丹沢 勘七の沢 0731

By , 2016年8月15日 7:21 PM

P7310145 (2)初級の沢で紹介されている丹沢の勘七の沢にはF1~F5までの滝があり、これらは落ちたら大変なケガをするだろうなと思わせる滝であるが残置ハーケン、分かり易いホールドがあるので初級の沢なのだろう。それでも登って行く中でドタバタで緊張したのがF4の10mの滝だった。
F4はまず手前の2m滝を登った後に土付きの急な斜面に取り付く。F4に取り付くには凹凸がなさそうな一枚岩の斜面をトラバースするルートになっいて滑ったら3~4m下まで落ちるのでビビりが入る。トラバース後は立ち気味の岩壁を登るのだがホールドが少なそうに見え登れるのか不安になった。巻き道を捜しに急斜面を登るが見つからない。ルートには残置が数か所あるので通過できるだろうとロープを出す。私達は太さ4センチぐらいの立ち木でセルフビレイを取って斜面に立っているのでロープ出すのも一苦労。ザックから出し、落とさないように絡まったロープほどいて準備が出来た。一枚岩のトラバースラインに入ると斜度ではあるが使える凹凸あって滑ることなく通過出来た。途中、ランニングビレイを2か所取ってF4下の棚に着いたところで一息つたと思ったら、ビレイをしているMさんが絡んだロープを直すため止まれと指示があり、10分ほど足場の悪い場所で待ことになる。ロープの絡まりが直り、登り始める。思っていた以上にホールドがたくさんあり、楽に登れ気持に余裕が出てきた。5mほど上がり右のリッジに入り両側の壁を使い登っていくが最後のところはホールドが少なく慎重に登り滝の上に出た。F4を見たときは岩のホールドが無い様に見えて、ビビりが入ったが上がったときは思わずガッツポーズしてしまった。
その後、小雨が降り出したので後のF5,12mの滝は巻いて、大倉尾根に詰めあがり勘七の沢の遡行は終わった。初級でも滝登りはドキドキするなあ。

 

 

 

Leave a Reply

post date*

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)