巻機山、一ノ倉岳、谷川岳と続く谷川連峰、登高を見守ってくれた仙ノ倉岳、平標山、さらに背後には苗場山、神楽ヶ峰。とにかく圧巻の展望だった。できることならテント泊しながら夕景を狙いたい。

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越後山脈


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三国山脈から谷川連峰


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苗場山も見える

隣の日白山に続く尾根には登山者が数名見えていた。

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日白山への稜線 奥には万太郎山 谷川岳ものぞく

しばし絶景を堪能し滑降をスタート。降りる谷を間違えてあわてて隣の尾根にトラバース。無事ルートに戻った。滑った斜面が春のような日差しを浴びた西斜面ということでさすがに雪は腐っていた重たい雪で脚が疲れる。ただいい 感じの斜面でパウダーだとかなり面白そう。急斜面を滑った後は地形図を見ながら尾根筋をたどった。途中、沢を2か所トラバースして杉の植林地を抜けると国道が見えてきた。そうしてドンピシャで国道をくぐるトンネルのところ につい た。無事終了。

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きれいな疎林帯を滑る

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沢の下部は腐り雪


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国道に出た

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デポ地点へ国道沿いを滑る

今回2月のパウダーを狙って来たが、一足先の春スキーとなった。仲間からケータイに続々下山連絡が入ってきたが 共通語は「春スキー。」

今シーズンは早く終わる感が濃厚だ。

2019-2-23 越後の山 その1 阿寺山

By , 2019年3月7日 10:24 PM

2月の厳冬期にパウダー狙いで越後を訪れた 。
2連戦となった第1弾は定番の阿寺山。あすは東谷山だ。

今回のメンバーのうち、ふたりは昨年も訪れたとのことだが、滑り出しのルートミス で尾根脇の急斜面をひたすらトラバースとなって消化不良だった様子。今回そのリベンジにジョインさせていただいた。

この日はあいにくの天気ですっきりしない。スタート地点の広堀橋からみる阿寺山は雲の中だった。先行車は1 台。準備中にぞくぞくと3台ほど集まってきた。みな首都圏ナンバー。雪の壁を登って出発。

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土が見えているところも多く4月のような雰囲気。林道を進むと尾根の取り付き点だ。先行の2名は沢沿いのほうへ進んで登っていた。滑降する 沢の状況を見ながらの登高なのだろう。われわれと後続のパーティはまっすぐ 尾根に取り付いた。
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正面の尾根を登る

いきなり急坂が続いた。きれいなブナの森を登った。ブナの根開けも見られ、すでに春の様相。カモシカがこちらに歩いてきた。沢沿いを進むパーティから逃げてきたのだろう。われわれに気付くと90度転回して斜面を上がっていった。ブナの森はカモシカの天国だ。ブナがあるということは雪が多いということ。雪が多いと食の競合者シカが近寄れないためだ。ブナの森ではよく遭遇する。
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その後もひたすら続く急斜面。メンバーのひとりスプリットボードのボーダーが苦戦。超太板のようになるため急斜面は難しいのだろう。そのころ後続の パーティが追いつく。話すと、リーダーは昨年も一緒になった方だと判明。ガイド本にここ阿寺山について執筆されている方とのこと。今年も一緒になったようだ。やはりきょうの雪はよろしくないとのこと。
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急登は続く

標高1000m付近まで登ってきた。傾斜が切れて小休止。別パーティの方と本日の滑走ルートジャバミ沢の情報交換。沢沿いにかなり下まで行ける、適当なところで左にトラバースして尾根の取り付き点に出たほうがよい、などなどアドバイスをいただいた。
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そこからきれいな樹林帯に入り、またまた急斜面。結構きついです、この山。
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一帯はガスに覆われ視界はなし。幻想的な霧のブナ林に見守られながら登った。

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幻想のブナ林

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ノウサギの足跡

そしてようやく標高1250mの平坦地に着いた。この先は視界も悪くモチベーションが上がらない。

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1250m付近

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もう少し登って滑走することにした。急斜面を100mほど登った。ちょうど夏道が通っているところで登高終了。
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1350mの夏道附近


