2019-03-23  妙高山外輪山~前山滝沢尾根への山スキー

By , 2019年4月11日 11:17 PM

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三田原がある妙高山の外輪山が山スキーツアーの始まりになる。稜線からカルデラに滑り降りて東に向かって前山滝沢尾根に取り付いて、赤倉観光スキー場に滑り込む計画だ。外輪山に着くと空は曇って、少しガスがあるようだがカルデラ内を覗くとガスは無く、行く方向にある大谷ヒュッテが見え視界がいい。午後は晴れる予報であるので行動に問題はないだろう。

外輪山斜面に入って、降りることが出来る斜面を捜しながら移動する。樹林が少なくオープンバーン状の斜面を見つける。ただし、斜面は固い面の上に雪が積もっている状態でちょっと怪しい。1名ずつ滑り、対面の斜面の上がったところで集合することを伝えてから滑り出した。予想通り固い面があり、つるっとした感触でスキーがよく走る。気温が低かったおかげで雪を流すことなく滑り終えた。振り返れば、結構高い所に人がいる。高低差100m程を一息に滑り降りたようだ。順番に滑ってくるのを見ると途中、固い斜面に足を取られバランスを崩すなど難しい斜面であったようだが滑りごたえのある1本であった。降りた場所は内輪山と外輪山に囲まれたカルデラの中、スケールの大きい風景が広がっていた。しかも冬しか来られない場所だ。

 

カルデラ内に滑って行く

カルデラ内に滑って行く



我々は妙高山側の2100mの斜面に集合していた。この高さで東に進めば、光善寺池の近くの登山道がある天狗堂に着ける。斜面のうねり、立ち木をよけながら上へ下へとラインを変えながらトラバースする。硫黄臭のする南地獄谷の横を通りすぎたところでガスのなかに入ってしまう。視界の悪い中、平な尾根状の地形を見つけた。妙高山への登山道と燕温泉の登山道の合流する天狗堂だ。天狗堂から先は急な谷を下って行くように見え、ガスで見通しが悪いことも手伝って、行く方向が違うと勘違いし違う方向に進もうとしたが、よくよく確認すると谷を横切るように進むのが正解と分かったのでひとまず休憩を取る。
一息ついてからガスの中を移動を始める。樹が密になり、枝から落ちた雪が塊になったアイスブロックをよけ、急な斜面を横切りながらすすむと平らな広い場所に出た。地図、GPSでチェックすると滝沢尾根に乗ったことを確認する。周りをみると消えそうなトレースを見つけ、ひとが通ったことを教えてくれる。ここまでひとの気配を感じ無かったのでトレースを見つけたときはホッとした。

滝沢尾根の標高1750mあたりに出たようでブナ林の穏やかな斜面が広がっている。雪は10~15センチ程の新雪が積もっている。気温が低いので雪は軽くパウダー状態。ガスで見通しが悪いが行くべき方向が分かっているので楽しく滑る。標高1000mで尾根の端に着いたら滑りは終わる。沢に降りて対岸の道に登れば、スキー場はすぐそこだ。

快適に滝沢尾根を滑った

快適に滝沢尾根を滑った



 

 

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