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視界がひらけた

北斜面で明らかに雪質がよくなったが新雪の下は雨で固まった固い斜面だ。ビットチェック。30 センチほどの深さにシャーベット状の層があったが崩れることはなかった。不安定ではないが念には念を入れる必要がある。

ジャバミ沢の左岸尾根となる北西斜面を中心に滑降。滑り出しは急斜面だ。北斜面ほど新雪の厚さはないが滑るたびに表層が少し流れた。アイスバーンのような氷の斜面にうっすらと柔らかい雪がのっている状態だ。ターンするたびにごくごく小規模の雪崩が発生。本格的な雪崩を誘発する恐れがある。あまりストレスをかけてはいけない。下の先行者に重ならないようにルートを選び、連続ターンは避けた。そして斜滑降で斜面を大きく横切るように降りた。しばらく降りると斜度が緩い尾根に逃がれてひと安心だ。ジャバミ沢をのぞくとデブリが見える。明らかになだれた後だった。沢は危険なので尾根伝いにルートをとった。斜面は固くでこぼこしていて雪も悪い。アイスバーンを滑っているのと変わらずターンの難易度は高かった。しばらく下降してから谷が狭まるところで沢に入った。沢は随所でなだれていて、そこは最下部の雪崩デブリの 先端だった。よほど条件が良いとき以外、やはり沢底の滑降は避けるべきだ。

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ジャバミ沢滑降

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雪崩の跡

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流れがのぞく広堀川出合で河岸に登り河原を進んだ。左岸から用水路が流れ込んでいるところで終了。シールで少し登り入山地点に戻った。

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広堀川出合

今回、雪が悪く滑走自体は楽しめなかったが、登坂、雪崩の回避、悪雪の処理 などさまざまな要素が体験できた勉強になる山行だった。

おつかれさまでした。

おつかれさまでした。

夜は湯沢の一二三で魚介類に舌鼓を打った。美味いです。
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カジカ酒

カジカ酒

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2019-2-3 のんびりと鍋倉山

By , 2019年2月22日 12:38 AM

今年の奥信濃は積雪十分。
山スキー日和となった週末、関田山脈の主峰・鍋倉山に行ってきた。
今回のメインは写真。のんびり山歩き&山スキーを楽しんできた。

 

名物の濃霧に包まれた飯山盆地を抜け、一路温井集落へ。
除雪終了地点の道沿いには先客がズラリ。ほとんどが出発ずみで、準備しているのは2パーティほど。
すっきり晴れ渡った青空のもとビーコンのスイッチをいれ出発。

田茂木池の横をショートカットすると旧都立大小屋だ。そこからは私有地になるため急斜面を登って県道に出る。


鍋倉山を正面に

鍋倉山を正面に


旧都立大小屋横の崖を登る

旧都立大小屋横の崖を登る

小屋の先は大きくカーブしているが、そのまま沢筋をトラバースした。
スノーシューの単独女性が降りてきた。山頂に行ってきたとのこと。
鍋倉のブナの山はスノーシューもいい。スキーは山登りもできてくだりも楽しめる、やっぱりスキーはもっといい。

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小屋の先のトラバース

山頂に続く森太郎覗き尾根とよばれる尾根にとりついた。途中の森太郎も楽しみだ。
細尾根をつめるとブナ林の中斜面になった。
単独のスキーヤーが滑ってきた。
一旦止まると、
「キツーーーー!」
奇声をあげている。
「重たいですかあ?」
「どうにもならん、ストップ雪」
そういえば自分、登りで大汗かいてハードシェルを脱いでいた。この陽気で雪が相当腐っているようだ。
「山頂直下はいい雪だったよ。楽しみにして登って」
そう言って
「キツーーーー!」
と叫びながら降りていった。

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下の方はバカ雪

尾根の登りは続いた。
この尾根の右側には随所にオープンバーンがある。
4人のパーティが楽しそうに滑っていった。
帰りの楽しみだ。
向こうには関田山脈が青空のもと続いていた。

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滑降


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滑降


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青空に続く関田山脈

 

立派なブナが目立ってきた。巨木の谷を左に尾根を登った。

大きなブナ

大きなブナ


冬の陽を浴びるブナ

冬の陽を浴びるブナ

向こう側の斜面の下の方にひときわ大きなブナが見えた。森太郎だ。
去年残雪期に見にきたが、今回は幹の大部分が雪に埋もれていて巨木感は乏しかったが、その存在感はやはり鍋倉の主である。
残念ながら枝の広がりは少なく、そろそろ天寿を迎えるのかもしれない。
ここまで数百年、鍋倉を見守り、開発から守ってくれた神の木。
いつまでも生きていてほしいものだ。

森太郎

森太郎 やはりひときわ目立つ


巨木の谷

巨木の谷


影を伸ばす森太郎

影を伸ばす森太郎

森太郎を見届けさらに登っていくと、緩やかな美林帯に出る。
見事なブナが一定間隔に立っている美しいところだ。
ここのツリーランは鍋倉の代名詞だ。
先行者を被写体に構図を試行錯誤した。

美林を行く

ブナの美林を行く

振り向くと絶景の山々が。

越後山脈がくっきり

越後山脈がくっきり


越後三山をバックにブナ林を登るスキーヤー

越後三山をバックにブナ林を登るスキーヤー

そして鍋倉山頂。
頂きでは数目に先客達が休憩していた。
ドローンを飛ばしている人も。
そして正面には、妙高、火打を従えた頸城山塊がドーンと鎮座。
振り返ると野沢の毛無山、苗場山、越後三山。
高社山と飯山盆地の白い田園。
黒倉山の先には日本海までもが見渡せた。360度なかなかの絶景だ。

鍋倉山山頂

鍋倉山山頂

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絶景の頸城山塊

絶景の頸城山塊 左から黒姫、高妻、妙高、火打


信越トレイルもすっきり見える

信越トレイル


高社山と飯山盆地

高社山と飯山盆地


日本海も見える

日本海も見える


たまには記念撮影

たまには記念撮影

しばしの休憩後、滑走開始。
登ってきた斜面は結構なシュプールが入っていたため、右のノートラック斜面をトラバース気味に左へ回り込んだ。
巨木の谷の上部を横断して登ってきた尾根へ。
森太郎の懐まで行くことも考えたが、曇り空になってきたため青空バックの森太郎はあきらめた。
巨木の谷の反対側のオープンバーンを物色することに。
ノートラック斜面を見定めてドロップイン。
シャーベット状だったが適度に楽しい。小回りターンを刻んだ。
斜面がなくなるころ横にトラバース。
さらに隣のオープンバーンが出てくる。高速大回りターンで一気に駆け抜けた。
爽快!のひとこと。

鍋倉山の魅力は、穏やかな山容となんといってもブナの森の美しさだろう。
今回も鍋倉の優しい懐に包まれながら贅沢な時間を過ごすことができた。

パワフルな人がいた黒姫山

By , 2019年2月9日 8:58 AM

この日、黒姫山に行く山スキーの中に頑張る人たちがいた。リフトの運行待ちをしている山スキーヤ―達。20分以上運行が遅れる知った3人組はリフトを待たずにゲレンデを登り出した。私達は20分では登れないだろうと思っていたが3人組はどんどん登って行き、20分後私達がリフトトップに着いたのとほぼ同時に到着し、その速さに皆、拍手喝采であった。
もう一人すごい人がいて朝5:00から下からひとりで登って来た人だ。リフトを使わずに6時間近くかけて登ったことに頭が下がります。私達はラッセルもせずトレースを使わせてもらい楽しちゃいました。

黒姫山東斜面の上部は腰まで埋まるパウダー滑り、下でも膝までのパウダー滑りと今年も楽しませてくれました。2019.1.27

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